Dr.喜作のブログ

2017年10月 の記事一覧

  • 10月31日 長いこと続いた歯医者さん通いが やっと終了しました

    今回何時ものかかりつけの歯医者さんに 通い始めたのは確か六月ごろでした。右の上の糸切り歯が虫歯になってかなりもろくなっていたのが ある朝気づいたら ごそっと欠け落ちていたので 慌てて奥様にに予約を取ってもらって 駆け込んだのはまだ六月の蒸し暑い梅雨の時期の真っ最中だったように思います。やっぱり歯医者さんは恐ろしいので 自分では予約が取れなくて いつも奥様に電話で予約を取ってもらいます。
    最初にかかった糸切り歯は 神経にまで完全に虫歯が進行していましたから 神経を死滅させるしかなくて 早速薬を注入されました。その歯の神経は もともと死にかけていたのかもしれませんが 割と簡単に死に絶えてくれました。その歯は原形をとどめない状態でしたから型取りをして 元の歯の形に復元する為のかぶせ物を作ってもらって 治療を終了しました。週一で通って 五回目には一本目の歯の治療は無事に終わりました。その歯の治療はもともと死にかけていた歯を 復元するだけでしたから 割と簡単に終了しました。
    これまでは 歯医者さん通いしていても一本目の歯の治療が終われば それで終りだったのに 今回は 他にやはり 右の上の奥歯が何となくしくしくするので 念のためチェックしてもらうとやはり虫歯が見つかってしまいました。他にも数本の小さな虫歯が見つかってしまいました。
    今回の虫歯は 中途半端な程度だったので ある意味一番厄介な時間のかかる虫歯だったみたいです。初めは 何とか神経を生かしたまま治療できないかと試みましたが 上手く行かなかったみたいで結局は神経を処分されてしまう事になりました。所が今度は その神経自体の結構息活きが良かったみたいで お陀仏してくれるまでに凄く時間がかかりました。その作業だけで二月近くもかかってしまったことが 今回の数か月に及ぶ治療の原因だったのかもしれません。徐々に神経を弱らせていきながら 少しずつ歯を削ってかぶせ物をしやすい形に整形していったみたいです。ようやくその歯の神経が完全に息絶えてくれてから また型取りをして新しいかぶせ物を作ってもらいはめてもらいました。更には小さな虫歯が他にも見つかっていましたので その後治療を重ねてやっと本日すべての歯の治療が終了しました。
    私は還暦になった現在 小学生の時に前歯をへし折って ブリッジで義歯を入れていますが それ以外はいわゆる部分入れ歯などありません。数年前の顎骨嚢胞の手術で 左の下の奥の歯が親知らずを含めて二本無くなっていますが それほど不便は感じていません。虫歯の治療の段階で 今回の様に神経を殺してしまったいわゆる死んだ歯は 数本ありますが 六十歳としては まあまあ自分の歯が残っている方かもしれません。部分入れ歯を使用している友人から聞いた話では かなり違和感が強くて 固いものを噛み砕くことは出来ないのだそうで 相当不便な代物みたいです。出来たら死ぬまでお世話にならないように 残っている歯を大切にしたいと 思います。
    これまでの歯医者さん通いでは 大抵痛くてしょうがなくて 仕方なしに歯医者さんに通い始めます。しかし実際の治療は 少しでもその作業で痛みを訴えると 直ぐに麻酔をかけての治療になります。勿論麻酔をかけるのにちくりとする痛みはありますが それは大したことがないので 現実に治療してもらう段階での痛みは 殆ど感じないで終われます。ですから 歯医者さんを闇雲に怖がらずに 少しでも違和感を感じたら なるべく早めに歯医者さんに診てもらうべきだと 何時も治療が終わった時には思います。
    自分の本来の歯が沢山残っていれば 相対的に長生きできると言う事は昔からよく言われています。私の場合 心臓に一つ爆弾を抱えていますから 尚更他に早死にしそうな要因を加えたくないので くれぐれもこれから 歯磨きに勤しんで 虫歯を未然に防ぎ 歯周病も予防にも努めようと考えます。

  • 10月30日 1821年の本日 ドストエフスキーが誕生しました

    200年近く昔に ロシアで生まれた ロシア文学を代表する作家さんの一人だと思います。私はクラシック音楽でも チャイコフスキーやラフマニノフのロシアの広大な大地を感じさせてくれる 壮大で結構華やかなメロディーの作品は 大好きです。文豪たちの作品も やはりスケールが大きい長編の作品に優れた有名な小説が多いように思います。以前にもこのブログで書いたことがありますが トルストイの「戦争と平和」は 何度も読破しようとチャレンジしましたが 挫折を繰り返しました。けっきょく還暦を迎えた現在も 最後まで読み切ったことはありません。映画化された作品を見たことはありますから 一応ストーリーは最後まで知っていますが トルストイがこの作品で 訴えたかったことが何なのか理解できてはいないように思います。
    ドストエフスキーの作品でも有名な作品にチャレンジしたことはあります。彼の五大長編小説の中では 比較的分かり易くて読みやすいと言われていた「罪と罰」です。お気楽で無責任な解説者は この作品をもとにして 日本の漫画「デスノート」が出来上がった等と言っている人もありますが 果たしてそうでしょうか。初めてこの作品にチャレンジしたのは とにかく難しそうな大作に挑んでみたかった年頃の高校生の時でした。先に「戦争と平和」にチャレンジして 叩きのめされた少しあとの時期だったと思います。「戦争と平和」は 私としては耳慣れないロシア人の名前に違和感を感じてしまって その上登場人物の数が多いので 人物関係がよく理解できないので ストーリーが上手く整理されて頭に入って来ないために すんなりと読み進められませんでした。
    「罪と罰」の場合は 登場人物や人間関係は それほどややこしさを感じませんでしたが 主人公の内面を深く掘り下げた描写が多いので 人間について というよりも自分についてでさえ あまり深く踏み込んで考えた事の無い年頃でしたから 理解しづらい内容だったと思います。私としては 罪を犯した者が罰を受けるのは 当然だ 等と言う勧善懲悪的な単純なストーリーを想像して 気楽な気分で読み始めましたので 当然の様に叩きのめされて 挫折してしまいました。やはりロシアの日本とは比べ物にならないくらいの広大な大地に生まれ育った人が書いた小説は 簡単に奥が見えない 深くて長大な内容を持っていたのかもしれません。
    クラシックの作品の場合 チャイコフスキーの交響曲でも三~四十分の大作が多いのですが 心地よいメロディーに身を任せていれば 自然と最後の盛り上がりまで連れて行ってくれますが 小説の場合は自力で読み解いて 理解しながら 進んでいかねばなりませんので 結末に到達するのが 難しいのかもしれません。クラシック音楽でも ブルックナーの交響曲は 凄く素晴らしい作品ばかりだとは思いますが やはりそのスケールが大きすぎて 身を任せて耳を傾けるだけなのに 正直しんどい事があります。少なくとも 体調が万全で 気持ちも充実している時でないと その作品の魅力を堪能して 十分に感動できる自信がありません。
    そんな訳で 私はトルストイといいドストエフスキーといい とても魅力を感じている作家さんなのですが その作品をきちんと読み切って その魅力を堪能できたことがありません。作品のスケール的には 司馬遼太郎の「竜馬がゆく」とか中国の歴史書「三国志」等の方が 文字数から見れば 負けていないのかもしれませんし これらの作品は何度も繰り返し読み通しました。やはり日本や中国と言う理解しやすい舞台のストーリーだからかもしれません。
    ドストエフスキーが亡くなったのが 現在の私と同じ六十歳です。私と比較することも失礼にあたるのでしょうが 六十年間の生涯で 死後百数十年経っても 輝き続ける作品を数多く残された作家さんに尊敬の念を強く抱きます。

