8月6日 本日は広島の原爆記念日です

私が子供のころには この忌まわしい出来事が決して風化して 忘れ去られないようにと 巷でも人が集まっての催し物が良く開かれていましたし テレビでもディスカッション番組や 原爆をテーマにしたドラマや映画が度々放送されていたように覚えております。まあ今年は特に コロナ禍の最中にありますから 過去を振り返っている余裕がなくなっているからなのか 報道番組でも 冒頭にサラッとキャスターが触れる位で 特に原爆について扱われることも殆どなかったように思い 正直残念に思います。日本は世界で唯一の被爆国です。他人の足を踏んだことは すぐに忘れても 踏まれた方はずっと覚えているはずなのに 原爆を投下したアメリカが 特にトランプさんがトップに君臨する国が 原爆の事など思い出すはずがないのかもしれませんが 日本人は決して忘れてしまってはいけない出来事だと思います。
私は 特に被爆された方に 知り合いがいるわけではありません。戦争は 正直恐ろしいし 世の中からなくなるべきであるとは思っておりますが 現在の日本の体たらくな状態を考えると 徴兵制を復活させてでも 日本に軍隊を復活させるべきではないかとまで考えております。日本は第二次世界大戦で アジアの国々を侵略して 少なからぬご迷惑をかけたのは事実です。とはいえ日本が進行した東南アジアの国々は 殆どがもともと そしてその後も長い間ヨーロッパの各国によって支配されていました。ことさら日本がごく短い期間だけ進出したことが その国に対して 特別に甚大な被害や迷惑をかけたとは思えません。勿論決して褒められたことではないし 今後二度と同じようなことを繰り返すことがあってはならないと考えております。
只 日本は 史上初めての敗戦を経験してから 世界に類を見ない自国の軍隊を持つことを禁じられたような 戦争を永久に放棄せざるを得ないような まるでちゃんとした主権を有する独立国にあってはならないような いびつで不健全な憲法を戦勝国から押し付けられて 大して反発を感じる事もなく受け入れて 一切の変更をすることさえ試みないで 後生大事に守り続けているのです。よく言われることですが 「自衛隊は軍隊ではない 日本の国民と領土を守るために存在している」という言葉が私は大嫌いです。日本の領土を守るための存在であるのなら どうして戦後数十年がたってしまった今でも 北方四島は日本古来の領土だ 等と偉そうにと主張しているのに ロシアに大きな顔をして支配されているのでしょうか。そして どうして日本の領土を守るために存在している自衛隊が出動して 取り返す方向に行動しないのでしょうか。
少し前に北方領土を本気で取り戻そうとしたら 戦争を起こすしかない と発言した国会議員が袋叩きに会いました。私には不思議でしょうがありません。日本が戦後ロシアに対して行ってきたことは ひたすら忠犬ハチ公のように 尻尾を振り続けてきたことだけです。一生懸命に尻尾を振って 忠義心をアピールしていれば ロシアの領土はあんなに広いのだから きっと北方領土ぐらいは 何時の日にか返還してくれるだろうという儚い願いが叶うのをひたすら待つ姿勢です。断言できますが 百万年尻尾を振り続けても領土は返還されません。ロシアは2014年 ウクライナの領土であったはずのクリミア半島を 力ずくで強引にロシアの領土に併合したのです。ロシアがあれだけ広大な領土を所有しているのは ものすごく貪欲で旺盛な領土拡大欲の塊のような国だからなのです。そんなロシアが 第二次世界大戦の末期 それこそ瀕死状態の日本から 北方四島を掠め取ったのですから どんなに尻尾を振ったって 金輪際領土を日本に返還する気持ちなど 微塵も持ち合わせてはいません。
