Dr.喜作のブログ

2020年8月 の記事一覧

  • 8月31日 アベチャンは やっぱり辞め方も無責任の極みだと思います

    殆どの人が忘れ去ってしまっているのかもしれないけれど アベチャンが総理をイスを無責任な形で放り出すのは 今回が二度目なのです。一回目も今回と同様に 体調が悪くなったことを表向きの理由にしていますが 総理の椅子に座り続けた 最長記録を更新したことで 多分本人が満足したので 放り出したのだろうと私は思います。このブログでは何度も何度も書いてきましたが そもそもの過ちの始まりは 選挙区制度を 日本の特殊な野党の構成に非常によくマッチしていた中選挙区制度つまり 一つの選挙区から三から五人の当選者を出す仕組みから 小選挙区制度即ち一つの選挙区から一人だけの当選者を決めるような選挙区制度に変更してしまったことです。
    小選挙区制度とは 二大政党がしっかりと確立されていて 長年しのぎを削っている場合には 割と正直に民意が選挙結果に反映されますから それなりに優れた選挙制度と言えるのかもしれません。でも日本のように 自由党と民主党が 結束して一大与党を形成している国情の日本では 絶対に選択してはいけない選挙区制度なのです。小選挙区制度の場合 一大与党と 弱小野党が群立している状況で 選挙を行えば 一番大きな政党の議員ばかりが 当選していくのは 必然的なのです。一時的に 自民党のあまりの不始末に国民の反感がきわまったときには 民主党が政権を握った時期がありましたが 俄か与党になっても 政権運営を上手に出来るわけもなく あっという間に転覆してしまいました。
    そして自民党が政権与党に返り咲いたときにたまたま自民党総裁に座っていたアベチャンが 世紀のヒーローのように フューチャーされてしまいました。そしてアベノミクスなる経済政策で 最終的には 必ず庶民の生活が向上するなどと 大ウソをついて 愚かな日本国民が すっかり騙されてしまって 選挙のたびに せっせと自民党に投票してしまったがために 自民党議員の数が絶対多数に達してしまったがために 異常な長期政権が延々と続いてしまったのです。アベノミクスの正体なんて 結局は円安誘導を劇的に行っただけのことだと私は思っております。無論それまでの首相も円安に誘導したかったのに 上手く事を運べなかったのを アベチャンが上手く誘導したのですから その点は巧みな政治手腕と言えるのかもしれません。
    なんだかんだ言っても 輸出に頼っている日本の産業は 円安に誘導されることによって 大いに輸出を伸ばして 大きな利益を上げました。その為に一時的に日本の景気は 回復したかのように見えました。でもアベチャンは国民の生活なんて 全く見向きもしなかったので 一向に庶民の生活が楽になることはありませんでした。その時すぐにアベチャンが大ウソつきの 悪徳政治家だと 日本国民がすぐに気付けば こんな長期政権がダラダラと継続することもなかったのかもしれません。アベチャンは 自分のお友達や尻尾を振って寄ってくる人間が大好きで お友達に思いきり便宜を図ってあげたりしました。その時のやばい証拠になる文書は 役人がアベチャンの立場と気持ちを忖度して せっせとシュレッターにかけてしまったがために 証拠不十分で アベチャン自身には何の追及も及びませんでした。
    とにかくアベチャンは 自分に尻尾を振って寄ってくる人間が大好きなので そんな人間を集めてお花見をしました。国民の大切な税金を使って それは豪勢なお花見会を開きました。このことが問題視された時も 関係各所がアベチャンに忖度しまくったおかげで またまたアベチャンは大した追及を受けずに済みましたし お友達にはらった便宜の時と同様に 国民に対して きちんとした説明も謝罪もないままに 踏ん反り返り続けました。自分に尻尾を振る人間が大好きなのと同じくらいに 自分にたてつく人間に対しては 極めて厳しく断罪しました。まるで中国か北朝鮮のようにです。まあ命を奪うようなことはさすがになかったみたいですけれども。
    絶対多数の議員数を抱えていましたから アベチャンはこれまでの政権では成し得なかったことにいくつもチャレンジしました。まずは憲法改正です。現在の憲法は 日本が二度と軍事国家にならないようにと 第二次世界大戦に勝利した連合国が 改正するのに凄く高いハードルを設定しました。 所が何を勘違いしてしまったのか 日本人は有難がってしまって こんな奇妙でいびつな憲法の存在を喜んでしまって 本気で改正する意欲を持たなかったこともありますが アベチャンに政治的手腕が 少しでもあれば 憲法改正できたはずだし一部でも改正できれば 更に改正はどんどん進んだはずなのに 結局は出来ませんでした。絶対多数の議員数を有しているにも拘らず 実行できなくて その理由を野党の協力がなかったからだ 等と他人のせいにしてしまいました。
    外交問題では 凄くアベチャンは頑張った 等と不思議に高く評価されていますが 北方領土問題にしても 北朝鮮による拉致問題にしても 何一つ実質的な進展はありません。それどころか竹島問題や尖閣諸島問題でも 中国や韓国のやりたい放題を 指をくわえて見ていただけです。トランプさんとは ゴルフという共通の趣味があったからか 割と友好的な雰囲気を醸し出しましたが よくなったのは雰囲気だけで 沖縄の基地問題なんかも全く改善されてはいません。プーチン大統領にも思い切り尻尾を振って見せましたが 会談の時の遅刻された時間で プーチンの本音が伺える と言われていましたが 二時間半も遅刻されるようでは とてもあわよくば北方領土を返還してもらえるかもしれないなどという儚い気持ちが通じているわけはありませんでした。アベチャンなりに 各国首脳と 一生懸命に接しようとしていた気持ちは なんとなくわからないではありませんが 結局のところ 外交方面でも 実質的には何の成果も上がっていないのではないでしょうか。
    現在も進行中の大問題である 新型コロナ感染症の対策としても いきなり学校を休ませたり 何でもよく言うことを聞く日本国民に 何の保証も与えないで強く自粛を強く求めて 見た目の感染者確認人数をほんの一時的にだけ減少させましたが 実質的には何の効果もない対策ばかりで その無能さを証明してしまいました。なんで第二波と言われている感染者の急増が認められたときに 再び緊急事態宣言を発しなかったのかの理由も見当がつきません。国民の反対ムードを無視して始めた ゴートゥートラベルキャンペーンも 全く準備不足で 利用者や宿泊施設 旅行代理店などに 迷惑をかけまくって知らん顔を決め込んでいます。私は九月の始めに大分へ旅行する予定ですので 本日 旅行会社に電話をかけて確認しました所 九月からはクーポンの利用も可能だと言われていましたが 結局はその準備が未だにできていないので そのサービスは利用できないのだそうです。本当にアベチャンは あらゆるジャンルの国民に 迷惑を最後の最後までかけまくってくれました。
    総理の椅子を降りたら 一般人なのですから 森友加計問題や 桜を見る会 についての 責任を再び徹底的に追及したらどうでしょうか。韓国の大統領のような末路に追い込んでやることが出来たら 少しは気分がすっきりしそうです。まあアベチャンの後釜も 問題山積みですから 凄く大変なのは分かりきっているのに 一応手を挙げる人がいるから不思議です。アベチャンの女房役であった 官房長官が有力なのだそうですが アベノマスクが非常に世の中の役に立った とか ゴートゥートラベルキャンペーンを実行していなかったら えらいことになっていた などと意味不明の発言を連発する人ですから 殆どアベチャンと五十歩五十一歩だと思います。 