  • 10月29日 今月は 土日のお天気が悪い日ばかり続いています

    十月は秋の行楽シーズン真っ盛りのはずですが 土日は度重なる台風の影響や秋雨前線の予想以上の頑張りで しっかりした雨降りのお天気ばかりのような気がします。まあ病院としては 雨がしっかりと降っていると 晴れた日よりも患者さんが少ないような気がしますが 病気やケガとお天気は無関係なので それほどお天気の影響はないのかもしれません。しかし時期としては 紅葉が美しい時期 紅葉狩りに最適な季節ですから 観光客相手のお店では 雨降りお天気の影響は 私が想像している以上に大きいのかもしれません。何しろ紅葉見物ですから 屋外を歩き回ることが必須う条件です。
    紅葉は 桜の見頃の時期よりは長持ちしてくれるのかもしれませんが 紅葉とは緑の葉っぱが気温と日照時間の変化により化学反応を起こして たまたま鮮やかな色に変化して 枯葉になる前の準備運動を始めているわけです。時期が来れば枯葉になって散ってしまう植物の変化の導入部分にさしかかっているわけで 枯木の山へのカウントダウンが始まっているようなものです。紅葉見物に雨降りが どれだけ観光客数を減少させるか 見当がつきませんが かなり大きなダメージになりそうに思います。まあ元々 紅葉と言う人を集める材料自体が 自然の産物ですから その紅葉を見物に来る人たち相手に稼ごうというお仕事ですので雨と言う自然の減少に邪魔されても 文句を言えないのかもしれません。
    自然相手のお仕事と言えば その代表が農業かもしれません。私の様に 横着な人間には 何か月もの間 手間暇惜しまずにかけて 農作物を育てて それを出荷して生計を立てるような地道なお仕事は 出来そうにありません。農作物を育てるのには その種や苗を購入して 肥料を施すのに 少なからぬ元手がかかるはずです。前年の収穫から 出来の良いものを種として残したり 苗を育てたりしたら 安上がりかもしれませんが 前年の売り上げが 幾らか減少するのでしょうから ただと言う訳にはいかないでしょうし 今どき肥料まで自分で作っておられる方もおられるのかもしれませんが 手間暇と購入費用を考えたら お金を出して買っておられる方の方が多いのではないでしょうか。
    自分たちの手間暇には お金はかからないのかもしれませんが数か月の生活費が 費用として算入して考えた方が適当なのかもしれません。そんな風にして それなりの費用と かなりしんどい手間暇をかけた作物を収穫して 買い取ってもらえた時に 初めて現金収入が得られる という地道なお仕事です。しかし最近の台風や長期間の大雨によって 河川が氾濫したりして 収穫目前の田畑が 全滅している映像をよく見かけます。農家の方たちにとって 手間暇かけて育て上げた作物は 我が子同然の存在かもしれません。旬の時期に収穫して 消費者に美味しく食べられて喜んでもらえれば 満足な気持ちになれるのかもしれません。勿論生活していくためと翌年農作業を繰り返すのに必要な収入が伴わなければ 農業経営を継続していくことは出来ないはずです。
    自然相手で いつその年の作物が全滅して 収入が消滅するかわからないので それなりの保険のようなシステムは確立されていると思いますが これだけ自然災害が頻発すると 保障する金額もかさんでくるでしょうから その保険料金も かなり高額に設定されているのかもしれません。いざと言う時の為とはいえ 農業自体がそれほど利益率の良い仕事ではないのでしょうから 保険料金の負担も農家の方を苦しめるような金額かもしれません。
    被害を受けた農家の方が テレビでインタビューを受けておられる映像を よく目にしますが 割と平然として受け答えしておられるように感じます。もし私がその立場に立ったら 何しろ人間が出来ていませんから 興味本位で くだらない質問をするなと インタビュアーに掴み掛っているかもしれません。実際に行動には出ないのでしょうが とても平然と受け答えなんかできそうにはありません。長い期間手間暇かけて ようやく完成に近づいた作品が 全く無駄になってしまい その上あてにしていた収入が消失してしまったのです。
    まあ自然は そんな厳しい一面も持っていますが 普段は手間暇かけてやれば立派に作物を育てれば 少なからぬ恵みを与えてくれるわけですから 普段から感謝の気持ちを持って働いておられれば たまにそんな自然の裏切りに遭遇しても 冷静に受け止められるのかもしれません。私も老後は 庭でトマトや茄子などの比較的簡単そうな野菜の家庭菜園位はやってみようと思っています。果樹は農業の中でも特に難しいと言われていますが 奥様の好物のブドウの木を一本だけでも育てて 奥様にブドウ三昧の生活を送らせてあげたいとも考えています。現在の生活に自然との触れ合いが全然感じられませんので 今よりも自然と濃密に触れ合える生活に憧れております。
    最後になりましたが 紅葉見物の観光客相手のお仕事をなさっておられる方々は やはり晴天に恵まれた年よりは 売り上げが減少しているのかもしれませんので 心よりお見舞い申し上げます。

