8月18日 福知山の花火事故について思う事

 夏の夜のきれいで楽しいおもいでになるはずの花火大会が 始まる直前に 悲惨な事故になってしまいました。原因は 今のところ分かっている範囲では 発電機に液体燃料を補給しようとして起こした火災のようです。詳しいことが分かってくると 不幸な偶然が重なってたまたま起こった不運な事故ではなくて 手抜きと怠慢が重なって今までに起こっていなかったのが不思議なくらいの 起きて当たり前の事故だったように考えられます。
 ガソリンという揮発性の強い液体燃料は 常温でもどんどん気化してしまうわけで ましてや花火大会の屋台のそばに置かれている状態では かなりの熱にガソリン容器がさらされているわけで 密閉されている状態なら気化したガソリンが充満しているのは必然的です。そんなことは液体燃料を扱うものにとっては常識のはずです。そして、液体燃料の容器には 充満した気体燃料が一気に噴出しないように必ずガス抜き口がついているはずです。そこから気化した燃料を少しずつ十分に排出しておけば燃料の取り出し口から気化した燃料が噴出するはずがなかったのです。
 それにもまして、液体燃料容器の開閉は近所に火気の無い所で行われなければならない という大前提が守られていなかったことが 最大の事故の原因でしょう。食物を販売する屋台なら 火気が存在するのは必然的だから 発電機をいったん停止して 屋台から十分に離れた火気が近所にない場所で燃料補給をしなければならなかったはずです。
 私が入手した情報によると 火災を起こした屋台の人間は 作動中の発電機に ガス抜きもしない状態で液体燃料の容器のふたを取り 火気のすぐそばで発電機に燃料を補給しようとして液体燃料に引火して火事を起こしたらしいです。この屋台の人間は勿論その日が初めてだったわけではないのでしょうが それまでにそんな怠慢極まりないやり方で発電機を扱っていたから必然的に火災を起こしたのだと思います。
 花火大会は河原などで行われることが多いので 当然電源は用意されておらず 照明などの為の電力は自分で確保しなければならず 発電機は必須うアイテムなのでしょうから 発電機の燃料補給する場所は相当に込み合うことが必然的な花火会場で 大会実行委員会が確保するべきではないでしょうか。
 火災を起こした屋台の人間は 単に手抜きに怠慢を重ねた結果火災を起こしたのか それとも液体燃料について殆ど無知であっために火災を起こしたのか分かりませんが どちらにしても 非常に多くの人間に多大なる迷惑をかけたのだから 相当に厳しく罰せられることが必要だろうと思います。
 迷惑をかけたのは被害を受けられた方だけではなくて 花火を楽しみに集まった十万人以上の人たちと花火をかなりの期間をかけて用意して打ち上げる準備していた花火師さんたちにも多大なる迷惑をかけたのです。
 現在のところ、被害者の方でお亡くなりになられた方はいらっしゃらないようですが 火傷による負傷は非常に痛みを伴いますから 重症の方々は 相当につらい思いをされていると思います。傷が回復しても かなり醜い跡が明確に残りますから 特に女性の場合は一生取り返しのつかない迷惑をかけ続けていくのです。
 今更ながらですが 液体燃料による発電機を使用する者には 液体燃料の扱いについて厳しい拘束をかけて違反した者を即座に厳しく罰するような制度を早急に作られることを望みます。

ブログ一覧