9月16日 本日は敬老の日なのだそうです

ハッピーマンデー法なるつまらん法律によって 本日が敬老の日になるのだそうです。「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを目的として、昭和23年(1948年)に祝日法として制定されたのがはじまりだそうです。当初は9月15日が敬老の日として定められていましたが、平成15年(2003年)より「9月の第3月曜日」になりました。もう十六年も前からなのだそうですが やっぱり私には9月15日でないと あまりピンときません。
「母の日」や「父の日」があり それぞれにその日は各々の苦労を知り 感謝を表す日として定められています。まあそんな日が一年に一日でも 定められて 皆がその事を意識することは 悪いことではありませんが お年寄りや両親を敬い 感謝するのは 年がら年中すべきことのようにも思いますから その類の祝日をわざわざ設けることに どれだけの意味があるのか とさえ思わなくもありません。まあ私も還暦を過ぎましたから ちゃんとした老人であるのは間違いないのでしょうが 多年にわたって社会に尽くした覚えが全くないので 特に敬愛されるべきだとも長寿を祝われる立場にもない事ぐらい 自覚しているつもりですけれど。
お年寄りと言うと年齢的には幾つからなのでしょうか。一つの目安かも知れない60歳と言う年齢の方であっても まだまだ仕事をバリバリ頑張っている方も少なくないけれど 会社勤めの方とかは 一応定年を迎えて 勤め上げた会社を卒業して 年金を受け取れるまでのつもりの方が多いみたいですが65歳までは 再就職される方が殆どみたいですから 還暦という年齢はあくまで通過点に過ぎないのかもしれません。私も自営業者ですから 引退するときは自分で決められますので あと少しだけは働こうと考えております。まだ働いているうちは あまり老人扱いされるのは 有難くありません。殆ど混んでいる電車などには乗りませんから経験がありませんが もしお若い方に席を譲られたとしたら にっこり笑って「すいません」と言える自信はありません。
自分の子供たちに子供 所謂孫が出来てしまうと 立場上 お祖母ちゃんとかお祖父ちゃんと呼ばれても仕方がないのでしょうが 現実にそう呼ばれた時 にっこり笑って肯定できるのでしょうか。徐々にその立場に慣れてはいくのでしょうが 最初はやっぱりかなり抵抗があると思います。私は子供がおりませんので お父さんともお祖父ちゃんとも呼ばれることが 無いのですが この歳になると一抹の寂しさを感じないでもありません。
この年齢になると レストランや映画館などで 年齢によって割引が受けられます。最初の頃は そんな割引を受けること自体が恥ずかしくて 黙っていましたが ここの所爺さんとしての自覚が芽生えてきたようで 喜んでその割引を受けております。私が けちん坊だからなのもあるでしょうし プライドなんて持っていても一銭にもならないと考える器の小さな男だからかもしれませんが 世の中が割り引いてくれると言っているのですから 受けられる恩恵は受けるべきだと思うようになってしまいました。
私も 別に周囲の人から 敬われようとは 思いませんし 年寄り扱いされても致し方のない年齢だと自覚しておりますが ボケた行動や 危険な運転などをして これ以上世間様にご迷惑をかけるような生き方だけは しないように肝に銘じながら 無難な余生を送りたいです。本当に私が望むのは スムーズに仕事を終えて 楽しい引退生活を送りたいという事だけです。これまで周囲の方々に 散々ご迷惑をおかけしてきましたので 死に際ぐらいは潔く カッコよくしたいと考えておりますので どうぞよろしくお願い致します。

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