  • 10月28日 昨日プロ野球のドラフト会議が行われていたみたいです

    昨日のブログにも書きましたが プロ野球にも全然興味がないので 日本シリーズが何時から始まるのかとかドラフト会議の日程すらよく知りませんでした。一位指名が七球団で競合した清宮君という選手が 日本ハムに指名されたのだそうです。ここの所ずっと その年の目玉と言われていた選手の殆どが パリーグの球団に指名されて入団しているように思います。昔から人気のセリーグ 実力のパリーグと言われていましたが これだけ能力の高い選手がパリーグに集中しては 実力の差がどんどん大きくなってきているように思います。
    ここ十年間の日本シリーズの結果もパリーグが七度も日本一に輝いています。交流戦の成績も 上位にずらっとパリーグの球団が並んでしまいます。昔ドラフトのなかった時代には 巨人が金にあかせて優秀な選手を根こそぎ掻き集めていましたから 巨人が圧倒的に強くて 何度も何度も日本一になっていましたが それではプロ野球全体の事を考えればよろしくない と言う事で ドラフト制度が始まりました。私は巨人が 自民党と同じくらいに大嫌いですから 戦力が均衡していくことを目指したドラフト制度には 大賛成です。
    細かい制度の変更は色々あったみたいで 逆指名なんていうドラフトの目的を根底から覆すような条件が付いた時期もしばらくありましたが 一位指名選手だけ入札して後はウェーバー順の現在の制度が 一番公平に戦力を振り分けられる とても良い制度に落ち着いているように思います。ただこれだけその年の目玉になる選手 所謂一番能力が高い選手の大部分が パリーグに入団し続けているのは 一寸困りもののような気もします。でももちろんくじ自体は 極めて公平 そして公正に行われているはずですから 結果に偏りがあっても致し方の無い事かもしれません。
    プロ野球を目指す選手たちも勿論人間ですから それまでに応援してきたチームや 尊敬する選手 監督コーチ等のいる球団に入りたい気持ちがあるでしょうし チームカラーや戦法などを含めて嫌いな球団即ち入団したくない球団があるはずです。入団するチームによって ひょっとしたらその選手の一生を左右するかもしれない選択を くじ引きで決めてしまう事が良い事なのか 悪い事なのかは 昔からよく議論されてきたことだと思います。日本のプロ野球に就職するのだから どのチームに入団するかは どんな部署に配属されるかみたいなもので そこには本人の意思は反映されないのだから仕方がない という意見もあります。ただ 選手の育成の上手い球団 施設が充実した球団 給料を簡単に上げてくれる球団など チームによってその後の待遇や環境は千差万別の様ですから 一般の企業に就職しても配属先を選べない 等と単純に決めつけるのは 可哀想な気がします。
    選手によっては 十二球団何処でもOKの人もいるでしょうが 嫌いな球団 どうしても行きたくない球団があることは 人間としては当然の感情ですから せめて指名してほしくない球団を幾つか事前に明らかにしておけるような制度をあってもいいのではないかと思います。指名拒否の球団が多いと 勿論プロ野球ファンの好感度は下がるのかもしれませんが 自分の一生がかかっている事ですから きれいごとばかりを言ってはいられないでしょう。 
    インターネットで指名出来た選手によって 球団ごとに会議の結果の出来不出来を採点されているサイトを幾つか見てみました。取り敢えず目玉の清宮君が指名できた日ハムは 万々歳でしょう。スーパースター大谷君が抜けた後の救世主となってくれればいいと思います。ここ数年出来過ぎた指名をしていたソフトバンクが くじ引きで連敗を重ねて 一位指名で 三順目ぐらいでも取れそうな選手を指名してしまったと 評価されていました。確かに指名された選手の名前は聞いたことがありませんが この選手には意地でも頑張ってそんな評価を跳ね返してほしいと思います。中日はどうしてもキャッチャーが欲しかったのかもしれませんが 一位指名されそうな選手を二人も指名できましたから 取り敢えずは成功と言えそうです。巨人は 上位でキャッチャーを二人も指名していましたが その意図が全く不明だと言われていました。巨人が失敗してくれたのなら 取り敢えずは私にとっては喜ばしい事です。阪神はそこそこバランスよく指名できたみたいですが 上手く育てられるのかどうか心配です。阪神も巨人についでの人気球団なので FAで簡単に戦力補強をしてしまう傾向があるように思います。せっかくチーム内で努力している選手がいるはずなのに そんな選手の頑張りを無駄にしてしまうようなチーム方針は改めて 地道にヒロシマの様に選手を育てて強いチームになってほしいものです。
    色々かきましたが 基本的にあまりプロ野球に興味がないので 口から出まかせの適当な意見ばかりです。でも夢を持ってプロ野球に進む若者たちが それぞれに活躍して成功してほしいとは 本音で思っていますので 頑張ってほしいです。

