5月3日 1947年の本日 日本国憲法が施行されました

本日は現在の憲法が施行され始めた日だから 憲法記念日なのです。日本国憲法について 多少は考察してもいい日なのだと思います。ただ日本国民の多くの方にとっては ゴールデンウィークを形成する祝日の一部でしかないのかもしれません。昔なら憲法についての行事がいろんなところで催されていましたから ニュースにも取り上げられて 少なくとも当日ぐらいは憲法について思い出すことがあったのかもしれませんが 最近では残念ながらニュースにも取り上げられることが少ないように感じてしまいます。

憲法には軟性と硬性の二つがあるのをご存知でしょうか。憲法とは国の大元を定めた重要な法律ですから その変更 というか改正には それなりのきちんとした手順があります。簡単に表現すると軟性憲法とは 改正に対するハードルが割と低く設定してあるのかもしれません。

硬性憲法とは 改正の為の手続きのハードルが かなり高く設定してあるのかもしれません。そして日本国憲法は硬性憲法の代表選手のような気がします。しかし日本国憲法でも86条に改正するための手順が明記されています。即ち 日本国憲法も改正されることを前提に制定されているのです。日本は第二次世界大戦で 初めて本格的な敗戦を経験しました。ポツダム宣言を受託して無条件降伏したのです。当時の日本は無条件降伏を認めましたから 主権さえ認められず 独立国とは言えなかったのです。

そんな日本に対して 占領軍の総司令部(GHQ)が 日本人の国民性、勤勉であり、まとまり易く、一致団結すると突っ走る傾向の強い国民性を危惧して 二度戦争にむかって猛進しないようにと 押し付けてきたのが 現憲法なのだと思います。確かに日本は第二次世界大戦で 己の利益に固執してしまい 近隣の諸国に対して 多大な被害を与えたのは 疑いようのない事実ですが それに対して日本はきちんと謝罪して 賠償金を支払い 十分と言えるのかどうかは分かりませんが 罪滅ぼしをしたのです。

近隣諸国に迷惑をかけたけれど 日本だって都市部に空爆を受けて 非戦闘員で被害を受けた人数はおびただしいし 焼け野原になってしまって 大きな被害を被ったのです。いい加減 戦争を起こした事の反省点は忘れてはならないけれど きちんと謝罪した以上は 自分たちのプライドを持って トラウマから脱却すべきだと思います。

現憲法の具体的にどの内容を どのように改正すべきなのかは 恥ずかしながらさっぱり分かりませんが いい加減押し付けられた 日本の現状にマッチしているとは 言い難いはずの憲法の改正に正面から立ち向かってもいい時期に来ていると思います。

安倍ちゃんが二回目の政権に着いた時に 思いもよらぬ沢山の議席を獲得したので 浮かれて憲法改正を言い出しましたが 思わぬ反発を受けて 現在は鳴りを潜めています。国民がやっぱり自民党じゃだめだ とまた気づいて 大きく議席数を減らすまでには 相当の時間がかかると思いますから なんとか現政権で改正に向かってのスタート位は切ってほしいと思います。まああの口ばっかりの安倍ちゃんじゃ 無理かもしれませんね。

 

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