8月9日 梅田まで 長野県への移住について相談に出かけました

以前からこのブログで 私は漠然と 仕事をリタイアしてからは 南の島へ移住することを夢見ておりました。しかし 昨年古い友人たちと久しぶりに再会して 食事をしました。その時に 私はリタイアしてから 南の島へすむのと キャンピングカーで日本全国を旅してまわるのが 実現したい夢であることを伝えたら 二つの事は相反することだから 南の島へ移住するのは如何なものかと言うご意見を頂戴しました。
後になって 一人になって 落ち着いてから じっくりと考えてみると 確かに南の島には 観光で何度か訪れて 将来こんな所でずっと暮らしたい と強く感じたので 取り敢えずは南の島へ移住する事を先に決めてしまってから 後付けでキャンピングカーで日本全国を旅してまわりたい と考えだしたので その流れが矛盾していて 合理性に欠けた判断だったように思います。南の島に住みたいのは 中古で小さなクルーザーを購入して 船舶免許を取得して 自分で運転しながら トローリングでカジキマグロを釣り上げたかったからです。
所がいろいろと調べてみると クルーザーはそこそこの価格のものを慌てずに丁寧探せば 見つかるとは思いますが その船を港に係留しておくのに 思ったよりもずっと経費が掛かることが分ってきました。それにトローリングをすると 燃料代だけで一日一万円位もかかることが分りました。私と奥様の年金受給額は スズメの涙ですから クルーザーの係留代とその燃料費を蓄えから切り崩すのは 望ましい事ではありません。それとは別にキャンピングカーを本土のどこかに駐車しておく料金もまた 別に発生してしまいます。
そんな事を考え合わせると どうも南の島へ移住しての生活は あまり合理的ではない事に気づきました。そこで移住先を 本州のどこかに定めて そこを拠点としてキャンピングカーで日本中を旅してまわり 例えば冬の寒い時期だけ 避寒を兼ねて 南の島で例えば貸別荘を二か月ぐらい借りて生活する方が ずっと経済的であり 合理的であることに気づきました。その時にクルーザーを操縦者ごとレンタルして トローリングを思いっきり楽しめばいいのです。幾らそんな豪快な釣りが楽しくでも 数日くり出せば 堪能できるでしょうし かなりの経費が掛かるにしても クルーザーを自分で所有して 係留しておくよりも ずっとずっと安上がりなはずです。
本州での移住先としては 真っ先に浮かんだのが 私のあこがれの地である北海道でした。しかし北海道はかなり寒いし 冬場は雪に埋もれた生活になることは必然的です。雪に埋もれた生活は 塩野義に勤めていた時代に 石川と富山で一年ずつ過ごしましたが 雪に埋もれる生活に慣れていないので 相当に不自由でした。それと何か月も まともに太陽が出ないお天気の暗い生活には 二度と戻りたくありません。北陸と北海道では 雪の降り方 積もり方にも違いがあるかもしれませんし 何しろ仕事がないので 毎日あくせく雪の中を出掛ける必要はありません。清潔であり暖かで快適な住居さえ確保しておけば それほど雪に埋もれた生活も悪くはないのかもしれません。しかしやはり北海道は北の端っこにあります。
私は生まれが福岡県で 親戚筋も九州に多いですから 何かあった時の移動が大変になりそうです。それに日本全国を回る旅行の出発点としても 当然望ましい位置にはありません。位置的に本州の中心は 長野県ではないかと思うようになりました。長野県と言えば 一つ目の大学時代の合唱団の夏合宿が何時も信州でありました。爽やかで涼しくて 大自然に囲まれた とても魅力な場所という とても良いイメージがあります。それ以外に長野県を訪れたのは スキーに出かけた時です。スキーは今では 若者にそれほど人気がないのかもしれませんが 当時はスキー場と言うのは非常にお洒落な場所でした。勿論もてない私は 女性との楽しい思い出などは皆無ですが それでもスキーはとても楽しかったので そういう意味でも長野県は魅力の多い県だと思います。
そんな訳で 長野県への移住を前向きに考えるために 長野県についてインターネットで色んな情報を集め始めました。そこで見つけたのが 長野県大阪移住・交流サポートデスクという移住について いろいろと相談にのってくれる場所です。大阪駅前第一ビルの八階に 長野県の観光事務所みたいなものがあり その中で 相談にのってくれる方がいらっしゃるので 電話で予約してから 訪ねてみました。何時もなら病院から梅田まで約一時間で到着できるのに 夏休みであり お盆休みの少し前だからかもしれませんが道がやたらと混み合って 一時間半以上もかかってしまいましたので 予約の時間を電話で変更してもらい ようやくたどり着きました。
相手をしてくれたのは 親が長野県生まれで 親戚は長野県に多いのだけれども 本人は大阪生まれの大阪育ちの 三十歳の女性でした。見た目はもっと若く見えましたが よく長野県について勉強されていたみたいで こちらの質問に的確に回答してくださいました。取り敢えず長野県は 大阪府の数倍もある凄く広い県なので中信、北信、東信、南信の四つの地区に分かれていて 雪は当然かもしれませんが 北に位置するところは かなり積もるし 南へ行けばいくほど雪の量が少なくなるのだそうです。
南に位置する南信地区は 積雪量も少ないし 関西からのアクセスもいいので 関西から移住している方が多い地区だと分りました。私の場合 病気もちなので ある程度しっかりとしたレベルの病院が それほど遠くない位置にあることが 条件になります。そうすると どうしても長野県としては大きな都市 長野市 若しくは松本市の近所が望ましい事になります位置的に松本市の方が南にありますから その近所の自然豊かでのんびりできる町を探してみるのがいいのかもしれない と言う事になりました。
取り敢えずは 長野県についてのとっかかりが見つかりましたので 少しずつ学んでいこうと思います。それから 長野県と並んで もう一つ候補に挙げているのが 静岡県です。静岡は 北海道とともに憧れのある県です。イメージとしては 温暖で人々がとても優しい方ばかりではないかと思っております。何と言っても深川麻衣さん マイマイの出身地ですから 優しい人ばかりしか住んでいないようなイメージを強く持ってしまいます。信州に比べて 雪の心配は全然ないでしょうし 何といっても富士山を身近に感じられるのが最高です。
まだ実際に移住するのは 数年先の話ですから 慌てずにじっくりと腰を据えて 後悔しないような移住先を選ぼうと思います。

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