9月7日 とっても有利な貯蓄商品を見つけました

見つけたとは言っても 勿論私のお手柄ではなくて 何時も賢い奥様からのアドバイスを受けての事です。毎年一定の貯金をすることが その一年のお仕事の一つの目標なのですが 今年も目標額が何とか貯まりましたので そのお金をどのような形で貯蓄するか考えておりました。そんな夕方に これまでにも定期預金を二口ほど預けている京都銀行の営業マンが 訪ねてきました。渡りに船で 何かちょっとでも有利な商品がないかと 質問してみました。
私はこれまでギャンブルに手を出したことがありません。しいて言えば一つ目の大学に通っていたころ 暇つぶしにパチンコを少しだけやったことがありますが あくまで暇つぶしで 生活に支障が出るほどの金額をつぎ込んだ事等は全くありません。ですから 貯蓄するときにも ハイリスクハイリターンの 例えば株式に投資したり 貸付信託の様に かなり安全性は高そうですが 最悪の場合元本割れしそうな商品には 全く興味がありません。
銀行さんの定期預金は 利息が普通だと0.01パーセント位で 色んな条件付きで飛び抜けて良いものでも0.1パーセントには達しないようです。年利0.01パーセントとは一千万円預けていても一年後につく利息がたったの千円なのです。バブルの時代がまともではない事はよく解かっていますが 当時大口定期に一千万円預けたら利息は最高で十パーセントでしたから 百万円の利息がついた時代があったのです。勿論バブル期の再来なんて全然望みませんが ある程度お金が溜まった人たちにとっては 詰まらない時代になったものです。
まあ現在の所 デフレ傾向にありますから まだましですが まかり間違って 政府の思枠通りに インフレが進みだしたら 貯蓄の価値が相対的に低下してしまいますから インフレもそんなに望んでいません。只インフレが進むと言う事は 景気がいい方向に向かう訳ですから みんなが明るくなれるのでしょうし それにつれて銀行の利息も上昇傾向を示すのでしょうから 幾らかインフレ気味の進行を望まないでもありません。
銀行さんも 自分の所の定期預金などでは 全くいい話が出来ないので 保険会社の商品を紹介してくれました。例えば千五百万円 十年預けておくと 死亡した時にプラス三十万円になって帰ってくるのだそうです。そこそこ良さげな話に聞こえないでもありませんが 要するに千五百万円を十年以上預けていれば それから十年間のうちに死んだらプラス三十万円になるわけで十年預けていてやっと0.2パーセントの利息がつくわけで 一年あたりのプラスは 0.02パーセントと全然大したことがありません。
全然魅力的ではないけれども 元本割れのリスクがない商品としてはこれが限界だという話でした。だとしたらしょうがないかと諦めかけて 奥様に話したら 私がもっと魅力的な商品を知っているよと教えてくれたのが 農協さんのライフロード というやはり保険の商品でした。これは 預けて最初の五年間は0.4パーセントの利息がつきます。それ以降はその年の相場によって利回りが変化するのだそうですが 最低でも0.75パーセントの利回りが保証されているのだそうです。ここ数年の実績としては 何と年に1.5パーセント前後の利回りを出しているのだそうです。超低金利の時代としては 夢のような利回りの商品です。
この商品は 一般的な貯蓄形式ではなくて 私が現在60歳なので70歳まで預けておいて その後十分の一ずつ十年間 若しくは十五分の一ずつ十五年間にわたって 利息と合わせた金額を受け取る形になるのだそうです。奥様の場合今年まだ五十四歳ですから 70歳まで預けておくとその年数が大きくなりますから 尚更大きな利息がついた金額を毎年受け取れるのだそうです。私は自営業者ですから 国民年金しか受け取れません。それも人よりも回り道した分かけている年数が短いので スズメの涙ほどにの額しか受け取れません。奥様も似たり寄ったりなので いずれにしても年金だけでは 優雅には暮せません。その為に必死こいて毎年貯め込んでいるのですが どうせ私はそんなに長生きできません。子供もいないので 奥様の分以外は 残しても無意味に思えます。
取り敢えずこれだけ率のいい貯蓄商品は 他のどこを探しても 見つかりそうにないので 他の金融機関にただ同然の利息で預けているものも掻き集めて そこそこのまとまった金額にして 私の分と奥様の分を同額で預けてしまいました。私の分は 先に受け取り始めますので十年間で受け取ることにしました。多分私は80歳まで生きていないように思うからです。奥様の分はその途中から受け取れますが 奥様は85歳まで生きてくださると予想して 十五年で受け取るようにしました。これで取りあえずは受け取れる年金額の少ない私たちの人生の最後の方の生活費は たっぷりと用意されましたので一安心です。
お金を運用して利益を生み出すプロ集団のはずの銀行が殆ど利息を配当していないのに 農協さんの場合は 配当が大きいのは やはり銀行の奴らが暴利をむさぼっているとしか考えられません。株式市場の動きをみると昔と変わらない変動の仕方をしているように思いますから 上手に株式投資をして着実に儲けを出している人は少なからずいると思います。銀行の場合 利息がほとんど横並びなので 堂々とただ同然の利息で商売しているのでしょうが お金を扱うプロの仕事人として 預金者に十分な配当をまわさないで 私服ばかりを肥やしているようで ますます銀行員が信用できなくなった今日この頃です。

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