8月17日 今年は 虫の発生が少ないように感じます

相変わらず昼間の屋外では 蝉が 特にクマゼミが元気よく鳴き盛っているようにも思いますが 今年は長梅雨の影響か 明らかにセミたちが大合唱を始める時期が遅いように感じました。セミの鳴き始める時期としては 例年に比べてそれほど遅くないのだそうですが 私が毎年感じるよりは その鳴き声のボリュームがかなり弱弱しく感じております。それから夏の嫌な害虫の代表である蚊やゴキブリもあんまり見かけないように思います。トリミングの伊豆を預かったり送り届けたりするときに 結構蚊に刺されて不愉快な思いをしますが 今年はあまり蚊に刺された記憶がございません。
ゴキブリに関しては 市販されている駆除薬のうちで 恐らく最強だと思われる薬剤を一階の病院や 二階の生活スペースにも配置してあります。例年と同じ薬剤を 今年も同じ時期に 同じ分量配置しました。それでも 夜中にいきなり照明のスイッチを入れると たまにゴキブリの黒い影が 足元をゴソゴソ這いずり回る気配を 時々感じておりました。所が 今年は もう八月も後半になっておりますが 今シーズンゴキブリを見かけたのは 二回だけです。世の中 コロナ禍で大騒ぎをしておりますが そのうえ今の時期は熱中症騒ぎまで 頻発して 人間社会が ひどい目にあっておりますが そんな気配を察知してくれているのかどうかは分かりませんが 今年の夏は 殆どセミの鳴き声もそれほど耳障りじゃないし 蚊にも殆ど刺されずに済んでおりますし ゴキブリも例年に比べると 見かける回数が激減しております。平和すぎる日本であるのは 例年通りかもしれませんが 多くの方々が コロナ禍で大変苦労されているのは間違いありません。虫たちも多少はえらい目にあっている人間社会に気を使ってくれているのでしょうか。
大阪府知事さんが 真面目に一生懸命に 感染症対策を頑張っておられるのは とてもすてきだと思いますが まあ正直申し上げて それほど有効な対策が出来ていないと感じるのは 都知事の小池さんと どっこいどっこいのようにも感じてしまいます。小池さんのように 全ての発想にオリジナリティがなくて 他人の真似ばかりしているよりは 吉村さんの方が 独創的でありかつ斬新な対策を立てている分 ずっと立派だとは思います。でもこれだけこの感染症に振り回され続けて かなりの時間が経過したのですから いい加減この病気の本質的な姿を 理解して対応策を考えるべきだと思います。
この病気は 感染しても無症状でいる人間が多数存在するのですから 完全に駆除してしまう事は 不可能なのではないでしょうか。例え有効性が確立されていて そのうえ安全性まで間違いのない特効薬やワクチンが いずれ開発されたとしても 日本というよりも世界中に いわゆる普通の風邪やインフルエンザが 消失できないのと 同じような存在である病気だという事を悟るべきです。確かにこの病気でお亡くなりになられる方が少なからずおられるのは間違いありません。現実に日本人で亡くなられた方の数は千人を超えました。
とはいえ このブログでは何度も何度も書いておりますが 毎年日本でインフルエンザで亡くなられる方が 約五千人 普通の風邪をこじらせての肺炎で亡くなる方が 数万人いらっしゃるのです。いわゆる普通の風邪なんて 人間の歴史とともに存在していた病気でしょうし インフルエンザという病気の存在が認識されて 人間社会にどっぶりと根を張ったのは まだほんの数十年の歴史しかないのかもしれません。いずれにしても 撲滅できずに 人間社会と共存しているのです。インフルエンザについては 有効と言われる治療薬や ワクチンが存在しますが それでも殆どコントロールできずにいる病気なのです。
ですからこの病気に対する有効な治療薬やワクチンの開発に躍起になっておられる国々や製薬会社がありますので いずれは有効かつ安全な治療薬 そしてワクチンが開発されて 十分にいきわたる時代は到来するのでしょうが だからと言って この病気を人間社会から完全に駆逐することは 不可能だと私は思います。千人以上の方々が お亡くなりになられたのですから 恐ろしい病気であることは 決して否定するつもりはございませんが もう少し冷静になって これまでの人間と病気の関係を落ち着いて考察すれば それ程恐れて大騒ぎをするほどの病気ではないこと そしてその存在を失くしてしまえる病気ではないという事実を 理解する人がもう少しでも増えてほしいものだと 願っております。

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