  • 8月30日 小さな動物が 次々にお越しになりました

    動物病院の患者さんは 半分以上が犬です。三分の一ぐらいが猫で 残りの一~二割が 主に小動物 例えば小鳥やハムスター 亀やトカゲなどの爬虫類 そしてごくたまにカラスやタヌキなどの野生動物です。本日は 何故か午前午後共に 小さなベットの患者さんが続々とお越しいただきました。まず午前中 一番手で来られたのが 皮膚病のハムスターでした。十日ほど前から 首の周りをかきむしり 今では脱毛してしまって かさぶただらけになっていました。残っている毛を顕微鏡で見ると カビの類が繁殖しているらしいことが分かりました。まあ人間でいえば 水虫のような皮膚病のようでした。かなり搔き毟って 少し出血までしていましたので 抗真菌剤の塗り薬と 抗生剤やかゆみ止めの内服薬を渡しました。
    二番目にお越しになったのが 遊ばせているうちにドアに激突して 片足を引きずるようになったセキセイインコがやってきました。触診しましたが 幸いに骨折はしていないけれど かなりの程度の打撲があって 足の付け根から腫れ上がっていました。腫れや痛みを和らげるローションを定期的に塗擦してもらいながら やはり抗生剤や消炎剤を混ぜたシロップを点眼瓶に入れて 渡しました。大人しい子みたいなので 塗り薬も飲み薬も そんなに手こずらせないで 投与できそうなので 小さな紙箱にでも入れて 動き回らないようにしてもらいながら 治療すれば 数日で楽になってくれそうに思います。
    続いて 食欲不振の石亀が 来院されました。ここ一週間ほど 食欲がなくなり あまり動かなくなってしまったのだそうです。原因としては 体が少しずつ成長してきたので 十日ほど前に これまでよりもかなり大きな水槽にうつしたのだそうです。もちろん飼い主さんとしては 広くて新しい 清潔な水槽ですから 環境を良くしてあげたつもりなのでしょうが 爬虫類というのは 案外精神的にデリケートで 環境の大きな変化に馴染めない子も 結構います。いきなり 新しい水槽にずっと住まわせるのではなくて 最初は元の水槽で暮らしていて 徐々に新しい環境 大きくて清潔な水槽に馴染ませていった方が 良いのかもしれませんので そのようなアドバイスを差し上げたうえで 食欲を増強する薬をこれまた飲みやすい 甘くておいしいお薬でお出ししました。
    今日は小さな動物ばかりやってくるな と思っていたら 嘔吐を繰り返す チンチラが来院されました。チンチラと言いましても 猫の種類ではなくて 耳の大きなネズミの仲間で かなり可愛らしい生き物です。昨日から 嘔吐を五六回繰り返しているのだそうです。原因としては いつものフードがペットショップになかったので 異なるメーカーのフードを三日ほど前から与えたことかもしれない という話でした。ドライフードらしいのですが 粒の大きさがいくらか大きいかもしれない という話でしたので 出来るだけ早くいつものフードを買い求めて 与える事と 今あるフードにお湯をかけてふやかして与えてみることをアドバイスしました。昨日今日全然食べられていなくて 頻回に戻していましたので 皮下点滴といわゆる吐き気止めの薬を投与して 消化酵素を甘いシロップにしてお出ししてみました。嘔吐が続くようなら 明日もまた来院してもらうように話しました。
    更には 歯が伸びすぎて ものが食べられないハムスターがやってきました。げっ歯類ですから 歯が爪と同じようにどんどん伸びるのです。硬いものを頻繁に齧っていれば 適当にすり減ってくれて 問題が起こらないのですが やわらかくて食べやすい餌ばかりを与えていると 前歯が擦り減らないで 伸びすぎてしまって この子の場合上下の前歯が前後にすれ違うような向きになってしまって さらに伸びてとうとう口が閉じられないし 勿論満足に食事ができない状態になってしまっていました。とりあえずは ニッパーで前歯を上下ともに 適切な長さに切りました。上下の前歯がうまくかみ合わされれば 適度にすり減ってくれるはずですが 恐らくうまくかみ合わせ出来ないので 今後上下の前歯は 伸び続ける事になるでしょうから 定期的に歯を切る処置が必要になるだろうと思われます。適切な長さにカットしましたから 当面は何とか食事ができるはずですので 何とか食べにくいでしょうが 辛抱して食事してもらうしかないように思います。
    最後に ソファーのクッションの下に潜り込んでいて その上から人が座ってしまったために 押しつぶされそうになった 文鳥がやってきました。辛うじて呼吸をしていますが 虫の息なので レントゲンを撮ろうとして準備をしているうちに 息を引き取りました。残念ながら 手の施しようがありませんでした。勿論飼い主さんも悪気はなかったのでしょうが 静かで気配を発しない小動物を部屋に話しているときには よほど慎重に行動すべきだったのかもしれませんし 部屋でフリーの状態にするときには いつもどこにいるのか確認する必要があったのかもしれません。飼い主さんが 泣きながらお帰りになったので 私も意気消沈してしまいました。小動物は 可愛らしいし 診察治療を行うのは 楽しいのですが 小さい分 直ぐに命に関わる場合が多いので 細心の注意を払いながら 丁寧に仕事をする必要があります。最後が残念な形で診察が終了してしまいましたので 落ち込みましたが 気持ちを切り替えて 明日からまた仕事に励もうと思います。

