8月6日 今年二回目の土用の丑の日なのだそうです

私は昔の暦などには全く興味がありませんので 詳しい事は全然わかりませんが 年によっては 暦の巡り合わせで 土用の丑の日が二回あるのだそうです。土用の丑の日といえば ウナギのかば焼きを食べるのが 定番みたいですが 私はもう長いことウナギのかば焼きを頂いておりません。缶詰のさんまのかば焼きは ちょくちょくいただいております。看護とお鍋で温めて 炊き立ての五あhんに並べて 山椒の粉でもたっぷりとかけたら 勿論 ウナギのかば焼きほどではありませんが 十分に美味しくいただけます。
岐阜大学に通っていた貧乏学生だった頃には 丼に大盛りのご飯を盛って さんまのかば焼き丼をよく頂いたものです。さんまが無くなったら おつゆのしみこんだご飯に振り掛けをかけて頂けば とても安上がりで 結構お腹が膨れたものです。ウナギのかば焼きなんて高すぎて 決して手が届きませんでしたから 売り場に近づいただけでも 悲しくてとてもひもじい気持ちになるので ウナギを置いてあるコーナーには近づかないように 注意して行動しました。
開業して 暫くして一人暮らしになった時には さんまのかば焼きが二匹セットで 千円+αで売られている事がよくありました。今考えてみると 安いのには 必ず訳があるはずで 恐らく中国産のウナギのかば焼きだったのだと思います。勿論中国産と表示してあれば どうしょうかと躊躇しますが 当時私はバカだったので 安い=有難い=直ぐに買う という図式で 勿論そんなに大ぶりでは足ませんが そこそこの大きさのウナギを二匹ゲットして 喜び勇んで一つのどんぶりに二段重ねで一匹分を豪快にご飯にのせた うな丼を二つも作り 夢中になって 二杯度も食べたものでした。こんな無茶苦茶な食生活を続けていたから 糖尿病になってしまったのだと思います。
その後奥様と生活するようになり 一緒に買い物に出かけて「凄く割安の商品は 中国産である場合が多いので 注意した方がいいよ」と教えて頂きました。そういえば 他の商品でも 凄く割安感のあるものは 産地名やメーカー名が 表示されていませんから 中国産らしいことに気づくようになりました。最近は 中国産には ちゃんと中国産と表示されるようになりましたので 分り易くなりましたが 今でも時々 これは安いぞ と感じて 衝動的に購入してしまってから ひょっとした中国産の商品かも と後悔することがあります。私はやっぱり根が貧乏人なので ついついお得感のある価格設定に飛びついてしまう 貧乏人根性が抜けないのだと思います。
そんな訳で 国産のウナギのかば焼きは 一匹で千円以上するのが当たり前です。別に経済的に購入できない状態ではありませんが どうしても私には 高嶺の花で手が出ません。もしナーちゃんが 傍にいてくれて 気のありそうな態度を取られたとしても 私にとってナーちゃんは 絶対に手の届かない遥かなる高みにいる 女神様のような存在ですから 絶対に自分からアプローチすることは出来ないような感じかもしれません。
そもそも土用の丑の日にウナギを食べる習慣は 平賀源内が 知り合いのウナギ屋に 夏の時期には特にウナギが売れなくて困っている と相談したので その日がたまたま土用の丑の日だったので 毎年その暦の日には 身体に疲れがたまる時期なので 栄養価の高いウナギを食べて夏を乗り切ろう 等とわざとらしい理由をつけて 売り出すことを勧めたのが 延々と続いて現在に至っているのだそうです。
大体バレンタインのチョコレートにしても お菓子メーカーがチョコレートの売り上げを伸ばすために バレンタインデーに告白するときには チョコレートを手渡しましょう と提唱したのが 徐々に浸透して 定着してしまったのであり バレンタインデーに女性が告白するときにチョコレートを手渡す習慣は 日本独自の文化のはずです。同様の事は 節分の日に食べる恵方巻きもそうです。この習慣も単に海苔を扱う業者たちが 海苔の消費を促すために 節分の日には 恵方巻きと言っても普通の海苔巻とどう違うのかも知りませんが とにかくそんな巻きずしを食べましょうと 宣伝したのが 徐々に広まり今では全国的に定着しているみたいです。
日本人は 宗教に対しては 非常に消極的なのに そんな一部の人たちが 自分の利益のために 提唱した全く根拠のないような習慣は 簡単に信用して 信じ込んでしまう 分けの解からない国民性が特徴かもしれませんけれども 私は自分で納得のいかない習慣には なるべく従わないへそ曲がりなので そのような習慣には 殆ど同調しません。そもそもクリスマスイブに食べるケーキにしても 日本では丸いホールケーキが主流ですが 世界的には珍しい習慣なのです。私もクリスマスケーキは食べますが 大抵は二十五日以降に 売れ残って半額ぐらいになった 勿論日にちがたっているので 多少干からびた感はありますが そんな安売りされているケーキを刈ってお腹一杯に食べます。これも糖尿病を悪化させた原因の一つかもしれません。
まあ 現在はそんなに経済的には苦しくないので 一般的な習慣に従って 時期に応じたものを食するべきかとは思いますが やはり本日売っているウナギは 普段の相場よりも 少なくとも二三割高めの価格設定になっていますので どうしても私には購入する気が起こりません。やっぱり人間の本性と言うものは 多少の豊かさを手に入れた位では 改まらないのでしょうね。宝くじで何億円か手に入れたら 変われるのかもしれませんが 年に一回しか宝くじも買いませんから 殆ど期待できません。
先日見たテレビで お金持ちにも二種類があるのだそうです。一代にして莫大な富を築いた方は それなりに立派だとは思いますが やはりお金の使い方に 成金趣味が現れるのだそうです。一方先祖代々のお金持ちは 別に自分の才覚で受け継いだ富を築いたわけではありませんから 自分の代でその富をすり減らす事は避けたいので 勿論貧しい暮らしをするわけではないけれども 必要最低限度しか お金を使わないのだそうです。
まあ私がお金持ちの仲間入りするのは 宝くじで大金をあてた場合しかなさそうですが 現実にはその可能性は殆どゼロですから お金持ちについて考えても無意味でしょうし 体に染みついた貧乏人根性は 恐らく死ぬまで抜け落ちてくれないのでしょうから そこから抜け出そうとする無駄な努力はやめておきましょう。そんなわけで 私も暑さにばててはおりますので あと一週間ぐらいして 価格が落ち着いてからウナギのかば焼きを購入して 元気を取り戻そうと思います。

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