7月5日 今年は 富士山も山開きもないし 夏祭りや花火大会なども ないのだそうです

関西人にとっては七月の声をきいたのに 祇園祭の準備の始まりを告げるニュースが流れないのは やっぱり残念なことです。山鉾巡行の日とその前の数日は 全国から見物客が集まって 押し合いへし合いに毎年なっていますので コロナ騒ぎが一向に収まらない様子ですから 中止が発表されたことは 致し方のないことかもしれません。私は京都の大学に通っていたころ 山鉾巡行の日は 夏休みですが たまたま大学に用事があって その順路を通りかかって 今日が山鉾巡行の日なのだと気づくぐらいに 祇園祭に無関心でしたが その翌年 宵山の夜に 女の子と川原町辺りに展示されている山鉾をを見物したことだけは はっきりと覚えています。その夜に 恥ずかしながら初体験をしましたので。
富士山も 中学生の時の修学旅行でバスに乗って五合目まで登ったことがあるだけで 一度も山頂まで登ったことはございませんが せっかく世界遺産になったのに 今年は誰も富士登山が出来ないという事は とても残念なことだと思います。地方の山々は 富士山ほど混みあうわけではないからか ボチボチ山開きしているみたいです。山登りの趣味はございませんが 仕事を引退してから落ち着いたら 自然に触れ合うことを期待して それ程しんどくないルートで のんびりと登山を楽しんでみたいとは 考えております。
毎年 近所の神社で催される夏祭りも恐らく中止されることが発表されているのだと思います。数年前までは 車に乗って少し出かけるのですが 交野市にある機物神社の七夕祭りに出かけておりましたが ここのお祭りも中止になってしまったようです。別に七夕祭りだからと 特別な願い事をするわけではありませんが かなりたくさんの夜店がぎっしりと並んでいましたので トウモロコシや焼きそばを 食べに出かけておりました。見物に出かけていたお客さんにとっては 今年はやっぱり中止なんだ 位の事ですが この季節には 祭りの夜店で大いに稼ごうとされていた方々にとっては 殆どすべての夏祭りが中止されるのでしょうから 死活問題と言えるのかもしれません。あちらこちらの海水浴場では 海開きをするところも結構あるみたいですが 最近は 冷夏のために海水浴場に閑古鳥が鳴いたりしているみたいですから せめて例年通りの暑い夏になって 砂浜に賑わいがあって欲しいと思います。
このコロナ騒ぎは 営業自粛を求められた お店ばかりが被害者のように 認識されていますが 例えば学校がお休みになると 給食を作っていたセンターや 給食で消費されることを見越して生産された野菜を作る農家さんなどにも 大きな被害が出ているみたいです。制服を販売するお店も 制服を作っていた工場も 学校が再開されれば いずれは制服の需要も遅ればせながらあるのでしょうが お金の入ってくる時期が 想定よりもかなり遅れるのでしょうから 苦しい思いをされているのかもしれません。私の妹は 町の小さな楽器屋さんに嫁いだのですが 春先は 小学校の新入生が全員購入するリコーダーに各人の名前を彫って 販売するのがここ数十年の恒例なのだそうですが 当然入学式も遅れていますので 予定していた現金収入が遅れてそれなりに苦しそうです。
有名な観光地も 人気があると 押し合いへし合いするぐらいに混みあっているのが当たり前だったのかもしれませんが どちらの観光地も 例年に比べると 観光客の出足が悪くて困っておられるみたいです。当然観光地の宿泊施設も 本来稼ぎ時のはずなのに 静かなまんまで 知り合いの旅館のオーナーは 頭を抱えておられました。もうすぐ夏休みの時期を迎えますが 今年はすべての学校が夏休みを大幅に短縮するのでしょうから 観光地の旅館やホテルは 本当に大変なのかもしれません。
大阪府も東京都程ではないけれど 着実に感染を確認された人の数は 再び増えてきています。にもかかわらず 知事さんの発言でも 経済活動を自粛しようという方向は向いていないようですし ようやく仕事を再開できた飲食店などは 各お店によって 感染対策を頑張っておられるのは覗えますが 今後は極力営業を継続していく方向に 頑張って行かれる気構えが見て取れます。明らかに四月ごろのとにかく外出と仕事を自粛しようとしていた時期とは 頑張る方向性に違いが感じられます。
感染経路が不明の人の割合が 結構高いのは 感染していても殆ど無症状の人から感染している人が結構いらっしゃるのかもしれませんから 感染ルートをたどって 感染源をつぶすのが難しい時期に差し掛かっているのかもしれません。当分は 安全な治療薬も ワクチンも十分な量を確保することは 期待できませんから あんまり感染を確認できた人数によって 一喜一憂してもしょうがないのではありませんか。本日までの所 この病気に感染した人に対する死亡者数の割合は ほぼ五パーセント前後で安定しています。人数的には千人近いので 大変な数であることは否定できませんが この数字を客観的に考えると 日本では毎年普通の風邪をこじらせて死亡する方が 数万人いらっしゃいます。インフルエンザで亡くなられる方が コンスタントに四~五千人 おられました。ちなみに交通事故で亡くなられる方の数が ここのところ減少傾向にはありますが 三~四千人いらっしゃいます。
つまり この新型コロナ感染症という病気が 命に関わる可能性が少なからずある病気であることは 否定しませんが もっと身近に ごく当たり前に存在している普通の風邪からこじれた肺炎やインフルエンザで なくなられる方の方が 遥かに多いのです。そしてこの病気に感染したと判断された方の九割以上の方が 勿論医療従事者の方々の懸命の頑張りによる 適切な治療の賜物でありますが 無事に回復している事実に もう少し注目すべきだと思います。
私はこのブログで 何度も何度も書いておりますが 外出や仕事を頑張って自粛しても 一時的な表面出来な 感染者の確認できる人数を減少させるだけであって 根本的な感染症対策ではありませんから もっとこの病気と正面から向かい合って もし自覚する症状を認知したら 一刻も早く精度の高い検査を受けて 確定診断をしてもらって 適切な治療を受けて 無事に回復する九割以上の人たちの仲間入りをすることを目指すようにすれば それ程やみくもに恐れる必要などない病気だと理解できるように思います。
それから マスクの役割は あくまでも自分が咳やくしゃみなどを頻発する際には 飛沫を飛ばして周囲の人間を感染させないように必ず装着すべきものですが 特に咳やくしゃみなどの症状がなければ 向かい合って大声で話をするような場面でないのなら マスクを装着することは全く無意味なことだと 知るべきだと思います。一般に市販されているようなマスクに 感染症を予防してくれる能力などほとんど皆無であることを認知していただきたいです。これから暑い時期に向かうと 熱中症という厄介な状態に陥る可能性が マスクの無駄な装着によって 相当に高まりますので 熱中症を未然に防ぐためにも不必要なマスクの装着を 控えるように心掛けていただきたいと 切に願っております。
本来 楽しい季節であるはずの夏という季節が始まる時期ですが 今年は 明るい見通しが立ちにくくて 寂しい情報しかありません。でも気持ちの持ちようによって 人生を明るくすることは出来るように思いますから 自発的に きっと楽しいはずのことを計画して 出来たら仲良しのお友達を少しだけ誘って 盛り上がっていきたいですね。

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