  • 8月29日 食欲不振の方が羨ましいです

    こんなことを書くと 罰当たりなのかもしれません。今年も熱中症で凄く沢山の方がお亡くなりになれているのだし 本格的な夏バテで 食欲不振どころが 暑さに起因するものばかりではないのかもしれませんが 仕事不振に陥っておられる方も少なからずいらっしゃるのだと思います。私の病院はもともとそんなに流行っておりませんので 患者さんがちらほらおいでになるぐらいで 手術の依頼もたまにはいる位のもので 昼間の勤務時間は結構楽ちんに過ごさせていただいております。
    但し この暑い時期に昼間も夜も 病院のチラシを 原稿を自分で作って 印刷会社に刷ってもらって 自分の足で地道に一軒一軒のお宅に配り歩く作業を忙しく頑張っております。勿論病院の患者さんが一人でも増えてくれたら という営業活動的な目的もありますし 運動不足の肥満体ですから 少しでもたくさん歩いて エネルギーを消費して 体重を減らし 血糖値を下げるため という健康上の目的もかなり大きな割合を占めているのかもしれません。夜はそれほどでもありませんが 昼間に炎天下に 一時間前後歩き回ると 相当に疲れますし 汗びっしょりとかきますから 血圧が下がってくれるのかもしれません。勿論熱中症対策として それだけ炎天下に歩き回って 大汗をかいた場合は よく冷やした麦茶を一リットルぐらいは当たり前に飲んでおります。
    そんなわけで この暑さの中 それなりにほとんど毎日体に負荷をかけておりますが 年齢的にも63歳になってしまいましたから 以前に比べて無理がきかなくなったのは 自覚しております。以前なら 一気にチラシを配り終えられていた地域を幾つかに分けて 短時間で車に戻って 冷たい麦茶を大量に飲み 冷房の効いた車内で そこそこ休憩を頻繁にとりながら 頑張っております。まあ有難いことに チラシを配ると それなりの反応はありますので それを励みに 何とか暑い中頑張っております。
    小中学生などの子供が 炎天下に運動場で ほんのしばらく何らかの練習や作業をすると 直ぐにバタバタと熱中症の子が続出するのは なんだかとても残念な気持ちになります。私が子供のころには 誰に強制されたわけでもないのに 捕虫網と虫かごを持って 炎天下の野山を駆けずり回っておりました。プールで泳ぐのも 涼しくて楽しいのですが やはり自然の中で 虫たちと捕るか捕られるかの真剣勝負を繰り広げるのが とても楽しくてやめられませんでした。出かける所を母に見つかると 帽子をかぶれだとか 短時間で帰ってこいなどと 必ず文句を言われるので 隙を見てそっと家の抜け出しておりました。
    そんな子供のころからの 炎天下での行動があるからなのか 還暦過ぎた 心臓や膵臓に持病のある爺さんなのに 暑い昼日中にそこそこの時間 歩き回っても 殆ど体調が崩れません。いい加減 夏バテになって 食欲不振にデモなってくれたら 嬉しいのですが 歩き回るとそれなりに疲労感はありますし 大汗をかきますから のどが渇いて苦しくなりますが 冷たい麦茶をがぶ飲みすれば 直ぐに回復してしまいます。食欲不振どころか動き回った結果かえってお腹がペコペコに空いてしまって 困ってしまいます。勿論熱々の食べ物や 脂っこいものは 歓迎しませんが 冷やっこくて サッパリしたものなら どっさりと食べてしまいます。
    正直な所 この数十年で 仕事で大失敗もしでかしましたし そのために精神的にも随分と落ち込んだことはあります。インフルエンザに罹った時など 本当に苦しくて辛くて のたうち回ったこともございます。なのにそんな時でも何故か食欲は無くなってくれないのです。食事の時間になると いつものようにちゃんとお腹がすくのです。精神的にだったり 肉体的にかなりのストレスがかかっているからかもしれませんが そのストレスを打ち消そうとしてなのか いつも以上に食べてしまう事もよくありました。
    本当に 自分の記憶の中で 色んな意味で落ち込んでしまって 食欲がなかった という記憶が殆ど全くないのです。私が 心底お気楽野郎で 肉体的なもしくは精神的なストレスと キチンと向き合って受け止めていないからなのかもしれませんので とても恥ずかしいことだとは思います。丈夫な体に生んでくれたことを 両親に感謝すべきことなのかもしれません。こんな私ですから もし食欲不振に襲われたら 死期が近いと覚悟せねばならないのかもしれません。まだ当分は 死にたくないので 食欲不振と無縁であることを 感謝しながら生きていかねばならないのかもしれません。でもやっぱり 夏バテで 夏痩せする方が 羨ましいと思ってしまいます罰当たりな私です。

