8月15日 本日は終戦記念日です

日本では対外戦争で初めて破れて 敗戦国になった日ですが、諸外国の第二次世界大戦の終結した日は別の日と認識されていることが多いみたいです。大雑把な流れで言いますと、8月14日にポツダム宣言を受諾することを 日本から各国に通知しました。翌15日は玉音放送により昭和天皇から 国民に敗戦したことを通知した日にすぎませんから 諸外国から見れば日本が戦争を敗戦という形で終結したという意味あいの希薄な日なのです。9月2日にポツダム宣言の降伏文書に調印しましたから 正式に日本の敗戦が確定した日はこの日になります。ですから、アメリカやイギリス、フランスなどが対日戦勝記念日としているのは9月2日なのです。

日本としては 初めての敗戦であり 初めて戦勝国により支配されたわけで 多くのものを失い いろんな辛い体験もしました。いろんなこと学んだのかもしれませんが また初めての敗戦によって 日本は簡単に外国に謝ってしまう 凄く悪い習慣が身に着いてしまったと思います。確かに第二次世界大戦を引き起こしたのは日本の思い上がりであったのかもしれません。それは戦争以前の 外交政策の失敗によって 日本が対外的に孤立してしまい そのままの状態を継続すれば日本が大きな不利益を被るような状況に追い込まれたことが原因だと思います。

日本が戦端を開き どんどん戦線を広げて 戦場を拡大したために 広い地域の多くの人々に 被害を与えたのは 事実です。しかしそんな事は欧米の強国と言われる国々が かつてのアフリカやアジアに対して行った 植民地政策に比べれば ごく短期間のそれほど大きくない迷惑なのかもしれません。力を蓄えた国がその力を発揮してその支配する領土を拡大しようとするのは 客観的に見れば決して褒められたことではありませんが ごく自然な流れなのかもしれません。ロシアや中国と言った 品性下劣な国では 似たようなことを現在進行形で繰り返しています。

とにかく日本は 戦争により他国に多大なる迷惑をかけたことを 事実として認めて 大いに反省すべきではありました。所がその経験によって 一事が万事 何か揉め事が起これば 取り敢えず謝ってしまって 争いが長引かないように 丸く収まるように という基本姿勢で外交のかじを切るようになってしまったことが 初めての敗戦による日本にとって最大の不利益だったのかもしれません、何か揉め事や争いが生じた時に 普通の国の外交の基本姿勢としては 素直に誤りを認め謝罪することなどありえないのです。中国なんて もしこれまでに犯した悪行の一つ一つに謝罪を始めたら それこそ何年かかるか分かりませんが 中国がこれまで対外的に謝罪をしたことなどただの一度もないはずです。

日本は何かあると直ぐに 謝るし 相手に対して批判的な発言を全くしません。よくニュースで日本が外国から理不尽な扱いを受けた時などに「誠に遺憾である」等と政府の人間が発言していますが 遺憾を分かりやすい言葉で表現すると 「ことが思い通りに運ばなくて とても残念に思う」という事です。相手の国を責める意味合いや 批判する意味合いも 全く含んでいないのです。

そのような腰抜け外交を何十年も繰り返してきたから 中国や韓国に日本の大切な領土や領海を侵され放題なのだと思います。中国なんて反日感情をあおるために明らかに事実と異なる史実を子供に教え込んでいます。日本がそのような中国に対して全く批判しない事に大いに問題があると思います。

それに対して中国は日本の歴史の教科書の細かい表現にまで イチイチ文句をつけ放題です。日本が反発しないで そのままその発言を一応受け入れるから悪いのです。日本の感覚では相手の発言を取り敢えず受け止めるのが最低限の礼儀だと思っているからなのかもしれませんが 外国から見れば反発もしないで受け止めるという事は 発言そのものに正当性があるとみなされても致し方がないと思います。

何にしても 世界に類を見ない日本の腰抜け外交がせめて普通の外交感覚にあらたまってほしいと切に願います。

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