5月13日 昨日のお寺巡りの報告です

本当は昨日のブログで書くべきことですが ウッカリ朝から作ったお弁当作りについて書いていたら かなりのボリュームになってしまったので 本日そのお寺巡りの報告をしようと思います。朝七時に起きてお風呂に入りながら お弁当作りを頑張りましたので 病院を出たのは九時半を回っていました。

先ずは京田辺にある一休寺を目指しました。いつものように道案内は奥様に任せきりですから 奥様の指示通りに運転したら 三十分もかからないうちに 到着しました。とんちで有名な一休さんがおられたことから 一休寺と言う名前が有名になりましたが 臨済宗の大徳寺派の寺院なのだそうで 正式には酬恩庵というのだそうです。車を駐車場に停めましたが 一応有料駐車場と書いてありましたが 誰もそれらしい人がいなかったので 無料で停められました。

既にゴールデンウィークは明けていますし 平日でしたから 割と閑散としていて 凄く落ち着けたので良かったです。一休さんが若くてかわいらしかった頃の像や かなりお年を召してからの像など幾つも拝見できましたので 面白かったです。とんちの逸話として有名な この橋わたるべからずの橋や トラを縛ることを要求された屏風などが展示してあり 楽しかったです。

興味深い資料を展示してある建物もありました。最初は私と奥様の二人だけでしたから いつものように冗談を言い合いながら 見学していましたが 暫くすると他の人たちが結構入ってきて そこそこ混み合ってきました。私が同じようにふざけようとすると 奥様はすました顔をして注意しましたから 若干むかつきましたが 私も大人ですから 黙って見学しました。

丁度十二時ごろに 一休寺を出て 昼からの訪問予定地である 海住山寺(かいじゅうせんじ)へ移動しました。一休寺につくまでに朝ごはんのサンドイッチを食べていましたので 海住山寺まで移動する間に おにぎりのお弁当を食べました。海住山寺は木津市の加茂町と言う山奥にありますからゆっくりとドライブしながら お弁当を頂きました。

木津川沿いをひたすら走りましたが 結構な砂浜がありましたから 夏には泳ぎに来てもよさそうな位に自然が豊かでした。奥様も全く初めて足を踏み入れる地域だったので 乃木坂のカーナビの案内に従って運転しました。声は勿論ナーチャンです。久しぶりにこのカーナビを使いましたが やっぱりかわいいナーチャンが[次の角を右に曲がってな」等と可愛い声で指示を出すと 思わず[ハイ分りました」と返事をしてしまいました。

木津川から離れて そこそこ山道を進むと 古びた山門がありました。蔦が絡んでいて雑草が茂っていて殆ど人通りもなさそうです。脇の道を通り過ぎると 山門だけがぽつんと残っていて 昔はお寺の入り口だったのかもしれませんが 現在は使われていない様子でした。その山門を通り過ぎてからは かなり急な坂道を登って行きましたが ある曲がり角で突然二匹のお猿さんを見かけました。かなり人に慣れているようで こちらの姿を見かけても 悠然と道路端に座っています。

この辺りではお猿さんが出没するのは珍しくないみたいで 侵入されては困る部分には電気が流れて侵入を阻止する柵があちらこちらに設置してありました。自然が豊かだとは思っていましたが まさかお猿さんを見かけるなんて想像以上です。きっと夜になれば キツネやタヌキにも出会えそうな雰囲気でした。こんな自然とちょっとだけでも触れ合えたようで嬉しくなってしまいました。更に急な坂道を上り続けると ようやくお寺の本堂が見えてきて 駐車場がったので停めました。さっきの一休寺は 僅かでしたが観光客らしい方が チラホラ見かけましたが さすがにこの山奥のお寺は 殆ど他に人がいませんでした。

本堂に入って 拝観料を支払って 簡単な説明を受けた後 本堂を見学しました。真ん中の一番大きな座所には 近づけませんでしたが 右側の座所には近づけましたので 奥様に座ってもいいのかなあと尋ねたら 殴られました。でもすごく立派な木魚があったので 叩いてみたい衝動に駆られて 指ではじいてみました。予想以上に大きな音がなり 入口のお姉さんに 触らないようにと注意されました。

十一面観音立像がとても立派だったので 奥様が足元を見ようとして 柵を越えて覗き込んだら 今度はブザーが鳴りましたので驚きました。柵を乗り越えるとセンサーが働くので超えないようにと 今度は奥様が注意されるべきはずでしたが そのお姉さんは明らかに私に対して注意しました。まあ人相風体からして 私が注意されるのは仕方がないのかもしれませんが 奥様が当然のように素知らぬ顔をしていたのがむかつきました。

本堂を出てから 国宝である五重塔を見ましたが 案外小さくて少し期待はずれでした。その後結構重要文化財などがいろいろありましたので 他に人がいないので のんびりと見学しました。せっかくこんなに高い場所にあるのですから 展望台のようなものを期待したのですが お寺なので そのような下界を見下ろせるような場所はありませんでした。

持ち上げ地蔵や岩風呂、塔廻輪など興味深い文化財がありましたが 説明が殆どないので もう少し分かり易く詳しく説明してくれていると 更に勉強になったように思います。

一休寺 海住山寺 ともに割と近所にあるにもかかわらず 全く初めて訪れてみました。どちらもなかなか興味深いお寺であり、落ち込んでいた私の心が 多少は洗われたようであり 元気も出てきたのかもしれません。まあ私は奥様と二人で出かけたら 何処に行っても結構楽しいのですが お寺巡りなど 年寄りのするものと思っていましたが 私ももう還暦を迎えようとしている立派なお年寄りですから 年相応に落ち着いた趣味を持つのも悪くはないのかなと思いました。

ゆっくりとさびれたお寺を巡ってみるのも 予想以上に楽しかったし せっかく京都奈良と言う歴史的な名所の近所に住んでいますから 今後機会があればいろんなところを尋ねてみようかとも思いました。

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