  • 8月28日 コロナワクチンの副作用について製薬企業の免責を認める法案が提出されるのだそうです

    私は このブログで新型コロナ感染症という病気について 必要以上に恐れることはない病気だと 繰り返し述べてきました。勿論日本で千人以上の方が お亡くなりになられているのですから 決して軽んじられる病気ではないと思いますが 私はこの病気を社会から駆逐することは 不可能だと思っています。いわゆる普通の風邪や インフルエンザと同様に 常に人間社会に存在して 慢性的に人間社会に被害を与え続けていくであろう病気だと認識しております。例年 日本では普通の風邪がこじれた肺炎で 一年に数万人が亡くなっておられますし インフルエンザでの死亡者数は 交通事故死者数とほぼ同じ五千人位なのだそうです。死亡者数だけで その病気の恐ろしさを単純に比較はできないと思いますが 実質的な恐ろしさは 普通の風邪やインフルエンザの方が 大きいと考えてもいいのではないでしょうか。
    風邪は かかりやすい人と ほとんど無縁のままで生きていける幸せな方がいらっしゃるのかもしれませんが 多い方は一冬に 二度三度とかかって辛い思いをされるのかもしれません。ウィルスの形が 凄く沢山に変異を起こしてしまって 異なるタイプの風邪のウィルスと接触してしまうと お一人の方がその度に感染してしまうことが珍しくないようです。今度の新型コロナ感染症という病気でも 一度感染した人が ウィルス量が減少して回復したと判断されたのに しばらくしてまた感染したと検査で出たことがニュースになっていました。このウィルスが 進化が早くて どんどん異なるタイプの遺伝子を持つウィルスに多様化していっているのです。ですから 普通の風邪をほぼ完ぺきに封じ込められるようなワクチンが 残念ながら存在していないのと同様に この新型コロナ感染症に対するワクチンも その有効性には 大いに疑問が持たれているはずなのに 現在の所 ワクチンさえ完成すれば 問題がすべて解決するかのような 期待感を持たせる報道ばかりが先行しているようで 私としては非常に不愉快です。
    とにかく為政者にしてみれば 有効なワクチンがもうすぐ完成して 国民全体にいきわたるような明るい見通しをアピールして 国民を安心させたいのかもしれませんが その有効性に疑問があり そのうえその安全性についての十分な確認がなされていないものを 見切り発進で 使用に踏み切り 感染症対策を頑張った形をアピールしたいのかもしれませんが 私には安全性をしっかりと担保されていないワクチン それもその有効性に疑問の声さえ上がっているものを 強引に国民に投与して 副作用騒ぎが起こった時の予防線として 製薬会社の免責を法的に保証するなど 本来国民の安全を目指して感染症対策を頑張るべきなのに 全くの本末転倒だと私は思います。
    私は この世の中で一番大嫌いな人間が 安倍晋三です。選挙制度の取り返しのつかない改悪 中選挙区制度から小選挙区制度への変更によって 必然的に一番大きな政党の議員が当選するのが当たり前の選挙制度に改悪されてしまった結果 自民党の議員が大量に当選する当然の帰結によって 絶対多数の議員数に支えられて 長期政権に踏ん反り返って 居座り続ける安倍晋三が 大嫌いです。まあその口車にころりと騙されて アベノミクスで一般庶民の生活が改善することなどあり得ない と私はこの読んでいただける方がほんの数人しかいらっしゃらないブログで どんなに力説したって 世の中には全く響かないことは 自覚していましたが 庶民が幸せになれるという幻想にだまくらかされて せっせと自民党に投票してしまったがために アベチャンに 自分の思い通りに何でも世の中の事を運んでもいいのだと 勘違いさせたの責任は ほかならぬ日本国民にあると思います。
    だから自分に尻尾を振ってくる お友達に便宜を図るのは 当たり前の事だし 逆に自分に対して少しでも批判的な言動のある人間を 徹底的に排除する まるで中国か北朝鮮のような 恐怖政治を行ってきました。国民のための政治 と嘘八百を並べて 例えば年金制度でも年金の経済マクロスライドという制度を導入しました。いかにも国民のために絶対に潰れない年金気候を確立したかのようなどや顔でアベチャンは 自慢気に説明していましたが この制度は 国民の寿命が延びたり 年金受給者の数が増えたりしても 一人当たりの支給額を減らすことによって 絶対に年金機構が潰れずに維持されていく という仕組みなのです。要するに 支給される側の国民の生活なんかどうでもよくて 年金機構という組織の永続のための政策なのです。
    こんなに国民を馬鹿にした 政策をいかにも国民のために行っているなどとしたり顔で踏ん反り返るアベチャンに対して 国民は手厳しく反発すべきなのに どうしてなのか日本国民たちは 一切こんなひどい政策を批判しようともしないのです。馬鹿じゃないの と大きな声で叫びたくなってしまいます。今回のワクチンの副作用についての製薬会社の免責を認める法案なども とにかく自分たちは頑張って 感染症対策の切り札となるべきワクチンの導入に踏み切るんだ だから幾らかのワクチンの副作用には目をつぶろう 製薬会社の失点には大目に見よう 等という とんでもなく恐ろしい法案が提出されようとしているのです。
    自分たちが 頑張っていち早く 安全性も有効性もしっかりと確認されていない段階のワクチンを 導入することで 国民のために頑張っていることをアピールしたいのでしょうが ワクチンによる副作用が少なからず起こることを 予測して でも国民の安全よりも 製薬会社からの優先的なワクチンの提供を期待する法案なのですから 国民から一斉に反発の声があがってしかるべきなのに 日本国民は 全く何の反応も示さないのでしょう。とっても残念です。本日アベチャンが久しぶりに記者会見を開くのだそうですが その前の時間帯にこのブログを書いておりますので どのような内容の会見になるのか分かりません。出来たら健康上の理由で首相の椅子から降りる事の報告であることを 心から祈っております。後任者として 誰か期待できる人物がいるのかと 問われれば 明確な人物の名前をあげられないのが残念ですが 取り敢えずはアベチャンよりはましな政権になると思いますので 一秒でも早い政権交代が起こることを 心底願っております。

