8月16日 夕方になってから 草むらから秋の虫たちの鳴き声が聞こえました

台風一過 まだまだ暑さが続きそうな天気予報に ウンザリしておりましたが 今夜病院の閉めがけに 近所のお店に買い物に出かけるため 裏道を通った時に コロコロとコオロギたちの 鳴声が聞こえました。昼間の蝉の大合唱もピークを過ぎたみたいで 幾らかボリュームが低下してくれたような気がしておりましたが 夕方になっても ムッとする暑さは相変わらずだなと 感じながら歩いておりましたら 今年初めての秋の気配に出会えて なんだかすごくホッとしてしまいました。
昔から 日本は四季のある国 と言われてきましたが 暑い夏が凄く増大してしまって ゴールデンウィークには 毎年決まったように夏日になりますし 十月いっぱいぐらいは 暑さを厳しく感じることが多いです。夏の暑さは 気温の数値的にも確実に上昇していることは間違いありませんが その割に冬の寒さは 昔と同様に厳しく感じるので 何時も腹立たしく思っております。
過ごし易くて 丁度いい季節であるはずの 春と秋が 存在しないわけではないでしょう。四月から五月にかけて 桜やツツジが咲き乱れる時期には ほんの一瞬ですが春を感じられます。夏の暑さがさすがに緩んで 冬の寒さを実感する前にごく短い時間ですが 秋を感じられるような気がします。でも子供の頃には 四季がちゃんと四等分ずつ存在していたように思います。子供の頃の暑さ対策の唯一の電化製品である扇風機を片付けてから 冬の暖房器具の代表選手であるストーブ引っ張り出すまでには そこそこの時間経過がありました。
現在は便利になりましたから エアコンの場合 リモコンを切り替えるだけですから 先週まで暖房していたのに 今秋からは冷房のスイッチを入れるような現象に 大して違和感が無くなってしまいました。現在の日本は 人間にとって不快な 暑さと寒さしか 無いようなとっても残念な国になってしまったみたいです。まあ自然現象に文句を言っても始まらないのでしょうし 地球温暖化の引き金をひいたのは間違いなく人間であるのでしょうから 自分たちの生活の当面の快適さの為に 地球規模の環境破壊を引き起こしたことを自覚してからも その生活を改めようとしない人間であることが 何だかとても残念で悲しいです。

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