11月1日 ハロウィンの渋谷での人手が 八割減だったそうです

今年はコロナ禍で特殊な事情がありましたので 渋谷地区では 早い時期から 今年に限っては渋谷になるべく集まらないように という事前予告が徹底されていたみたいです。例年 若者が密集して 調子に乗って いろいろと問題を起こしたりしてニュースに取り上げられていましたが さすがに今年は 若者も 我が身が可愛いからなのか知りませんが 集まった人間は例年二割ほどに留まったのだそうです。まあ逆に言うと 二割の人間は いつもと同じ気持ちでやってきたのかどうかは知りませんが 渋谷へ繰り出してきたのだそうです。警察なども 例年通りの人数が集まることを想定して 例年通りの人数が配置されていたのだそうですが 活躍する出番はなかったみたいです。
そもそもハロウィンに仮装した人たちが 街中をうろつくような習慣は 私が子供のころには さっぱりありませんでした。私がハロウィンと言う言葉やその時期を意識し始めたのは ちょうど秋の時期 十月ごろにディズニーランドへ出かけておりましたので その時期は ハロウィンの飾りつけであったり ハロウィンに因んだパレードなどが行われていましたので その時に十月の末に 仮装して人が出歩く習慣がある事を認識しました。もともとディズニーランドの中では 訪れた人たちが ミッキーやミニーちゃんの被り物をしたりして 仮装したような状態で歩き回るのが当たり前でしたから ハロウィンの時期には 若い人たちが かなり思い切った仮装をして練り歩いているのが 違和感なく受け入れられていました。日本でのハロウィンという習慣が 定着するのに ディズニーランドが 果たした役割は 結構大きいのかもしれません。
元々は ケルト民族という中央アジアに存在していた人たちが 十一月一日に年が明ける決まりことがあったのだそうです。その為十月の三十一日が いわゆる年末 大晦日にあたったのだそうです。その日には ご先祖様が日本のお盆のように 帰ってこられるのだそうですが ご先祖様に紛れて 悪霊たちまで押し寄せてくるので そのような悪霊対策として 恐ろしい仮装をして災いを受けずに済むようにと街中をうろついたのだそうです。その習慣がヨーロッパやアメリカに伝わって いつのまにかメジャーな行事となり広まっていったのだそうです。もともとは蕪をくりぬいてランタンが作られていたのだそうですが ヨーロッパやアメリカでは かぼちゃをくり抜いてランタンにしたのが 定着してしまったのだそうです。
別に 行事に参加するのに その起源や謂れを知っておかねばならない等と 堅苦しいことを申し上げるつもりはございませんが 例年幾つかの地域に大勢で集まって 盛り上がった勢いで 車をひっくり返したり 器物を破損してしまったりする若者が 全国でかなりいるみたいですが 元々は悪霊退散のために仮装していたのだという事ぐらいは知っておけば あまりはしゃぎすぎて 無茶な行動に走らずに済むのではないか 等と説教染みた感想は持ちませんが 普段はおとなしい人間が そんな時だけ調子こいて突っ走るのを見ると 私としては非常に不愉快な気持ちになります。
現在は ハッピーマンデー法なんていうくだらない法律のために 祝日が制定されたのには それなりにキチンとした意味合いがあったはずのに 単に連休を増やすためという くだらなすぎる理由で 祝日の日にちが 決められてしまうために その祝日の意味合いに対する理解がほとんど失われていっていることを とても残念に思うこと自体が 時代の流れに取り残された 年寄りであることを自覚しなければならないのかもしれませんが 物事には意味合いのある日に決められたちゃんとした理由があることぐらいは 忘れずにいる人が少なからずいらっしゃることを期待いたします。
もうすぐ 年が明けてしまいますから 新年の初もうで というのは かなりの人たちが 例年元日に出かけられるものだと思いますが 今年は出来るだけ日にちを分散してお参りしていただきたいと 参拝客の多い神社などでは 早くからアピールされて それなりの対策を立てられているのだそうです。私は元日は 毎年急患が来院されるのを 何時でも対応できるように準備して電話の前で待機しておりますので 例年初もうでは四日のお昼からに決めております。その頃になると さすがに参拝客も殆どいらっしゃいませんので スムーズにゆったりとお参りできます。年が明けたとて コロナ禍が解消されるわけではありませんから 初もうでもうまく分散されて それ程混みあわず 感染のかくだいにつながらないで済むことを心より祈っております。

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