  • 8月27日 雁字搦めにもつれまくった シーズーのトリミングをしました

    三日ほど前に 電話でトリミングの予約を受けました。三年ほど事情があって トリミングしてもらっていないので 相当にもつれがひどいがお願いできるか という事でしたので あまりもつれがひどいようなら それなりにもつれをほどいて シャンプーができる状態にするまでに 余分な手間暇がかかるかもしれませんので その分もつれ料という事で余分に頂戴することになるかもしれないと お伝えした所 了承していただきましたので 予約を受けました。本日の朝奥様が伺っていたいた住所に尋ねて行って そのワンちゃんを預かってきました。初めて見た時には この子は本当にシーズーなのだろうか と言うぐらいに ひどく毛が伸び放題だし 縺れまくっているし どんな顔かたちをしているのか 見当がつきにくい状態でした。
    これは奥様一人では 縺れを解かしたりほぐしたりするのが難しそうだと思いましたので 私も手伝いました。細かい注文など受けていられる状態ではなかったし 暑い盛りの時期ですから 出来るだけ短く刈り込んで仕上げるしかないだろうという判断で 作業を始めました。短く刈り込むのは バリカンをかけるのですが そのバリカンでの作業が出来るようになるためには ある程度本当にフエルトのようにカチカチに縺れて固まってしまっている毛の塊を 櫛とハサミで解していくしかありません。
    幸いにもこの子が人懐こくて 辛抱強い子でしたので 私が頭の部分を何とか保定して 下半身から 少しずつ解していき バリカンがかけられる状態に持っていきました。私が頭をなでながら何とか落ち着かせている間に 奥様が器用にハサミを使って 毛の塊を分解し くしで解していきました。出来るだけ皮膚に負担がかからないように つまり痛みが発生しないように 努力しましたが ある程度は強引にもつれを取り除きますから さすがに嫌がって 暴れようとするのを 頭担当の私が何とか 気を紛らわせながら ご機嫌を取って 大きな毛の塊となってしまったもつれを除去していきました。
    下半身がなんとか バリカンをかけられてすっきりしましたので 続いて上半身に取り掛かりました。顔周りや首周りは 人間でもデリケートな部分ですので 下半身以上に抵抗されましたが 何とか宥めて透かして ご機嫌を取りながら やっとバリカンが充てられるぐらいに 解せました。慎重にバリカンをあてて ほぼ全身 くりくり坊主のようにすっきりと毛の刈込が終わりました。縺れの特にひどかった部分は 予想通りなのですが 皮膚に幾らかの炎症が起こっていましたので 外用薬と内用薬の併用で治療をしていくことにしました。
    取り敢えずは 刺激の少ない薬用シャンプーのお風呂に 浸して 皮膚と毛の汚れをしっかりと浮かせてから 全身を念入りにマッサージを兼ねて 指先でしっかりと洗ってから 十分にすすぎをしました。皮膚の状態が良くないこの場合 特に十分なすすぎが大事です。完全にシャンプーを洗い流してから しっかりと吸水性のタオルで 出来るだけ水分を取り除きました。坊主頭のように 短く刈り込んでありますから しっかりとタオルで水分を除去すると ドライヤーによる熱風をあてる時間が短くて済みますので 皮膚の状態を悪化させないですみます。勿論水分が残っていると 洗濯物の生乾き状態で 臭いがするのと同じ現象が起こりますので 首筋や耳の裏まで しっかりと乾かしました。
    年齢は十歳の 既におばさんと言われて仕方がないかもしれないお年の子でしたが 元々の顔立ちが可愛らしいのと 人懐こくて優しい性格が 顔の表情に滲みだしているような子でしたので すっきりとさっぱりとしたら とても可愛らしいシーズーちゃんになりました。奥様が顔のカットに腕を振るわれましたので 預かった時には いったいどんな種類の犬なのかも疑問でしたが 非常に魅力的なシーズーちゃんが完成しましたので 出来上がったその子を見て 私は思わず拍手をしてしまいました。
    事情があって かなりの長期にわたって トリミングに出せていない との話でした。どんな事情があるのかは飼い主さんのプライバシーに関わりますので 勿論お尋ねしていませんが せっかくこんなに可愛らしいワンちゃんを飼っているのに みすぼらしい状態で放置しておくのは ワンちゃん本人としても 相当に不愉快な状態にあったろうと思いますし 凄く可愛らしいこの子を 可愛らしい状態で面倒を見てあげて欲しいと思いました。料金的には 私がもつれをほぐすのに 一時間以上手伝いましたし 結局出来上がるまでに 普通の子の倍近い時間がかかりましたので シーズーは当院では通常3500円なのですが 5000円頂きました。皮膚の地用のための薬代も別途頂きましたが 飼い主さんは納得してくださいました。これからは 出来たら二三か月ごとに トリミングに出していただけると 可愛らしい状態がキープできるので とても嬉しいです。

  • 8月25日 銀行の紙の通帳が有料化されるのだそうです

    コロナ禍のもとで なるべく人間同士の接触を抑制するような方向に世の中が向かっていることは なんとなく感じておりましたが そんな「新しい生活様式」に対応するために、通帳レス、印鑑レス、ペーパーレスへの取り組みが実行されていくのは 致し方のない流れかもしれません。有料化と合わせて、通帳を発行しない代わりに、取引明細をオンラインで確認できるサービスを銀行側としては提供するのだそうです。紙の通帳は、印刷費や管理コストなどが結構かかるのだそうですし、口座あたり年間200円の印紙税が いったい何のためなのか全く理解できませんが かかってしまうのだそうで銀行側の負担となっているのだそうです。低金利化時代なので 収益減に苦しむ地方銀行なども、積極的に紙の通帳からデジタル通帳への切り替えを期待していたのだそうですが、メガバンクの一角が通帳の有料化に踏み切ることで、追随する形をとる地方の銀行も出てきそうなのだそうです。
    私は やっぱり時代遅れの アナログ人間ですから 昔ながらの紙の通帳の方が 馴染んでいる分扱いやすいような気がします。まあ今でも 通帳やハンコがなくても お金のやり取りや支払いを パソコンやスマホで簡単に済まされている方は 凄く沢山いらっしゃるのだと思います。ただ昔ながらのやり方が染みついた私は どうしても銀行の窓口 もしくはATMの前に立って 伝票に記入したり ボタンを操作したりして 入出金や支払いを済ませる方が 安心できるのです。紙の通帳がなくなれば 自分の講座のお金の出入りや 現金の残高の確認なども スマホを持たない私はたぶんパソコンでみることになるのでしょう。その方が 簡単だし安全なのかもしれませんが 味気なくて寂しいと感じること自体が 時代遅れなのでしょうか。
    70歳以下の人でも パソコンもスマホも使っていない人は 多くはないのかもしれませんが 必ずいらっしゃると思います。そんなマイノリティの方々からは 平気で1100円という料金が高いのか安いのか 適当であるのか見当がつきませんが 徴収するのは 決して褒められたことではないように思います。私は このブログをパソコンで書いて ホームページというネット上に投稿していますから 現在の所ネットとつながりがありますが 多分仕事を辞めたら 携帯電話 とは言ってもガラケイですがは 持たないでしょう。買い物などのためにネットと縁を切るわけには 行かないのでしょうから パソコンはある程度使用するだろうと思います。今どき スマホを持たない人だって そこそこいるのですから 少数派に不都合が生じるかもしれないような扱いには 納得しかねます。
    まあ 通帳がすぐにでもなくなってしまうわけではないのでしょうが 私の場合銀行通帳としっかりと向かい合うのは 確定申告の作業をするときです。真面目な方々なら 自営業の人たちは 帳簿の管理や売り上げ 仕入れなどの管理のために 少なくとも月毎に伝票を整理されて 現在ならパソコンの会計ソフトを利用されている方が殆どだと思いますが それらの作業を月毎になさっておられるのだと思いますが 怠慢人間の私は 毎年正月明けから 一年分の売上伝票から 領収書の類 仕入れ関係の伝票の整理 そして銀行のお金の出入りなどを まとめて二週間ぐらいで 一年分の振替伝票を作成して パソコンに入力して 確定申告の作業をおわらせますので 通帳と関わるのはその期間のほんの数日だけです。紙の通帳がなくなれば パソコンの画面に一年間のお金の出入りを表示して プリントアウトして同じような作業をするだけの事でしょうから それ程困ったことにはならないのかもしれません。
    ペーパーレスは時代の流れですから 逆らおうとしても無駄な努力なのかもしれませんが 銀行は最近のあまりにも極端な低金利に腹が立っております。私が子供のころには 一年定期に預けても3パーセント前後の利息が付いておりました。銀行が預かったお金を果敢にチャレンジ精神で運用していたから それ位の利息が生み出せていたのです。しかるに最近では リスクのある運用は一切しないで 国債などの購入という絶対に安全な運用しかしていないので くそみたいに僅かな利息しか付かないのだと 誰かが言っていました。すべての銀行が足並みをそろえていますから 無知な私は誰に文句を言えばいいのか 見当がつきません。バブルの時代のような 高金利は夢のまた夢としても もう少しまともに貸付業務で仕事をしてまともな利息をつけてほしいと思います。そんな風に感じておりますので 紙の通帳の有料化という 一部の預金者にある意味負担をかける変更を一方的に行う銀行が 私は大嫌いです。

