1月14日 成人の日なのだそうです

こんなことを書くと いかにも年寄りらしい意見だと 笑われるのを覚悟して あえて書きますが やはり成人の日は十五日でないとピンときません。恐らく昨年の成人の日のブログにも似たような事を書いたと思いますが 昭和の時代には 毎年成人の日にラグビーの日本選手権即ち社会人のチャンピオンと大学生のナンバーワンが対決して その年のラグビーの日本一を決めていたのです。現在は 社会人の場合 外国人を補強したり メンバーを固定して練習を重ねられるので 力の違いが歴然としていますが 当時はその実力が拮抗していましたので 勿論社会人に分がありましたが 大学生がちょくちょく日本一になっていましたので ラグビー好きにとっては 日本国内で一番楽しみな試合でした。
私はこのブログで何度も書いてきましたが 兎に角ハッピーマンデー制度と言うのが大嫌いです。その昔は 日本人が他国の人に比べて 頑張りすぎる 働き過ぎるという事で 少しでも休めるようにしようという空気がありました。その為に祝日が月曜日であったら 土曜日から三連休になるので 旅行に出かけたり 趣味に打ち込んだりしやすいであろうという 安易すぎる発想で設けられた くだらない制度です。その少し前までは 土曜日がお休みと言う習慣さえ 日本にはなかったのです。私の父は 当たり前のように土曜日もいつもの時間に出勤していました。
私がサラリーマンをしている時期には 一応塩野義製薬と言う一流企業で働いておりましたので 完全週休二日制が導入されていましたが 土曜日でも仕事をされている方々は そんなに珍しくはありませんでした。学校が土曜日休みになったのなんて つい最近の事のように感じてしまいます。土曜日が休みと決めたお役所は 最初の時期には 土曜日は親と子が触れ合うための催しに積極的に取り組みましょう なんて実のない提案をして お茶を濁していましたが 現在では土曜日は子供にとっては単なる休日に過ぎません。
プレミアムフライデーなんていうしょうもない制度にしても いかにもお役所が仕事をしていることをアピールするために設けられた制度としか考えられません。この制度も導入された当初だけは 注目されて ニュースなどにも取り上げられていましたが 現在ではそんな制度がある事すらみんな忘れてしまっているように思います。始まって一月目や二月目は 社員おもいのいい経営者であることをアピールしたかったのかもしれませんが ほんの一部の会社だけが早めに社員を退社させていたように思います。笑えたのは あるニュース番組で この制度を提案して 実施することを決めたお役所の前からの中継で その日その時間になっても その役所から何時もよりも早く帰ろうとする人間が一人もいない事を報道していました。
その制度を提唱したお役所が 全くその制度を実践するつもりがないのですから 呆れ返ってしまいます。自分たちは 国民を治める立場なのだから 国民に陳腐な制度を押し付けておいて 自分たちは全くわれ関せずでいられるなんて 日本の役所は腐りきっているとしか思えません。話を元に戻しますが 国民の祝日と定められた日には それなりの理由 謂れがあるのです。そのような過去の重要な出来事にちなんで定められた日であるはずなのに そのような祝日のもつ謂れを全く無視して 単に連休を作る事しか考えないで作った法律なのですから 私は今からでも遅くないので廃止すべき法律だと思います。法律と言うのは 一旦施行してからでも 不適切であると判断されたら どんどん廃止していくべきではないでしょう。
まあ一般の方々からすれば 連休が増えることは かなり有り難い事なのでしょうから 私のように文句を言う人間は程んどいないのかもしれません。現在 私は祝日でも仕事をしますので 無関係ですが ほんの短い間勤めたサラリーマン時代には 完全週休二日制度であったにもかかわらず 祝日があると凄く有難かったことをよく覚えておりますから。まあ私はあと少ししたら 毎日が日曜日の生活に入りますから 祝日が何時であるのかなんて やはり関係ない身分になりますけれどもね。
先程来院された年配の飼い主さんとお話しすると やはり成人式は一月十五日の方がピンとくる と言う事で意見が一致しました。まあお若い方に この気持ち理解して頂くのは無理な話なのだと思います。昔の習慣や思い出は 時とともに風化され 忘れ去られていくのは 仕方がないことでしょう。私だって 私よりずっと先輩方にとっては当たり前の事を知らずに生きていることは少なからずありそうですから。

ブログ一覧