  • 10月27日 私の好きだったスポーツについて

    私は最近 スポーツに対する関心が殆どありません。以前はプロ野球が大好きで 熱狂的なドラゴンズファンを五十年近く続けていました。しかし落合監督を解任した時に球団自体が嫌いになり 同時にプロ野球に対する関心が一気になくなってしまいました。高校野球もかなり熱狂的にファンだった時代がありました。強豪校の多い地方の予選から 情報をかき集めて トトカルチョの組み合わせを任されたりしていました。昔は今の様にネットで簡単に遠方の予選結果などの情報が集められませんでしたから かなり苦労しながらも 注目校や活躍しそうな選手をピックアップして 予想が的中した時には 誰に褒められるわけでもないのに 一人で喜んでいた時期もありましたが 最近は甲子園での本大会がいつ始まっていつ終わったのかさえよく知りません。
    野球と並んで 熱狂してみていたのが 一つ目の大学時代はラグビーでした。当時は 対抗戦グループの早稲田 明治 慶応にうまい選手が集中してしまい 関西の大学が全く歯が立たず 歯がゆい思いをしていました。東京の大学はあまり熱心に応援する気にはなりませんでしたが 早稲田の華麗なプレーや 明治の力づくの突進 よりも慶応の泥臭いラグビーが 一番好感が持てたので タイガージャージを応援していました。
    その後同志社に平尾や大林が進んで黄金時代となり 大学選手権で三連覇した時には それこそ熱狂してみていました。一月十五日の成人の日に毎年行われていた日本選手権で 新日鉄釜石の黄金時代とかち合ってしまい 一度も日本一の座には就けなかったものの 関西ラグビーファンとしては 大いに溜飲の下がった時代でした。その後大阪体育大とか京都産業大とかが台頭してきましたが 早稲田明治の壁が厚くて悔しい思いをした時代が続いているうちに 私の中でのラグビー熱が 完全に去ってしまい 現在では殆ど興味がありません。
    その次に興味が湧いたのが アメリカンフットボールでした。このスポーツは 一見ルールがややこしそうですし ポジションの名称も凄く沢山あるので とっつきが悪そうですが 実は四回の攻撃で十ヤード以上前進することを目指すという 非常にシンプルなスポーツです。フォーメーションも結構な数がありますし 攻撃形態によってポジションの名称が異なりますので 最初は覚えることが結構多いのですが ある程度見慣れてくると チームがその攻撃でどういう事を目指しているのか見当がついてくるようになり 非常に面白くて 興奮してしまいます。
    大学の日本一を決める甲子園ボウルが毎年十二月に行われていますが 関西では敵なしの関学が関東の王者日大に全く歯が立たす 惨めな連覇を許していました。所が何時の間にか国立大学の京都大学が凄く強くなって 関学を破り甲子園ボウルに出場するようになりました。その頃には 日大が圧倒的に強い時代は終わって 関東が勝つか関西が勝つか予想が難しい時代になりました。京大が強くなったのは ある程度の数京大に合格する高校に 進学が決まる前から 運動能力の高い生徒をスカウトに来るようになっていたからかも知れません。私の高校も当時は京大に三十人前後合格していましたので サッカー部や柔道部の部員たちが声をかけられていたのだそうです。
    天下の京大ですから 凄い秀才しか勿論進学できませんが その中で運動能力の高い学生を青田刈りして アメフト部にかき集めた結果 大学日本一に何度も輝くような強豪校になりました。その後わが母校立命館が台頭して 関学 京大 立命館 の三強時代がしばらく続きました。天才QB東野のいた時代の立命館は 本当に強くて 見ていて安心できるゲーム運びでした。当時の立命館のディフェンスは本当に能力の高い選手がそろっていました。
    アメリカンフットボールで一番注目を集めるポジションはもちろんQBですし ロングパスをキャッチするワイドレシーバーや 華麗に駆け抜けるランニングバックも 華やかなポジションで人気があります。ただクウォーターバック ワイドレシーバー ランニングバックなどは決められた攻撃フォーメーションに従って 動けばいいので それほど瞬間的な判断力などは求められません。QBはあらかじめ決められたレシーバーやバックスにバールをバスすればいいだけだし レシーバーは決められた地点に走り込んで 投げられたボールをキャッチすればいいし ランニングバックもオフェンスラインが開けてくれた穴をついて駆け抜ければいいだけなのです。
    チームを預かるコーチたちが 集まった選手のうちで 一番すぐれた判断力を持ち 俊敏に行動できる 最も能力の高い選手と判断したものを配置するのがディフェンスバックなのです。相手の攻撃パターンを瞬時に判断して 素早く的確に対応しなければなりませんから 一番難しくて でもある意味一番やりがいのあるポジションかもしれません。強かった時代の立命館には 本当に優れたディフェンスバックが揃っていましたから 相手の攻撃パターンを素早く読み取って 殆ど仕事をさせませんでした。その為に 東野というひょっとした日本で歴代一番能力のあったQBが 攻撃に専念できたので その頃の立命館は本当に安定したゲーム運びが出来ていたように思います。
    そんな訳で 私が凄くはまったスポーツを振り返ってみましたが 現在の所 スポーツ全般にあまり興味が湧いてきません。年をとったからかもしれませんが だとしたらアイドルが未だに大好きなのはなぜなのでしょう。人間何かしら夢中になれるものがあることは 元気に生きるためにも必要不可欠だと思います。まあ現在の所 ナーちゃんに夢中なだけで精一杯なので 当分はアイドル好き一本で頑張っていこうと思います。

  • 10月26日 1991年の本日にリサイクル法が出来たのだそうです

    限りある資源を有効に活用するための法律であろうと大まかに解釈していましたが 一口にリサイクル法と言っても対象とする製品によって家電(エアコン・洗濯機・冷蔵庫・テレビなど)小型家電(携帯電話・デジタルカメラなど)建設用材(コンクリートや木材)食品(食品を包装しているゴミなど)自動車(自動車の解体時に部品など)パソコン等に細かく分かれて 制定されているみたいです。出来た当初は 当然話題にもなりましたし 特に電化製品を販売する際には リサイクル料金をポイントで還元するような販売の仕方が大流行でしたが 最近はそんな話は全然耳にしません。
    パソコンや自動車の場合は 販売価格にリサイクル料金が組み込まれているので それほど問題は起こらなかったみたいですが エアコンやテレビ といったいわゆる一般家電の場合は 廃止する際にリサイクル券を購入しなければならない後払い方式なので 不法に投棄されたりすることが増えてしまったのだそうです。つまりこの法律が出来てしまったがために 本来なら電化製品は新しく買い替えた時に電器屋さんが無料で引き取ってくれていたので そこから再資源としてある程度有効活用されていたはずのものが 不法に投棄されることによって かえってリサイクルが順調に進まなくなってしまっているのかもしれません。
    こんな法律も恐らく 形式を整える事しか考えていない愚かな役人が 自分たちの偏った尺度で 物事を判断して法律を作ってしまったがために かえってリサイクルがうまく回っていかなくなってしまうつまらない法律だと思います。解決するには パソコンなどと同様に販売価格にリサイクル料金を組み込んでしまえば済む事かもしれませんが 価格競争の激しい商品の場合 なかなか難しいのかもしれません。世の中には役人たちが 自分たちの価値基準で 正しいと判断してしまい 現実には反って物事を悪い方向に導いている法律が少なからずあるように思います。
    例えば このブログでは何度か書いていますが ハッピーマンデー法などがあるのではないでしょうか。祝日には そもそもの謂れがあって その謂れにちなんで祝日の期日が決められていたはずです。それを目の前の事しか考えていない役人が 日本人は働き過ぎだ等と言われていた時代がありましたから 少しでも連休を多く作ったら 旅行に出かけたりして消費が伸びるのではないか 等と安易に考えて 日本に古来から伝わる伝統を軽んじて 祝日の期日を流動的にしてしまったのです。本来祝日となった原因とは縁もゆかりもない日が祝日だと決められても 国民はその日が一体何の祝日であったかさえ 殆ど興味をなくしてしまって 単純に仕事が休みの日としか考えなくなってしまっているように思います。
    公職選挙法についても 決められていることに不備があるのかどうかは分りませんが 毎回選挙での投票率の低さが問題視されています。国の行く末を決める総選挙でさえ 殆ど六十パーセントを超えることはありません。つまり国民の三分の一以上の意思が反映されていない選挙結果なのです。投票率を上げるのには簡単な方法があります。投票したかしなかったかは 国にきちんと記録が残りますから 全ての選挙できちんと投票した人は ほんのわずかでも国に支払う税金を安く設定します。逆に投票を棄権した人からは いくらかでも増税することに決めてしまえば 誰だって税金を高く払いたくはありませんから 恐らく投票率は簡単に九十パーセントを超えるのではないでしょうか。投票率を高くすることは どちらかと言えば与党側に有利に働く場合が多いようですから その気になれば簡単に決められることのように思いますが 如何でしょうか。
    私の仕事に直接かかわる法律でいえば 狂犬病予防法なども 改善の余地があるように思います。生後三か月以上の犬を飼育する飼い主には 年に一回狂犬病のワクチンを注射することが義務付けられています。所が この義務を果たさなくても なんの罰則もないのです。狂犬病という病気は 確かに日本が島国であることによる地形的なメリットなどもあり ここ数十年は全く発生していない 過去の病気の様に思われている節があります。しかし世界的に見れば 狂犬病の発生していないのは ほんのわずかの地域に過ぎず 毎年何万人もの人が 数千年前からずっと命を落とし続けている非常に恐ろしい病気なのです。
    日本でも戦前までは狂犬病はごく当たり前に発生していましたが ワクチンが徹底されて 野犬の処分なども順調に進んだので 日本はたまたま狂犬病清浄国になれたのです。所が現在は 飼い犬の恐らく半数が狂犬病のワクチンを接種していないように思います。飼い主さんが 狂犬病は過去の病気だから とか この子は散歩などで一切外出しないから 等と勝手に理由をつけてワクチンを接種しない方が非常に多いように思います。
    法律で接種が義務ぢけられているにもかかわらず接種しなくても何の罰則も定められていないので 私たちの立場としては もしも他の犬や他人様とトラブルが発生した時に 狂犬病のワクチンを接種しているかいないかで 全然立場が異なりますから 病気の予防と言うよりも 何かトラブルがあった時の保険といった意味合いでワクチン接種を勧めるのが精いっぱいです。これも何か罰則を決めてしまえば接種率は簡単に上がると思います。日本が戦後狂犬病清浄国になれたのは 当時の国民が国からのお達しに対して無条件に従う風潮があったからワクチン接種が徹底されたおかげだと思います。現状の様に半数以上の犬がワクチンを接種していない状態で もしその病気のウイルスの侵入を許したら あっと言う間に戦前のような狂犬病蔓延国になってしまいそうで心配です。
    新しい法律を作り出すことも 国会の重要な仕事かもしれませんが 現在施行されている法律について 何か不備な点 改善すべき点がないかなどを検討して 出来るものから一つずつでも改正することは 絶対多数の議席数を持つアベチャンに望むことですが 何とか憲法改正をした首相として名前を残すことに必死なおぞましい政治家に 国民の生活に密接に結び付く重要な法律の改正等望んでも無理な話でしょうね。

