9月12日 オリンピックテロ対策訓練のニュースを見て

 お昼にご飯を食べながらテレビを見ていたら 東京のどこかの警察署でオリンピック期間中に爆弾テロが発生したことを想定しての訓練が行われたことが報じられていました。ちょっと張り切り過ぎじゃないかと思ってしまいました。オリンピックが実際に開催されるのは7年も先の話です。7年先には警察もお役所ですから 毎年のように人事異動を繰り返すでしょうし 本日訓練に参加した人のうちいったい何人がその警察署に残っているのでしょう。警視庁の全ての警察署で頻繁にテロ対策の訓練を繰り返すのならするならともかく 一部の警察署だけが張り切って訓練しても実質的に殆ど意味がないでしょう。大体本日の訓練した経験が7年後にいかされるとは考えられません。その警察署のどなたかが思いついて 訓練されたのかもしれませんが 7年の間には爆弾テロにしても進化するでしょうから現在あるものとは 爆弾の形態も変わるだろうし その破壊力や爆弾処理のやり方も 現在とは全然異なるものになっているのかもしれませんから今頃からほんの思いつきの様なテロ対策訓練をするなんて 単に目立ちたいだけのパフォーマンスとしか受け止められません。
 ただ、これが開催の決まった東京と大阪の温度差なのかもしれません。東京の方はそれだけまいあがっておられるのかもしれません。関西人にすれば東京に決まったことは諸々の景気についての予測で数兆円の経済効果が期待されるらしくお目出度いことだなあ、位の気持ちしかありません。言ってみれば今年のプロ野球でパリーグは楽天が優勝しそうやなあ位にしか盛り上がっていません。これで少しでも東北の方が元気になられればよかったのかもしれませんねえ位が正直な気持ちです。オリンピックが開催されれば外国からたくさんの観光客がいらっしゃるだろうから そのおこぼれで大阪や京都にも観光客が流れて来てくれればよいのだけれど、位の盛り上がりしかないのかもしれません。
 関西人の興味はあくまで阪神が優勝出来るのか否かに絞られています。もしも、今から阪神が奇跡の大逆転優勝でもすれば オリンピックが東京に決まったどころではない大盛り上がりになることは間違いありません。兎に角関西圏では阪神が優勝すればオリンピックが東京に決まったこととは比べ物にならないくらいの経済効果が 関西圏に限って起こるのはまちがいありません。東京の人にすれば阪神が優勝しようと(勿論巨人ファンの人は悔しいでしょうけれど)どうでもいいでしょうが 関西人からすれば東京でオリンピックが開催されてる事よりもよっぽど身近で明るいニュースなのです。
 何にしてもオリンピックの開催による恩恵が我々庶民に少しでも降りかかれば良いけれど アベノミクスと同様で実際には絵に描いた餅は食えないで終わらなければよいと願うばかりです。

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