  • 8月24日 今年は サンマも凄い高値になりそうで心配です

    北海道厚岸町の厚岸漁港市場であったサンマの初競りで、1キロ当たり昨年の5倍近い値をつけたのだそうです。初競りにかけられる漁獲量が 昨年の五十分の一ほどしかなかったのだそうですから 致し方のないことのようにも思えます。私は サンマの塩焼きが 秋の味覚の中でも 特に大好きです。貧乏性なので 勿論高級品のマツタケなどには 最初から興味もありませんが 庶民の楽しみであるサンマぐらい満足できるようにタップリと食べたいのですが 今年はひょっとしたら 高級魚になってしまって 手が出ないのかもしれません。何しろ普段は一匹100~200円なのに 初セリの結果付いた価格が 一匹1000円以上にもなったのだそうです。
    今年は 地上でこの夏 いろいろと異常なことが起こっております。つまらない病気が大流行して 下手したら人間社会が崩壊しかねない状態なのに 更には気候もおかしくなってしまったみたいで 農作物が順調に収穫できないようで 葉物野菜を中心に 凄く高騰した状態がかなり長い間続いております。コロナ禍が海の中まで影響したとは考えられませんし その理由は見当もつきませんが サンマの漁獲量が激減してしまっているようなのです。地球の温暖化やエルニーニョ現象などの影響なのか 不勉強なので サッパリわかりませんが とにかく現実として ほかの魚の漁獲量には変化がないのかもしれませんが とにかくサンマが獲れないのだそうです。
    私は 貧しい家庭で育ったからでしょうが 子供のころから あんまり高級魚を食べたことがないように思います。高級魚の代表がフグかもしれませんが 私はフグという魚に全然魅力を感じません。勿論白身の上等であり美味しい魚であることは 認めますが 皆がどうしてそれほどありがたがるのかまでは理解できません。確かにタラちりよりは フグちりの方が いくらか魅力を感じますが 価格を考えたら タラちりを何度もお腹いっぱい食べる方が 嬉しいように思います。
    他に高級魚と言えば タイやヒラメの刺身も 確かに凄くおいしいとは思います。でもある程度年齢が進んでからは 刺身 生魚にあまり魅力を感じなくなってきました。現在好きな魚を上げると いわゆる青魚 アジやサバ サンマなどです。いわゆる高級魚とは 別のジャンルに属する 大衆魚と言えるのかもしれませんが 別に安いからという理由だけではなくて 本当に美味しいと感じるから 好きなのです。アジは意外に刺身が凄く美味しいのですが やっぱりアジフライが大好きです。醤油をかけても美味しいし ウスターソースもいけます。タルタルソースなんかも大歓迎です。サバは シンプルに塩焼きが好きですが ご飯にあうのは やはり味噌煮が最高です。サンマは 新鮮だと生で食べる事も出来ますが やっぱり塩焼きに優るものはありません。
    子供のころは お腹にある内臓が 気持ち悪くて 食べられませんでしたが 大学時代に付き合った女の子が 美味しそうにサンマの内臓を食べているのを見て チャレンジしてみました。確かに味としては 苦みを感じますが 大根おろしをタップリ併せて頂けば さっぱりとした独特の風味が感じられて それ以来サンマの内臓を美味しく頂けるようになりました。その子の影響で それまでエビフライの頭の部分には 見た目はちょっと気持ちの悪い内臓 いわゆるミソが入っているので 苦手でしたが やはりその子が 「エビのおいしさは そのミソを頂いてこそ味わえるのよ」という言葉に サンマの内臓のおいしさを教わった経験がありましたので 信用して食べてみました。独特の風味があり 彼女が美味しいといった言葉を信じようと思ったら 美味しく感じられるようになりました。カニミソも子供のころは グロテスクな見た目に苦手でしたが エビのミソのおいしさが分かると 食べられるようになりました。
    そんなわけで サンマの塩焼きは 大好物の一つですが 今年は サンマ自体がとんでもない高値がつくのかもしれませんので 缶詰のかば焼きでも買って ごまかさないといけないのかもしれません。サンマのかば焼きの缶詰は 学生のころ お金がない貧乏時代でしたが 米は何とか自宅から仕送りしてもらっていましたので 炊飯器でたっぷりと焚いて 大きめの丼バチによそって 湯煎して温めたサンマの缶詰を汁まで全てご飯にかけて 掻っ込む幸せを何度も演出してくれたありがたい存在でした。もう長いこと サンマのかば焼きの缶詰を食べておりませんので 久しぶりに頂いてみましょうか。
    サンマの開きの干物も それなりに美味しいのですが やはり内蔵のおいしさを知ってからは なんとなく物足りなく感じます。でも骨にくっついた身をしゃぶるときの幸福感は味わえますので これまた久しぶりにサンマの開きを購入して 頂いてみましょう。それにしても 庶民の味方であるはずのサンマにお高い価格がついてしまうなんて なんだか裏切られたみたいな気持ちになり とても残念です。サンマの漁獲量が 一日も早く例年通りに戻って 美味しく楽しく秋の味覚を頂ける日が来て欲しいものです。 
      

