4月16日  熊本地震の被災者への救援は スムーズにいっているのでしょうか

日本は火山の多い国だし 活断層なんてそこいらじゅうに存在しているし 昔から地震の多い国であったのでしょうが ここの所大規模な地震が阪神地方、東北地方 そして今回の九州地方と立て続けに起こっているように思います。今回の地震の震源地は今後三十年間に大規模な地震が起こる可能性は一パーセント以下と発表されていました。所が実際に大きな地震が起こってから 地震学者なんて奴らが現れてきて 今回の地震も活断層の真上に震源地がありますから 当然予想されていました 等と後付でもっともらしい顔をしてまくし立てていますが非常に不愉快です。

本当に予想できていたのなら 地震が起こる前に大きな声で発表せんかい と思ってしまいます。大体日本は地震の非常に多い国なのですから 日本という国で一生過ごすつもりなら一度ぐらいは 大きな地震と遭遇するのは当たり前と考えて 地震が起こるのを予測することに力を入れるのをやめるべきだと思います。たとえどんなに正確に 地震が起こることを予測できたとしても 心の準備ができる位の事で 殆ど実質的には役には立たないように思います。

アメリカなどでは もっと合理的に考えて 地震は地球が通常の活動をしている以上は 必ず起こるものであると割り切って もし起こった時にどのような準備をしておけば 被害を最小に食い止められるかに絞って研究しているのだそうです。日本はアメリカよりもよっぽど地震が多い国なのですから いい加減予測に力を入れるのではなくて いずれ必ず起こるであろう地震に対して 被害を少なくするための準備を心掛けるべきでしょう。

大規模な地震が起こると 日本人は義援金や救援物資を被災地の方のために 送ることに熱心になります。不景気な世の中ですが 日本人の思いやりの心は 自画自賛みたいですが 立派だと思います。ただせっかく集まった義援金が 適切なタイミングで被災者の手元に届いていないことが 毎回繰り返されているのはとても残念なことです。被災するときには着の身着のままで非難するわけですから なかなか現金を持ち合わせていないのは当然です。そんな折に一人数万円でもいいから なるべく早くに渡してあげるべきだと思います。

所が自治体がいったん預かった義援金は あたかもその自治体の財産であるかのように勿体をつけて やれ本人確認だとか証明書が必要だとか しちめんどくさい手続きを設定したりして はんこや身分証明書を持ってこいなどと要求してなかなか被災者が現金を受け取れていないように感じます。その地区の住民であることが確認できたら 出来るだけ速やかに現金を被災者の方に渡してあげて欲しいと思います。

それから 被災地で必要になる救援物資などは 実際に被災地の避難所などで生活してみなければ 分らないものが結構あると思います。各自治体は そのような実際に被災を経験した自治体やそこの住民の方から 直接情報を集めて 必要になるものを十分に備蓄しておくべきだと思います。東北の地震の時には 食料や水など重たい物資は殆どが一階に備蓄してあったために 津波で流されてしまって全く役に立たなかったのだそうです。本当に緊急時に必要なものなど 緊急時になってみなければわからないものでしょうから 実際の被災地での貴重な情報や体験談などをもっと有効に活用して 自分たちが実際に被災した時に役立てるように準備してほしいと思います。

インターネットが発達した現在ですから 何処の避難所ではどのようなものが不足しているのか 直ぐに必要なものはなんなのか きめ細やかに情報を取りまとめて せっかく集まった救援物資が有効に活用されるように 各自治体が頑張ってほしいものです。例えば飲料水は人間が生活していくうえで必要不可欠なものです。ある避難所に大量のペットボトル入りの飲料水が届いたのだそうですが そこにはすでに給水車がいて 殆ど飲料水は必要としていなかったのだそうです。情報管理がいかに大事であるかわかると思います。

兎に角地震大国である日本で暮らしている以上は 何時自分が被災者になるかわかりませんから 十分な準備と有効な対策プランをきちんとしておいてほしいと思います。

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