このブログでも書きましたが　三月の末に私の父が　実家の玄関に倒れて起き上がれなくて　長時間が経過したために冷たくなって救急搬送され　緊急入院しました。ひと月ほど入院して　四月の末に退院できましたので　渋る父を何とか説得して　老人ホームへ入所してもらいました。退院して　その足で実家に戻り必要最低限の身の回りのものだけ持ち出して　施設に向かいました。入所して二週間ほどが経ちましたので　ようやく外出許可が下りて　本日生活するのにどうしても必要な　電化製品や家具を買い出しに出かけました。父の生活している部屋を　施設内に立ち入りできませんので　実際には確認できておりませんが　全体で二十平米位、そこにベッドが置いてあり　車いすで出入りできる広めのトイレも含まれますから　家具の置けるスペースは　それほど広くないと予想されますから　コンパクトな大きさも要求されそうです。
その施設が　招堤にありますので　近くて電化製品と家具がそろうニトリに出かけました。まずはニトリモール内にある　ヤマダ電機に行きました。施設では　電子レンジやトースター等の出火する心配のある家電は置けないのだそうで　取り敢えずティファールのポットを買いました。これがあれば　インスタントのコーヒーや　レトルトのゼンザイを温めて　食べる事が出来るでしょう。次に娯楽とニュースを求めて　テレビを買いました。部屋が狭いので　ちょうどよいインチ数を考えて　購入しました。次に　冷蔵庫がないと　食品の保存も出来ないし　これから暑くなるので　部屋でいつでも冷たい飲み物が飲めるようにと　これまた部屋の狭さを考慮して　ほどほどに小さいツードアの　一応冷凍庫もついている冷蔵庫を買いました。
電化製品は　また欲しいものがあれば　買い足すことにして　次にニトリの家具売り場に向かいました。ちなみに　ニトリについたときに　奥様がお店の備え付けの車いすを見つけてくれましたので　父をそれに座らせましたので　移動が割とスムーズにできました。とりあえずは　衣類などを収納するために　ホームセンターで　プラスチック製の三段になっていて天板が板張りで　テーブル代わりにも使えそうな収納家具を事前に用意しておきましたが　父の好みには合わなかったみたいで　木製の白塗りの結構大きめで　テレビ台としても使える横長のタンスを購入しました。部屋が狭いので　大きすぎるのではないかと　心配ですが　とにかく父がその箪笥の色とデザインが気に入ったみたいなので　そのタンスを選びました。そもそも所詮ニトリに買い物に来ているのですから　デザインや色よりも　機能性を重視して選ぶべきかと思いましたが　いらぬ口出しをすると喧嘩になるだけですから　止めておきました。
次に　ゆっくりと腰かけられるソファーが欲しいのだそうで　一人掛けの楽に　長時間腰かけていられそうな椅子を選びに行きました。店員さんに頼んで陳列してある椅子のうちから気に入りそうなものを　床に降ろしてもらって　試しに座ってみました。ひじ掛けがある方が　立ち上がりやすいのか　ひじ掛けがない方が体の向きを変えやすいので　使い勝手がいいのか悩んでいたようですが　結局ひじ掛けのあるクッションの硬めの椅子を選んだようです。洗面所の前に置くマットなどを最後に選んでお会計しました。
買い物が終わってから　食事に出かけました。ひと月ぐらい病院食が続き　その後施設の豪華とは言えない食事が続いているので　焼肉とか中華など脂っこいものがいいのかと思いましたが　あっさりしたうどんを希望しましたので　セルフの気楽に食べられるうどん屋に連れて行きました。以前　酒を美味しく感じていたころは　こってりしたものを食べたがりましたが　現在は酒が飲めなくなって　甘いものを好むようになりましたので　好みも変わったのか　食べ物もあっさりしたものを食べたがるようになりました。９３歳ですから　当然かもしれませんが　食欲も衰えてきているのでしょう。自分が希望したうどんでしたが　半分程食べ残していましたので　心配ですが致し方がないのかもしれません。
無事に本日の予定をこなせたので　父を施設に送っていきました。職員の方に伴われて　部屋へとぼとぼと歩いていく父の姿に寂しさを感じて心配になりましたが　予想していたよりは　施設にも職員さんにも　お仲間たちにも　馴染んでくれているのだそうですから　自分の環境を少しでも楽しんでもらえたら　嬉しいです。