  • 8月23日 治療効果のほとんど上がらない 患者さんへの往診が本日で終了しました

    近所の病院にかかっておられたのですが そこがお盆休みになってしまって お盆の期間中に診察をしている病院を探して うちに連絡をしてこられた患者さんでした。八月になってからすぐに 九に食欲元気がなくなってしまった15歳のシーズーでした。近所の病院で 診察を受けて 必要と思われる検査をしてもらったのですが 原因が判明しないままに 点滴と食欲 元気が出る薬を投与されていたのだそうですが 殆ど状態が変わらないままに お盆の期間になってしまい 対応してくれる病院を探しておられたのだそうです。
    初めての時には タクシーで来院されましたので 取り敢えずは診察をしましたが かなり削痩していること以外は 異常を発見できませんでした。長いこと食べていないので 当然体重の減少や それに応じた削痩があるのは致し方のないことですが この暑い時期に体温が平熱よりも低下してしまっていましたので かなり心配な状況だと判断されました。血液検査の結果を持参してこられましたので 拝見しましたが 特に異常を示す項目はありませんでした。十日ほど前の検査でしたので 現在の状態を把握するために もう一度血液の検査を実施してみましたが 食べていないことから当然の飢餓を示す項目が低くなっていることぐらいで これまた特に異常を示す項目が見当たりませんでした。
    心臓の状態は聴診により 問題がなさそうですし それ以外に急に極端に 食欲元気を全く消失する原因が見つかりませんでした。診察した所から得られる情報や 検査の結果から 急な食欲元気の消失する原因を推測することが 難しいことを 正直に飼い主さんに 出来るだけわかりしやすい言葉で 丁寧に説明しました所 これまでかかっていた先生からは 殆どまともな説明がなかったので 正直に現状を教えていただけただけで とてもありがたいし 出来たら今後の治療もお願いしたい とおっしゃっていただけました。
    年齢を考えると たまたま急激に老衰の症状が現れたとしか 考えにくいし だとしたら予後の見通しが明るくない所まで 包み隠さずにお話ししましたが 飼い主さんとしても 年齢を考慮したら 致し方のないことだと覚悟はしている との事でした。勿論 私としては ほんの少し前まで 普通に元気に暮らせていたのですから 何とかその状態に戻すことを目指して 治療を始めさせていただきました。結果的には 以前かかっていた病院と似たり寄ったりの治療になってしまいますが 取り敢えずは皮下点滴で 一日分として十分な栄養と水分を体に投与し そこに食欲と元気が出る可能性の強い薬剤を加えて投与することになりました。
    その方のお住まいは そこそこ遠方にありますし 毎日タクシーで来院してもらうのは 大変なので 昼休みに私が治療の準備をして お宅まで伺って 点滴などの治療を施すことにしました。毎日 同じ時間に出かけて治療を継続しましたが 残念ながら 治療の効果がほとんど上がりませんでした。こういう場合 治療の切り上げ時が 難しいので 再度現状について 飼い主さんと相談しました。人間の場合も似たようなケースがありますが 取り敢えずは 点滴と薬剤を投与していれば 何とか心臓が頑張って生き続けてはいられるような状態です。とはいえ 数日間 出来うる限りの治療をさせていただきましたが 殆ど回復の兆しは認められません。
    もし本人が かなり苦痛を訴えているのであれば やみくもに治療を継続して 苦痛を長引かせることは 賢明なやり方ではないように思います。
    飼い主さんが 数日前に本日までは何とか 治療を続けたいと仰いました。この子を一番可愛がっていたお孫さんが 駆けつけてくるので 何とか本日までは生かしておいてあげたいので 治療を継続したいというお話でした。それなりに納得のいく事情でしたので 本日最後の点滴と薬剤を投与して参りました。本当に悔しいのですが やっぱり今日診察した時も これまでと状態が変わっていませんでした。二三日前から 明らかに心拍数が低下してきていましたので その状態に対応する薬剤も追加して点滴しておりましたので 点滴と共に薬剤の効果が切れたら 恐らくそれ程苦しまずに 心臓が停止して 永眠することになると思われます。
    このワンちゃんの 元気な状態を 私は知りませんが 見た目には それ程老け込んでもいないし 性格も辛抱強くて とても賢い子
    のようでしたから 若くて元気な時には 凄くチャーミングなワンちゃんだったのだと思います。お盆休みが ご縁で巡り会えた患者さんでしたが 飼い主さんも治療に協力的でありましたし 自分としても何とか元気になってもらおうと これまでの知識と経験をフル稼働して 最善と思われる治療をさせていただきましたが 殆どなんの改善も見られないまま 本日治療を終えました。臨床獣医師としては 一番悔しくて 情けない気持ちになりますが 年齢からくる老衰であるのだとしたら 致し方のない経過なのかもしれないと考えます。この子がいつまで頑張ってくれるのかは 分かりませんが 苦しまない最期を迎えてくれることだけを 祈っております。