  • 10月24日 久し振りに弁当を持って公園に遊びに行きました

    台風が来たりしてその前後も雨が続きましたので 久し振りにいいお天気で 暖かそうでしたから お弁当を慌てて作っていつもの京阪奈きねん公園に出かけてみました。十月ももう下旬ですから 外でお弁当を食べるのは 寒いだろうと予想して 水筒に熱湯を入れて カップうどんをその場で作り 暖かいものを頂きながらのお昼にしたら 多少は寒さをしのげるかもと 考えてわたし用にいつものサラダと奥様の為にカップうどんとおやつをいくらかみつくろって リュックサックに詰めて出かけました。
    普通だと 台風一過といいまして 台風通過直後は一転していいお天気になりそうなものですが 今回の一連のお天気は 秋雨前線の活動が活発で 台風が来る前からずっと雨のお天気が続いていて 通過した翌日もまた雨模様でした。雨が降り続きましたから どうしても気温も下がり気味で 肌寒い日日ばかりでした。久し振りのいいお天気に 何となく暖かそうな気配でしたので たまには青空の下でお弁当を食べようと 出かけてみることにしました。
    お昼十二時過ぎに午前中のお仕事が終わって 車でスタートしました。快調に進みましたので 約三十分位で 何時もの酒屋さんの駐車場に到着しました。公園にも駐車場がありますが 駐車料金が結構高いし 私たちの目的地から一番遠い位置にありますから 十五分以上歩く距離が長くなるので 高くつく上に時間もかかるので一度しか停めたことがありません。酒屋さんに停めさせて頂きますので 何時も豆菓子などのおやつを仕入れてから 公園に出かけます。お店の人たちも気づいているのでしょうが 極たまに来て 一応小学とはいえ買い物をしたお客さんが 正味二時間位駐車するだけなので 目をつぶってくれているのだと思います。
    公園内の水景園という有料スペースの奥にある池に張り出したベランダのような場所で いつもお弁当を食べます。高い橋を渡ってお弁当を食べるベランダに辿り着くのですが さえぎる物が無いので日当たり良好なのですが テクテク歩いていると思った以上に気温が高いみたいで 予想外に汗ばむぐらいの暖かさでした。ベランダに腰かけて早速カップうどんを作りました。といってもカップに水筒の熱湯を注ぐだけですが 予想外の暖かさに うどんの熱さが裏目に出てしまったように感じました。
    私がタッパーにつめたサラダを頂き 奥様が出来たてのカップうどんをすすって おやつをつまんでお昼ご飯を済ませました。その後ベランダの下の水面で餌をくれるのを待ち詫びている鯉たちの相手をしました。試供品のドライタイプのドッグフードと 賞味期限切れまじかで投げ売りしている食パンを冷凍庫に放り込んでおいて 朝から自然解凍したものを持ってきましたから それらをばらまきました。殆どが黒っぽい真鯉なのですが 一匹だけ白い鯉が混じっています。
    別にその子が特別に愛想を振りまいてくれるわけではありませんが かなり不器用な子みたいで 目の前に餌を投げてやっても なかなか上手に食べられず もたついているうちに他の鯉に横取りされることが多いのです。単にほかの鯉たちと色が違うので目立つだけなのですが その子がそんな遠慮がちで不器用な子なので ついついその子がいるところの近所に餌を投げてしまいます。病院にはいろんなメーカーから使い切れない位に大量に試供品が送られてきますので たまにこの公園に来た時に 鯉たちの臨時お食事会を開いてあげて 美味しそうに食べてもらっています。
    次に少し移動して やはり池に張り出した出島のようなベランダのわきの水たまりに行きました。そこはいつもうっそうと水草が茂っていて 赤く大きく成長したザリガニが結構な数見え隠れしているのです。春ごろには 水景園の入り口付近の無料で遊べるスペースにある小川に結構ザリガニがいましたので そこでザリガニ釣りを楽しんでいました。針金製のハンガーを解して長い棒を釣竿代わりにして その先に糸をくくりつけて糸の先にクリップを結びます。そのクリップに餌としてするめをセットした釣り道具で 釣りを楽しんでいました。所がその場所は 無料で遊べる場所なので ゴールデンウィークの前後水が暖かくなってからは 連日子供たちが網を持って荒らしまわりましたから 根こそぎ乱獲されてしまい ザリガニの影も形も見えなくなってしまいました。
    ただ有料スペースには子供たちが入ってきませんので 出島ベランダのわきの水たまりには 結構な数のザリガニが生息しているのが確認されていました。本日は久しぶりに大きく成長したザリガニを釣り上げて遊ぼうと釣竿を用意してきました。いざ釣ろうとして その水たまりの様子を見るとこれまでに見た時とは様子が一変していました。うっそうと茂っていた水草が殆ど残っていないのです。誰かにまとめて引っ込むかれたみたいに無残な残骸しか残っていません。その水草の陰に見え隠れしていたザリガニの姿も全く見えません。水たまりのふちの岩の隙間にザリガニが潜んでいないかと期待して釣り竿を垂れてみましたが 全く反応がありません。先日の台風の時に 恐らく水草が根こそぎ流されてしまって ザリガニも一緒に連れ去られてしまったのだと思います。
    久し振りにザリガニ釣りを楽しもうとワクワクしていましたが ガッカリしてしまいました。と同時にどっと疲れが出てきてしまったので 帰りは奥様に運転してもらって病院に戻りました。以前はこの公園がお気に入りになるまで 近所の高台にある展望台まで よくお弁当を持って出かけていました。最近は出かけていませんが 眺めのよい高台にありますから 当然風がビュンビュン吹き抜けますので
    恐らく今年はもう寒くて のんびりお弁当を食べるどころではないと思いますから 次に青空の下でお弁当を頂くのは 来年暖かくなってからの事になると思います。その展望台は 夏は逆に炎天下にさらされていて暑くてとても寛げないので 利用できる期間が結構短くて残念です。

