2月6日 ラグビーの日本選手権大会に大学生の出場枠が無くなりそうです

私が子供の頃 ですからもう数十年も昔には ラグビーの日本選手権と言うのは 一月十五日 即ち成人の日の恒例行事でした。大学選手権で優勝した大学チームと 社会人選手権で優勝した社会人チームの一騎打ちで その年の日本の最強のラグビーチームを決定していました。当時から 社会人チームの方が優勢ではありましたが 大学チームが日本一になるケースも珍しくはありませんでした。日本のフル代表のレギュラーメンバーに 早稲田や明治 同志社の選手が数名は名を連ねていた時代もありました。
所がいつのまにか 社会人チームの実力が外人を補強したりして戦術的にも 体力的にも凄く上がってしまい 逆に大学チームは 学生の本分である勉強に力を入れざるを得ないようなカリキュラムに制度が変わって 練習量が減り弱体化してしまいました。昔は悪しき風習なのかもしれませんが ラグビー部の選手は 試合で活躍すれば 教授が無条件に単位をその選手に進呈していた時代があったのだそうです。
昔は 社会人チームのリーグ戦が 地域によって限られていましたから 強いチーム同士が試合をして切磋琢磨していく機会が日本選手権の時ぐらいしかなかったのですが トップリーグと言う各地の強いチームだけを集めたリーグ戦が開催されるようになってから 社会人選手は厳しい試合を沢山経験するようにな 必然的に技術も体力も戦術もどんどん向上していきました。その結果が南アフリカに勝利する大金星にもつながったのかもしれません。
ラグビーファンである私としては 日本のラグビーの実力が向上することは とても嬉しいのですが かつては四年間で完全に選手が入れ替わってしまうという大きなハンディキャップを背負った大学チームが 毎年毎年選手を補強して必然的に実力が向上していく社会人チームと互角にわたりあった時代の 日本選手権のワクワクドキドキを どうしても忘れられないのです。たとえ惨敗することが分り切っていても ラグビー日本選手権と名のつく大会には 大学日本一のチームの参加を認めて欲しいのは 私が未練たらしいだけなのでしょうか。大学チームの参加が無くなってしまう事に 一抹の寂しさを感じているのは きっと私だけではないと思いますが これも時代の流れなのでしょうか。

ブログ一覧