  • 8月22日 雨が降ってくれれば 幾らかでも気温が下がるのでしょうが あんまり期待できないみたいです

    少し前の天気予報だと 週末には ある程度まとまった雨が降ってくれそうな予報が出ていましたが 降っても夕立程度の一時的な雨降りしか 期待できないみたいです。七月は記録的な降水量を日本各地で記録しましたしそのおかげか気温もあんまり上昇していませんでしたが 八月になって ようやく梅雨が明けてからは かんかん照りの日ばかりが続いているようですし 気温もうなぎ上りみたいです。数年前に京都で四十度以上の日が何日も続いたような 異常な高温にまではなっていませんが 最高気温が35度以上になる猛暑日が 当たり前のように続いています。これだけ雨が降らないと 逆に水不足や 農作物への悪影響が心配されてしまいます。
    野菜の高騰は この夏になってからずっと続いています。七月は 長雨の影響で 日照時間も短かったみたいですし 収穫量が減少したので 価格が上がるのは致し方のないことだと 説明されていましたが 八月になって しっかりと日照時間も確保されていますが 一向にキャベツや白菜 キュウリやトマトなどの価格が 落ち着いてくれないので なるべく野菜を中心に食べようと考えている私としては 買い物に出かけてもそれらの野菜にはなかなか手が出ません。やはり適度に晴れて 適度に雨が降ってくれるのが 野菜の生育には望ましいのかもしれません。
    例年通り 熱中症にかかる人が少なからずいらっしゃるみたいです。但し今年は 熱中症の症状が 新型コロナ感染症と類似しているので 取り敢えずは感染症を想定して まずは検査をして その結果が分かってから ようやく熱中症の治療が始まるために 重症化したり 場合によっては命に関わるケースが増えているらしいので ここら辺りにも コロナ禍の悪影響が出てきているみたいです。今年に限ったことではないですが 例年以上に熱中症に対する配慮が十分に必要だと言えるのかもしれません。
    自然に対して文句を言っても始まらないのかもしれませんが 日本のここ
    の所の夏の猛暑は 明らかに私が子供のころとは 段違いです。地球の温暖化が叫ばれて 久しいような気はしますし 確かに夏の暑さは 数字的に見ても 私が子供のころと比較して 明らかに気温が上昇しています。但し冬の寒さについては あまりその厳しさが緩んできていないように思います。スキー場が雪が降らなくて大変だ 等というニュースをたまには聞きますが 豪雪地帯といわれているあたりでは やはりたくさん積もっているのではないでしょうか。なので 私は本当の意味で地球の温暖化が進んでいるのか 正直疑問に思っております。とはいえ北極や南極の氷の量が減少しているのは間違いないのだそうですから グローバルに見ると やはり温暖化は確実に進行しているのかもしれません。
    とはいえ 昔は夏の夕方になると 相当頻繁に夕立 という人雨がありました。そのおかげで 夜はそこそこ涼しかったのかもしれませんが 最近では皆がクーラーをつけっぱなしにしているので 室外機からは熱風が吐き出され続けていますので 熱帯夜が続くのは当たり前のように思います。個々の所 殆どまともな雨降りの日がありません。出歩くためには 勿論雨は厄介なお客さんかもしれませんが 一時的に気温をクールダウンしてくれるでしょうし 農作物の為にも必要なお湿りだと思いますので 降り方としては穏やかな方が望ましいですが ゲリラ豪雨的なものでも構いませんので 一雨欲しいと切に願います。

  • 8月21日 毎朝のアイスコーヒーの楽しみ

    暑いこの時期には 私の一日は キンキンに冷たいアイスコーヒーから始まります。とは言いましても けちん坊な私ですから 毎朝インスタントコーヒーでアイスコーヒーを作っていただいております。インスタントコーヒーで一番おいしく感じるのは やっぱりネスカフェのゴールドブレンドです。私が子供のころからずっと販売されていますから インスタントコーヒーとしては 結構な価格ですが他のメーカーのほかの商品と比較したら やっぱり私は一番おいしく感じますので スーパーで安売りをしているときにしか買いませんが ゴールドブレンドばかりを選んでおります。姉妹品で コク深めというのがありますが 幾分苦みが強いのかもしれないと思う位で 私はやはり違いの分かる男には 幾つになってもなれないと自覚しております。
    アイスコーヒーを頂く器は 大阪の喫茶店でよく使われているような 金属製の背の高いタンブラーです。ガラスや薄手の陶器の場合 うっかり割れたりひびが入ったりしそうなので 金属製の方が安心して使えます。とはいえ購入して相当な年月が過ぎておりますので 私と奥様の二人分のタンブラーですが 昨年ほぼ同時期に取っ手が取れてしまいました。普通の方なら 取っ手が取れた時点で その食器の寿命が尽きたと判断して 捨てられるのかもしれませんが 私は別に取っ手がなくてもアイスコーヒーは美味しく頂けるので 全然当たり前にまだその金属製のタンブラーを使用して 毎朝アイスコーヒーを頂いております。
    作り方は ティファールのポットで お湯を二百ccほど沸かします。ホットコーヒーを頂いているマグカップにホットで頂く時よりも多い目にゴールドブレンドと粉末のミルク そしてカロリーオフの人工甘味料を適量注いで 準備します。お湯が沸騰したら 二つのマグカップに百ccほどマグカップにそそいで カップを揺らしてコーヒーのかなり濃い原液を作ります。そして金属製のタンブラーに 冷凍庫のブロック氷をなみなみと入れて そこに勢いよくコーヒーの原液を流し込みます。原液は沸騰したお湯を使っていますので 当然熱々ですがタンブラーになみなみと入れた氷によって 適度に薄まりますので ちょうど飲み頃のアイスコーヒーが出来上がります。毎朝 病院に降りてくると 冷房が効いてくるまで 奥様と医局で アイスコーヒーを頂きながら 談笑するのが 暑い時期には 習慣になっております。
    スーパーでは そこそこ美味しいボトルコーヒーが かなり廉価で販売されていますから そちらを購入したほうが 手軽で美味しいのだろうとは思いますが 別にアイスコーヒーを作るのはそれほど手間には感じませんし やっぱりインスタントコーヒーで作った方が 幾らかでも安上がりなのではないかと思いますので 当分この習慣は 取っ手のとれたタンブラーの使用と共に続くでしょう。コーヒーについては 一時期サイホンを購入して 何とかコーヒー通になろうと努力しましたが 何時まで経っても豆の違いなど判別できないので 諦めて以来 インスタントコーヒーをいかに美味しく頂くか という点に興味が移りました。インスタントコーヒーの中では ネスカフェのコールドブレンドが 一番おいしく感じておりますので 勿論ホットコーヒーを頂くときにも この商品を愛用しておりますが どうせ私は 本格的な違いが分かる男にはなれそうにありません。それに インスタントコーヒーでも十分に美味しく感じながら頂けますので コーヒーはインスタントで楽しんでいこうと思います。