  • 10月23日 総選挙は予想通りの自民党の大勝に終わりました

    このブログでは何度も何度も書いてきましたが 小選挙区と言う選挙制度は 二大政党が根付いている国でしか 国民の意思を正当に選挙の結果として反映してくれない制度なのです。アベチャンが国民を見事にだまくらかしたアベノミクスというかつては一世を風靡した経済政策がありました。私はこれも何度も何度もこのブログで書き続けていますが このアベノミクスこそが 諸悪の根源なのです。なのに愚かで素直な日本の国民は アベチャンを信じてついていけばきっと自分たち庶民の生活も楽になるはずだという 大嘘に騙されて バカの一つ覚えの様に自民党に投票して 絶対多数の議席数を自民党に与えてしまいました。
    所が アベノミクスと言う政策が 幾ら待っても待っても庶民の生活を楽にしてくれないことに さすがに気付き始めた国民たちでしたが 今回の総選挙で反自民党の気持ちを受け止めてくれる政党が残念ながら存在しなかったので 結局は馴染のある自民党 聞いたことのある名前の候補者に投票してしまったがために またまた自民党が大勝する残念な結果に終わってしまいました。アベチャンは 日本と言う国や 政治の事を考えて 今回の解散総選挙を実行したのではありません。
    この数年で アベチャンの取り組んだ政策で 国民にとってありがたかった結果が出たことが一つでもあったでしょうか。アベノミクスによって それまでの首相がやりたくても出来なかった円安への誘導は 確かに円安が実現しましたから、間違いなく結果として出ているのは事実です。ただ円安になったことを冷静になって考えたら 決して喜べることではないはずです。日本の通貨である円がドルやユーロと比較して その価値が低下してしまったことが円安なのです。つまり日本が所有している財産の価値がそれだけ目減りしてしまったのです。相対的に日本が所有していた財産が一割以上も消失してしまったことを意味するのですから 円安になったことを喜んでいる場合ではないのです。
    貿易の事だけを考えれば 日本は加工貿易で製品を輸出して儲けているわけですから 輸出という面だけを考えれば 円安になると海外での販売価格が下がりますから 価格競争で有利になって 輸出しやすくなるのは間違いありません。但しその事により恩恵を受けるのは 一部の輸出関係の会社だけです。勿論車などの輸出が伸びれば その部品を作っていく工場なども 多少はその恩恵にあずかるでしょうが 一般の国民の生活にその恩恵が反映されることは大してありませんでした。
    輸出関係の会社は 売り上げが伸びた分 勿論利益は増大しましたが その利益を会社の財産として貯め込んでしまいましたから 社員の給料がそれほど増えなかったのです。おまけに日本は食料のかなりの部分を輸入に頼っています。食糧自給率については いくつかの見方があって お役所が発表するカロリーベースを基準にすると40パーセントで 先進国の中では最低であり 将来的に深刻な問題を抱えているのだそうです。一方生産額をベースにすると 同じ自給率の数字が67パーセントに跳ね上がるのだそうです。農業生産額だけで比較すると 日本は世界で第五位にあたり 見方によれば農業大国と言ってもいいのかもしれませんが どうもこのあたりの数字は 全然実感を伴わないので 信憑性に欠ける話だと思います。
    いずれにしても国民が口にしている食糧の半分ぐらいが輸入されているのは間違いなさそうです。円安が進行すると 当然ですが 輸入品の価格は上がりますから 直接国民の毎日の生活を圧迫していきますから アベチャンのやった円安にシフトする政策は 国民の毎日の生活を 確実に苦しめることになっているのです。つまりアベノミクスによっていずれは給料が上がるので生活が楽になると騙され続けていましたが 全然楽になるどころか 間違いなく苦しくなっているのです。
    冷静になって ここ数年の公と関わるお金のやり取りを思い出してみましょう。色んな手数料を含めた料金が 少しずつですが確実に上がっていることに気付く筈です。私が実感するのは国民健康保険料や年金の支払額が増加しています。所が父親が受け取っている年金支給額は確実に減少しています。取られるものが高くなり 受け取れるお金が安くなっている と言う事は確実に国民の生活が苦しくなっているのです。その全ての根源にあるのがアベノミクスなのです。
    総選挙で自民党が圧勝しそうであるという予想が ほぼ疑いようがなくなってから連日株価が上昇しているみたいです。現実に自民党が大勝しましたから 株価の上昇は当分続きそうに思います。アベチャンの閣僚は この株価の高騰こそが アベノミクスの成果だ 等とほざいていますが 何日か株価が上昇したことが 国民の生活にいったいどれだけの恩恵をもたらしてくれるのでしょうか。今回の選挙で自民党が大勝してしまったのは 一重に小池さんの度重なる失言によるものだと思います。
    小池さんのグループが大勝した都議選の頃には 自民党の議員のスキャンダルや 失言が連日マスコミを賑わしていましたが 今回は驕り高ぶってしまった小池さんの大失態のおかげで せっかく自民党に見切りをつけようとした国民の受け皿が無くなってしまいました。確かに予定していた時期よりも随分と早くに総選挙が行われることになってしまい かなり焦っていたのかもしれませんが せっかく前原さんが 恥も外聞もなく小池さんに尻尾を振る姿勢を見せたのですから 民進党系の候補者を全てウェルカムで受け入れていれば 希望の党の当選者は数倍に膨れ上がっていたはずです。
    さすがに過半数には届かなくても アベチャンの責任問題になり 新総裁が選出されて少なくとも安倍政権が続行する事等なかったはずだったように私は思います。小池さんは 小選挙区制度での戦い方をもう少し勉強して とにかく自民党への批判票を全て貰い受けるような 選挙活動をしなければならなかったのです。はっきり言って民進党からこそこそと希望の党に鞍替えする候補者たちに 一般の国民は 選挙に当選する為だけの浅ましい行動 と感じてはいました。しかし自民党を批判する気持ちの受け皿となる政党が一つに絞られていれば ずっと自民党自体への投票は少なくなっていたろうと思われます。
    所が 民進党からの有り難い申し出に対して 驕り高ぶった小池さんが 排除する なんていう信じられない発言をしてしまったために もともと小池さんとはそりの合わなかった民進党議員たちが 反旗を翻してしまったのです。日本人は 潔しをして尊ぶ気質がありますから とにかく選挙で当選したくて 小池さんに尻尾を振った候補者よりも 潔く自分たちの信念を貫いているようで 随分カッコよく見えた立憲民主党の候補者たちに 沢山投票してしまいました。
    ただつけ刃での選挙運動では 長年地盤を固めている自民党候補者の得票数には及ばなくて結局は自民党議員が選出されてしまいました。希望の党の候補者と立憲民主党の候補者の得票数を加算すると自民党の候補者よりもずっと多いのに つまり選挙民としては自民党を批判したい気持ちの人の方が多いのにも拘らず 結果的には自民党の候補者が当選してしまっている選挙区がかなりの数あったように思います。兎に角小選挙区制度では その選挙区で一番たくさん得票した人の勝ちで 批判票が割れてしまえば 結局は第一党の当選者の数が増大するだけなのです。
    この後心配なのは アベチャンが選挙前に困っていた 森友、加計学園問題についても 禊が終わったと開き直ってしまい 野党もその追求の勢いがしぼんでしまわないかと言う事です。もともとこの学園問題にしても アベチャンの驕り高ぶりから発生した問題だと思います。憲法改正問題なども結局は絶対多数の議席数を抱えているにもかかわらず 全く前進していませんでした。今回の大勝で諦めかけていたアベチャンが やる気を取り戻してまた頑張り出すのではないかと 心配です。
    正直な気持ち 私は憲法を改正することについては 賛成です。憲法を改正するのにもうけられたハードルがあまりに高すぎますから 適正な高さにまでハードルを下げることは 終戦直後とは日本の立場も変わってきているわけですから 戦勝国の都合だけを考えて押し付けられた現在の憲法を後生大事に守り続ける事には 大いに疑問があります。まあアベチャンの学園問題なんて 憲法改正問題と比べれば 大事の前の小事ですから どうでもいい事なのかもしれませんが せっかく大嫌いなアベチャンが ぎゃふんと言わされることを楽しみにしていましたから 残念です。でも これからまた四年間は議員さんの任期が続いてしまう訳ですから 腰を据えてじっくりと憲法改正に取り組んでもらいたいものです。

