11月22日 語呂合わせでいい夫婦の日なのだそうです

現在の奥様と巡り合ってから もう十年以上の歳月が過ぎました。私の乏しい恋愛経験で これほど一人の人を思い続けたことはありません。何度も何度も書きましたが私は自分の外見に強いコンプレックスを持っています。勿論初めからそのような気持ちを持っていたわけではなくて 若い年代の頃に 普通に女の子を好きになって その気持ちを相手に伝えても 殆どその気持ちを受け入れてもらえませんでした。

私は現在もそうですが 異性を見るときに相手の外見にはそれほどこだわりません。頭の回転が遅い相手とは話が合わない様に思いますから 機転がきいて楽しくおしゃべりできそうな女の子を好きになりました。外見にはこだわらないと言いながら 結構拘っていたのかもしれません。派手な顔立ちや服装 化粧の濃い女の子は 大嫌いでした。性格的には 出しゃばりの女の子は苦手で 大人しくて控えめな女の子が好みでした。

ずっと振られ続けていましたから自分なりに慎重に女の子を好きになるようになり この子なら恐らく自分の気持ちを受け入れてもらえるかと期待して 思いを伝えましたがなかなか上手くはいきませんでした。いいお友達にはなんとかなれるのだけれども そこから先に進もうとしては失敗を繰り返しました。

勿論私の人間性に嫌われる要素が少なからずあってのことだとは思いますが 若い頃にはそうとは考えられずに 全て外見の拙さに起因していると思い悩み 自分は一生女性とお付き合いなんかできないと思い込んで 果てしなく落ち込んでしまいました。そんな事で 二十歳を過ぎても悲しい童貞野郎でしたが ひょんなことから女性と付き合うことが出来ました。

ただ正直に申し上げて 私はその女の子が心の底から好きではありませんでした。ただ女性の体の魅力に引きつけられて 暫くお付き合いを続けてしまいました。でも気持ちが伴わないお付き合いでしたから あっさりと別れる時が来ました。でもそのお付き合いをした経験で 女性についてかなり色んなことを学びました。

どうやら残念なことに 本当に大人しくて控えめな純情そのものの女の子なんてこの世の中には存在しないらしいことも 何となく分かってきました。表面的には どんなに可愛らしい清楚な女の子も 一皮むけば ズルくて エロくて 自分勝手な存在であることが うっすらとではありますが 飲み込めてきました。勿論男だってそれこそ若いうちは 一日の大半をエロい事ばかり考えているし せこくて どうしょうもない位に情けなくて恥ずかしい存在なのですから 女性にだけ崇高な理想を求めても仕方がない事が理解できました。

自分の存在を客観的に見直して 女性に過大な期待を抱かなくなってからは 女性の存在をかえって身近に感じられるようになり なんとか頑張れば女性とお付き合いができるようになりました。それでもやっぱり私が女の子に求めるのは 優しくて大人しくて控えめな事です。

でも現実はそうはいかないこともよく分かっています。現在の奥様も 非常に頭の回転が速くて 話していてとても楽しいのですが 余りに口が立ちすぎるので 口げんかになっても必ず私が言い負かされてしまいます。外見は勿論年齢的に致し方のない事ですがおばさん体形であります。でもその笑顔は最高にチャーミングだとも思います。奥様はいわゆる口八丁手八丁で 口もたちますが 何をやらせても 人並み以上にできてしまいますから 明らかに私では太刀打ちできません。とても大人しくて控えめな女性ではありません。でも私のように腰抜けのダメ男にはもったいない位よく出来た奥様だと思います。ですからこれからもずっといい夫婦でいられるように頑張ろうと思います。

この世の中に 大人しくて控えめで純情な女の子はいないと断言しましたが、乃木坂のナーチャンとマイマイだけは 大人しくて控えめで純情そのものの女の子だと 私は今でも固く信じています。

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