3月6日 父親の遺産相続に関する税務申告が 何とか無事に終えられたようです。

三年前の暮れに 父が94歳で亡くなりました。私は生前 父と凄く仲が悪くて 顔を合わせれば喧嘩ばかりしておりました。なので一時的には絶縁状態になっていたこともありましたが 亡くなる一年ぐらい前に 遺言状を預かった銀行が仲介に入ってくれて また実家に出かけるようになりました。私は 非常に頑固な業突く張りの爺であることを 自覚しておりますが そんな人に嫌われる要素は 父からそっくりそのまま受け継いだように思います。なので 顔を合わせると反発し合ったのだと思っております。まあ長男ですから 父の最期を迎える前の一年ぐらいは 出来る範囲ではありますが せっせと面倒をみていたように思います。
その父が残してくれた実家を売却した時に受け取った金銭に対して キチンと税務申告をしないと 数百万円にも及ぶ税金がかかってくると 突然税務署から 通知が届きました。
こちらとしては 父が亡くなったのが三年前で その遺産を受け取ったのが 何時だったのかさえよく覚えていない時期になって 突然そんな知らせを受けたので 凄く焦ってしまいました。税務署から申告するのに必要な書類を教えてもらいましたが 書類のキチンとした管理など 私の一番苦手な分野の事なので 途方に暮れてしまいましたが そちら方面に妹夫婦が私よりは通じていましたし 妹夫婦は 私よりも一足先に引退生活に入っておりましたので 時間的な余裕がありましたので 申し訳ありませんが妹のご主人に大活躍していただいて 何とかかんとか必要な書類をかき集める事が出来ました。
そしてインターネットで 空き家対策のための特別な相続税の免除という項目を調べて 税務署にそろえた書類を持って 訪れました。車で行ったのですが 勿論税務署に注射できるわけがありませんし 近所の道路は係員が目を光らせていて 路上駐車出来るわけもございません。そこで私はここ数年 税務署のお隣の 簡易裁判所に こっそりと車を停めております。ちしゅつするだけの ほんの五分十分ですから 問題ないだろうと思って 平気で駐車しております。
私は車を停めてから そそくさと税務署の書類を提出する部屋へ直行しました。所得税の申告は 毎年ここに提出に来ておりますが 相続税の特別控除のための書類の提出ですので ひょっとして書類に不備があったり 不足しているものがないのかと 不安な気持ちでしたが 受け付けて頂いたお姉さんに 相続税の申告は初めてですので これだけで大丈夫でしょうか と訊ねながら提出する書類を差し出しました。その方が一つ一つ書類を確認してくださって 過不足なく書類がそろっているし 必要な項目に記入されていることを 認めてもらえたので ホッとして提出を終えました。
ただあんまりホッとしすぎて 提出する書類を入れた封筒を 荷物置きのテーブルに忘れてしまいました。私は帰りの車で そこそこ走った時にその事に気づきました。書類の余分な部分や 提出する書類のチェック表などは 別になくしてもかまいませんが 万が一記入間違えなどがある場合に訂正印が必要かもしれない炉 印鑑を一緒に入れておりました。その印鑑は 銀行印などとしても使用している大事な印鑑でしたので 慌てて引き返して 取りに向かいました。提出したカウンターに駆け付けると 書類を受け取ってくださったお姉さんが 私の顔を見てニコッと笑って 「封筒を忘れましたよね」と言って 差し出してくださいました。深々と頭を下げて 受け取り 本当の帰路につきました。
申告が無事にすんだのかどうかは まだ分かりませんが 必要な書類 それも入手するのにかなり手こずった書類を 揃えて キチンと記入するべき欄を記入しましたから 恐らく無事に申告出来て 税金の減免を受けられるだろうと思います。上手くいかなかったり 申告に間に合わなかったりしたら 恐らく三百万円以上の税金を求められていたはずですので 取り敢えずは無事に申告が出来ましたので ホッとしました。妹のご主人には 一方ならぬお世話になりましたので 何かお礼をしなければならないと考えております。
最初は 旅行に頻繁に出かけているような話だったので 旅行のクーポン券を購入して 渡そうかと思いましたが 旅行会社に電話して確かめてみると 今の旅行クーポン券は 使える宿泊施設が限られているうえに 交通機関で使用するのにもいろいろ制限があったりするので かなり使い勝手が悪いと教わりましたので やめておきました。次に百貨店の商品券ならどうかと思いましたが 正直な所 私はここ数年百貨店で買い物などしたことがありません。近所のスーパーなどでも使える金券なら 便利かもしれませんが 百貨店の商品券も 思ったより使い勝手が良くなさそうなので やめにしました。
金券ショップに直接電話をかけて 使いやすい金券がないかと訊ねようと思いましたが ネットで調べてみたら 私が求めているような商品を扱っている 金券ショップが見つかりませんでした。質屋さんなどの 人気商品の買取専門のお店の情報ばかりで 私が求めるような便利で使い勝手の良い金券を扱ているお店が 上手く見つけられませんでした。そんなわけで 結局謝礼は 現金を渡すのが 一番確実で受け取った方が使い勝手がいいだろうという結論に達しました。まあ本音としては 何かの金券を商品として購入したほうが その金額の領収書が手に入るので 来年の申告の時に 上手く紛れ込ませて 接待交際費当たりの経費として 計上しようという せこい考えがあったのですが 諦めました。
善は急げで 封筒にそこそこの金額を入れて 簡単な感謝の言葉を並べた手紙を添えて 近所の妹の所へ持参して 手渡し勿論その場でも感謝の言葉を添えました。私は父とは決定的に仲が悪かったのですが 恥ずかしながら 妹ともそれほど仲が良い関係ではありません。今回の事も 私の所には税務署から通知が届かなかったので 電話がかかってきて 事の顛末を知ったわけで どうしても対応が立ち遅れてしまいました。プライベートでも いろいろと問題が生じておりましたので 猶更対応が上手くできなかったので 全面的に妹夫婦に助けてもらって 辛うじて申告が出来ました。この事を切っ掛けに 少しでも妹夫婦と仲良くなっていけるように 今後努力していこうと思っております。

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