  • 10月22日 アカデタマリンが来院しました

    最近 小型のサルをペットとして飼う方が増えているみたいです。以前はマーモセットの類を 何度か診察したことがあります。アカデタマリンという種類のお猿さんは その名前自体が初めて耳にする種類でしたが ネットで情報を慌てて仕入れると 最近人気が出てきているみたいです。オナガザル科に属しているので 体長よりも長い尻尾を持っているみたいでしたが その身体的特長以外は これまでみてきた小型のお猿さんと似たような身体条件の動物みたいです。
    体重が三百グラムしかありませんでした。標準体重は五百~六百グラム位なのだそうですから 四歳という年齢にしては かなり小さめの体格だし 栄養状態も骨と皮ばかりでしたから 普段から健康状態が良い事はなさそうです。話を聞くと ここ数か月にわたって 泥状の下痢が続いていて 食欲はかなり旺盛だったのに 次第に削痩してきていたのだそうです。昨日から 食欲が無くなり 今夜から手足を震わせて 時々呼吸困難になるので 胸をさすってやると何とか普通の呼吸にもどる というじょうたいをくりかえしているのだそうです。
    診察するときにはすでにぐったりとしていて 体温が低下していましたから かなり衰弱がひどくて 危険な状態でした。診察している間にも 呼吸が停止しかけましたから ドライヤーで温めながら 全身をさすって呼吸を呼び戻しました。こういう状態になるのは 初めての事で 原因として思い当たることもないのだそうです。このような瀕死の状態になってしまっていますので 取り敢えずは対症療法 体温低下には体に熱を送り込み、心拍数が正常の半分ぐらいに低下していましたから 取り敢えずは強心剤と 呼吸が何度も停止しかけていますから 呼吸促進剤を注射で投与しました。
    かなり神経質な子みたいで 私が体に触れようとするたびに かなり強めの拒絶反応を示しましたので 本来なら酸素室に入れて 体を温めながら点滴で栄養や薬剤を投与しながら様子を見たいところですが諦めました。霊長類は 当然ですが相当に賢いくて記憶力も優れているので 一旦拒絶されてしまうと なかなか治療がスムーズにいかない場合がありますが この子はまさにそのような状態でした。飼い主さんに取り敢えずは 瀕死の状態であるので入院させる事が望ましいが これだけ拒絶反応を示しているので 帰宅させた方が本人にとっては望ましい事の様であることを説明しました。
    飼い主さんも現状を的確に理解して 受け止められたみたいで 連れて帰ることに同意されました。
    病院でできる事 点滴とともに対症療法に必要な薬をたっぷりと投与して 明日以降の内服薬を手渡しました。あとは飼い主さんが頑張って励まして元気づけて 本人がこの難局を乗り越えていってくれることを祈るばかりです。お猿さんは 賢くて 人懐こくて 面倒をみがいのあるペットかもしれませんが 体型が人間に近いのでどうしてもその思い入れが強くなりすぎて もし何かあった時の飼い主さんの落ち込み様も 他の動物の飼い主さんよりも深い様に思いますので 私が自分では面倒をみようとは思いません。
    この子も明日の朝まで持ってくれるかどうか五分五分だと判断しましたので 正直な診断を飼い主さんに伝えました。何とか元気に持ち直してくれて 飼い主さんも元気を取り戻してくれることを強く願います。

