私の唯一のサラリーマン時代、と言っても塩野義に勤めたほんの四年足らずの間は　塩野義が労働組合の力が強い企業だったのでメーデーがお休みで凄く嬉しかったのを覚えています。勿論労働組合の活動になど全く興味のない私ですから　組合の集会に参加したことなどある訳がありません。でもゴールデンウィークのさなかに位置していますから　メーデーのお陰で連休が更に大型化してくれるので　有難く感じました。

ただ世界的に見るとメーデーは祝日になっている国の方が圧倒的に多いみたいです。日本のように平日扱いの国は少数派らしいです。ゴールデンウィークを盛り上げるために昭和天皇の誕生日を昭和の日として残したり　憲法記念日と子供の日の間の日を　わざわざみどりの日として祝日にする位なら　世界に協調してメーデーを祝日にすればいいのにと思ってしまいます。別にメーデーを祝日にしたからと言って　労働組合がのさばるわけでもないのでしょうから。

「メーデー」という言葉は五月一日を意味する場合と　三回繰り返すと遭難信号の意味合いがあります。語源はフランス語のvenez maider(ヴェネ　メデ）「助けに来て」という言葉から始まったそうです。各種の通信で雑音に強く聞き違えられることが少ない言葉であるからなのだそうです。映画などを見ていて　飛行機などが緊急事態になった時に「メーデー、メーデー、メーデー」と叫ぶのはそのような意味合いがあったからなのです。今まで不思議に思っていましたが、現在はインターネットでなんでも疑問が解決されるので　有難い世の中だと思います。

世の中はゴールデンウィークが始まっているみたいですが　それほど患者さんが増えていませんのであまり実感がわきません。まあ何にしても気候のいい時期なので　皆さんのんびりとお休みを楽しんで無事にお宅に戻ってこられることをお祈りいたします。