本日が節分という事は　明日が立春なので　暦の上ではすぐに春を迎えます。俳句作りに励んでいると　季語を適切に選ぶために　実感としての季節よりも　暦の上での季節に敏感になります。でも今が体感的には　寒さのピークのようですから　明日から春だと言われても　全然実感がありません。まあ正直言えば　新年を迎えた時でも　カレンダーの最後の日が過ぎるから　次の年　新しい年が始まるような気がするだけなのかもしれません。なんとなく正月の行事　新年のあいさつや年賀状のやり取り　御節料理を食べたり初詣に出かける　正月の気分になっているだけのようにも思えます。まあ私は俳句の極初心者ですから　俳句作りの季節感と　現実の季節感のギャップを上手く折り合いをつけていく術を身につけていくしかないのかもしれません。取り敢えずは　明日から春の季語を用いて　明るく楽し気な俳句を詠んでいこうと思います。
皆さん恵方巻を食されたのでしょうか。私が子供の頃には　豆まきほどポピュラーな節分の習慣行事ではなかったように思います。バレンタインデーにチョコを女性から男性にプレゼントする日本独自の習慣が　実はお菓子メーカーのチョコの販売促進企画が　いつの間にか日本の文化として　定着してしまったように　海苔業者が海苔の販売促進のための企画として始まった恵方巻を節分に食べる習慣も　現在ではかなり全国的に定着しているようで　不思議に思えます。日本人は　ニュースとして報道されたり　話題になっている出来事をその信憑性の確認もしないで　無条件に鵜呑みにする　不可解な国民性があるように思います。バレンタインにチョコを女性が男性にプレゼントすることにしても　その行動の所以を知ろうともしないで　鵜呑みにしてしまうから　すんなりと簡単に定着してしまったのでしょう。
私は　祝日の日にちを暦上の都合だけで勝手に変更してしまう　ハッピーマンデー法に　大反対なのですが　単にお役所の連休が出来たほうが　国民が旅行に出かけやすいだろうという　浅はかな発想で作った法律を何の疑問も持たずに受け入れてしまう日本人だから　訳の分からない風習を何の疑問も持たずに受け入れるのでしょう。祝日には　祝日として選ばれ制定されるためのちゃんとした理由があるのです。祝日として特定の日が定められた原因をきちんと理解して　その意味合いを噛み締めながら　祝日を過ごすのが　望ましいと思いますが　こんな考え方は古すぎるのでしょうか。頑固ジジイと呼ばれても構いませんので　日本人としての拘りを持った生き方をしたいです、