  • 10月21日 本日は総選挙の前日ですが うちの近所では 全然選挙カーの姿を見ませんでした。

    うちの病院がある地域は 人口四十万を抱える中核都市枚方の一部とはいえ かなりの辺鄙な田舎ですから 必然的に人口密度も高くありません。選挙運動なんて 効率的にやろうとすると どうしても人が沢山いる場所 人口密度の高い地域でやる方が 限られた選挙期間ですから より効果的であることは間違いありません。従って うちの近所での選挙運動に力が入らないのは 理解できない事ではありませんが 昔選挙運動の最後の日には 選挙カーが必死に回ってきて 「最後のお願いに参りました」という言葉を連呼するのを 飽き飽きするぐらいに聞かされたものですが 今回の選挙運動では そのような声も全然ききませんでした。
    今回の総選挙は ある意味アベ一強時代を ひっくり返す大きなチャンスだったのかもしれません。勿論政権を維持したい欲望と 森友 加計問題から逃げ回りたいアベチャンが自分の都合だけを考えたら 小池さんの国政に乗り出すには まだ準備が整っていないし 都議会選挙の小池ブームの盛り上がりがひと段落した今しかないという絶妙なタイミングを見計らって 解散しての選挙でしたから アベチャンにアドバンテージがあるのは致し方のない選挙運動期間でした。
    それにしても今回の小池さんの発言と行動には あまりのおごり高ぶりに呆れ返ってしまいました。アベチャンの唯一の対抗馬と言える 小池さん自らがこの選挙に出馬しないのには 正直ガッカリしました。希望の東野代表は勤めるが 選挙に出馬しないのでは もし希望の党が 与党になった時にいったい誰が首相を務めるのでしょうか。首相は小海議員と言う身分がないとなれないのです。言いだしっぺの二人のオッサンの顔は浮かんできますが その名前を性格にキチンと言える人が一体どれだけいるのでしょうか。
    昔から戦をするときにその大将が陣頭指揮するのかしないのかで 兵士の士気が全然異なります。大将が陣頭で指揮を執ってくれるから その働きを見つめていてくれるからこそ 一平卒に至るまで 死ぬ覚悟で戦ってくれるのです。おまけにせっかく民進党から手を組みましょうと言いだしてくれたのに その大切な戦力を「排除する」等と言う信じられない暴言を小池さん自ら 吐いてしまいました。そんな暴言を吐く余裕など全くない状況なのに 自分の立場を全く理解していなかったのでしょうか。世の中は 取り敢えずは人気の高い希望の党の傘下に潜り込む政治家を 凄く冷ややかに蔑みの気持ちで 見ていたことになぜ気づかなかったのでしょうか。
    このブログではもう何度も書きましたが 小選挙区制度と言うのは 二大政党の確立された国に適した制度なのです。アメリカは民主党と共和党、イギリスは保守党と労働党 所謂保守系の政党と革新系の政党が強固な地盤を持っている場合には 白か黒か 是か非かの二者択一を問われた時に 国民の意思が正直に当選者の数に反映される制度なのです。アメリカは大統領選挙については 選挙人を選ぶという間接的な分けの解からん選挙制度を採用していますが 日本の衆議院に当たる下院選挙は 完全な小選挙区制度ですし イギリスも同様です。
    日本では 長らく中選挙区制度と言う世界でも恐らく唯一無二の選挙制度だったために 細切れ野党が多数存在できる摩訶不思議な議会の政党構成になってしまったのです。そのある意味中途半端ですが自民党と言う保守系の大政党の暴走を適度に抑えるちょうどいい選挙制度だったのです。そんな日本の実情に凄く適していた選挙制度を 深く考えもせずに先進国ではいずれも小選挙区制だから等と浅知恵を巡らせた大馬鹿者がいたのか 自民党に非常に有利な選挙制度に密かに切り替えを画策した保守系の切れ者が暗躍したのか 詳しい事は知りませんが 大して審議された経過を覚えていないのですが すんなりと選挙制度が変更されてしまったのです。この選挙制度を中選挙区から小選挙区に変更すると言う事に どれだけ重大な意味があるのか ひょっとしたら憲法を改正する以上に 重要な制度の変更だったのです。
    取り敢えずは小選挙区制度対策として 共産党を除いた野党が連携して新進党という政党を作ってみましたが もともと主義主張が異なるから別々の政党で活動をしていた議員さんたちが 当面選挙があれば 当選するためには 新進党に在籍しておく必要を感じたのでしょうが 当分は選挙がない状況だったために あっと言う間に新進党は空中分解してしまいました。結局自民党に凄く有利な選挙制度だけが残ってしまったのです。
    前回の自民党と公明党の保守系政党の得票率は四十パーセント前後だったのに 当選した議員の数は六十パーセントを超えていました。即ち民意は全然は結果に反映されていないのです。その選挙区で 一番得票すれば当選できるのですから その選挙区で二番目三番目の立候補者へ投票した人の気持ちは 選挙結果に全く反映されないのです。つまり細切れ野党なんて存在していないも同様なのです。今回のアベチャンの口から出てきた解散理由には さすがに国民も呆れた人が多かったのかもしれません。解散理由に納得できた人は皆無だったと思います。
    そこで自民党を見限った人たちの受け皿として一番人気だったはずの希望の党が 取り敢えずは来るものは拒まずの姿勢で 節操も泣く有力な候補者をかき集めれば 自民党に対抗しうるぐらいの政党に成長できたかもしれません。しかし自らが偉そうに排除した枝野さんたちの方に 潔さ 筋目を通したカッコよさを感じた国民が 相当数いるのは間違いないでしょう。選挙運動終盤の焦った小池さんの暴言連発には 慌てて希望の党に駆け込んだ立候補者も大いにとまどったのでしょうが 私には何故か痛快に感じてしまいました。投票する以前に希望の党は終焉を迎えてしまったような気がします。
    もともと小池さんは 自民党の国会議員だったわけですから アベチャンの対抗馬としての立場は無理だったのかもしれません。そんな事を言うのなら民進党の幹部クラスも 根っこは自民党出身という人が多いのですから 基本的に保守系政党同士の 争点が不鮮明な選挙では 国民が昔からある自民党に投票するのはやむを得ないのかもしれません。今回は投票日に大型台風がやってきそうなので 投票率は凄く低くなると思いますが それでも細切れ野党が束になってかかっても 自民党に滅多打ちにされるのは目に見えています。大嫌いなアベチャンがニッコリほほ笑むのが目に見えて不愉快極まりないですが 現実として受け止めましょう。