大層な先祖代々のお金持ちなら 金銭的に余裕があるから 多額の寄付金を収めてくれるであろう 等というのは とんでもない勘違いなのです。代々お金持ちの家系が どうして身を持ち崩さないで 長年にわたってお金持ちを継続しているかと言えば お金の大切さを 子供のころから教え込まれているので それこそご先祖様から受け継いだ大切な資産を一銭も無駄遣いをしないからなのです。アメリカでは 大金を稼いだ人たちが 多額の寄付金を出して 建物などを残して 名前も残していますが あれは沢山稼いだために沢山税金を払わねばなりませんが 幾ら沢山税金を払っても名前が残らないので 税金対策のために 寄付金は所得から控除されますから せっせと寄付をするのです。アメリカ人は 慈善事業が大好きですが アメリカ人自体が慈愛に満ちた民族だとは限りません。日本では 沢山稼いでも 寄付をして名前を残す習慣がないではありませんが ごくまれなケースで 大抵のお金持ちは 先祖代々受け継いだ財産を減らさないように 細心の注意を払いその為の努力は惜しみませんが 多額の相続税を払う位なら 沢山寄附をしようと考える人は 少ないようです。
何が言いたいかというと 本気で北方領土を取り戻そうとするのなら 第二次日露戦争に勝利をおさめるしかないのだという事です。その為に日本の領土を守る自衛隊が存在しているはずだと 申し上げたいのです。同時に竹島や 尖閣諸島で 韓国や中国に 日本の領土 領海などを犯しまくられていますから 直ちに自衛隊が緊急出動して 日本の守るべき領土や領海を守らねばなりません。どこかのバカな政治家が 日本に領土問題など存在しない 等と信じられない発言をしていましたが 日本は戦後ずっと大きな領土問題を抱えながら 見て見ぬふりをして 放置してきたのです。
正直な気持ち 私は腰抜け野郎の臆病者ですから 戦争なんて恐ろしくて とても参加できる勇気も能力も持ち合わせておりません。賛成か反対がと問われれば 勿論戦争反対と答えます。だけれども 日本という国が 本気で 北方領土を取り返したり 竹島や尖閣諸島が日本の領土だと主張するのなら それなりの毅然とした態度を取るべきなのです。竹島についての由緒ある歴史を辿れば 日本の領土であるという 日本の主張に間違いはないように思います。でも韓国の実効支配がはじまって数十年 その間日本人は指をくわえて 見ていただけのように思います。現実に竹島へ上陸しようとすると 一応日本としては島根県の一部だと主張していますが 韓国を経由して 韓国の了解を得なければ 上陸できません。
この話を聞いて 世界のいったい誰が 竹島を日本の領土だと思うのでしょうか。竹島を日本の領土として主張するのなら 海上自衛隊が出動して 韓国と一戦を交えざるを得ないのです。その覚悟なないのなら そして世界のだれもが韓国の領土として認識しているのですから 竹島を日本の領土だという主張をさっさとひっこめるべきだと思います。尖閣諸島にしても 同様だと思います。中国は南シナ海にあった ほんの数メートルの岩の出っ張りを 自国の領土と主張を初めて 少しずつその周囲に足場を気付いて拡張していき やがては飛行機が発着できる航空基地にまで仕上げてしまった国なのです。香港の自治権を無理やり強引に奪うやり方だって 以前は一応国際世論を気にして 幾らか遠慮しながら行動していましたが 習近平の独裁政権も末期を迎えましたから なりふり構わぬ行動に出るのが当たり前の国になってしまっているのです。再び日中戦争を起こす気概がないのなら 潔く尖閣諸島を中国に差し出した方が 私はすっきりとするように思います。
話を元に戻しますと 日本は第二次世界大戦で 敗戦濃厚になりながら 最後は日本本土を戦場として 最後の一戦に勝負をかけようとしていました。そんなことになれば 国民の被害者の数は 想像を絶することになり 日本は完膚なきまでに叩きのめされて 戦後の奇跡のような復興がありえなかったのは 間違いありません。広島と長崎に原爆を投下されたことで 本土決戦を諦める決意が出来たのですから 勿論被害を受けた方々には 心から冥福をお祈りいたしますが その甚大なる被害のおかげで 本土決戦なんていうとんでもないシナリオを回避できたのですから 考えようによっては 効率的に駄目を押されたと言えるのかもしれません。そういう意味合いから考えても 広島で被爆された方たちのご冥福を心からお祈りするとともに その多大なる犠牲によって 現在の日本があるのだと 認識をあらたにすることが 日本人の務めだと思います。

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