12月12日 寒くてたまらず 靴下を履いてしまいました

このブログでは何度も書いていますが 私は基本的に年がら年中 裸足にサンダル履きで生活しています。真冬でも ちょっとした外出なら そのまま素足でかけてしまいます。勿論私にも神経がありますから 冷たいとか 寒いという感覚はあります。足の先 指の感覚が一時的になくなってしまう事もあります。只そんな寒さは 暫く炬燵に入るか 布団にもぐりこんで毛布に足の先をすりすりすれば いつの間にか温まってきて 直ぐに指の感覚が戻って来ていました。
所が 本日の寒さは 普段と段違いなのかしれませんが 炬燵に入って足を温めても 何時まで経っても足の先が温もってきません。冷え性の奥様が 寒い冬の日は お風呂に入ってしっかりと温めても全然温もらなくて お布団に入っても結局朝まで冷たいままなのだと仰っていましたが とても信じられませんでしたけれど 何時まで経っても温まらない私の足先に 奥様みたいになってしまったと少し落ち込んでしまいました。冷え性は女性だけのものと思っておりましたが 男でも還暦を迎えてしまうと 回復力と言うか 血液循環を元に戻す能力が 低下してしまうのかもしれません。
私も子供の頃は勿論普通に靴下を履く生活をしていました。サラリーマン時代は短かったですが 毎日革靴を履いての生活でしたから 当然靴下を履いての生活でした。この時期に 一つ目の大学時代のバイト先でもらってしまった水虫の症状が悪化したのは 言うまでもありません。二つ目の大学時代や インターンで通っていた病院で勤務していた時代も 基本的に運動靴などラフな靴を履いての生活でしたが 勿論毎日靴下を履いての生活が続きました。
自分の病院を開業してから 普段の仕事の時は サンダル履きでするようになりました。サンダル履きだと 靴下を履かない方がしっくりするので 徐々に靴下を履かない生活になっていきました。裸足の感覚に慣れてしまうと 靴下を履いた時の何とも足裏のもたもたした感覚が凄く嫌になってしまい いつの間にか真冬の寒い時期でも靴下を履かない生活になってしまいました。一時的には 足先が冷たくなってしまいますが 少しの間温めてやると直ぐに血行が回復してしまうので 特に不自由は感じていませんでした。
例年冬場に一度か二度位 風邪をひいてしまいます。熱が出ると 寒気がして 耐えられないので その時期だけは靴下を履いて生活していました。それ以外は 旅行に出かけるとき 殆ど車で高速道路を走りますので しっかりとした靴を履いて出かけますので その間は 必然的に靴下を履いての生活を強いられます。宿泊する部屋に到着して 靴を脱ぎ 靴下を脱いで裸足になった時には 凄い解放感に浸れますので たまに靴下を履いての生活も悪くはないように思います。
とにかく ここ十年以上 靴を履く必要がある場合か 風邪をひいて寒気がする時しか 靴下を履かない生活を続けてきましたが 本日は寒さに負けて 靴下を履いてしまいました。只 靴下の威力は大したもので 薄っぺらい安物の 三足千円ぐらいのペラッペラの靴下ですが 足先が全然冷たくありません。靴下と言う衣服を考え出した先人に拍手を贈りたい気持ちになります。まあ普通の人から見れば この時期に靴下を履かない生活なんて 非常識の極みなのかもしれませんが 私にとっては靴下の有難味を痛感した一日になりました。
血行循環の回復力が衰えたのは やはり年齢を重ねて還暦を迎えてしまったからなのでしょうか。本物のジジイになってしまったことを実感させられた 私にとっては辛くて悲しい記念すべき一日になってしまうのかもしれません。人間はこういう事を経験しながら 老いを実感するのかもしれません。悲しいけれど 受け入れていかねばならない出来事なのかもしれません。明日以降もこの寒さがまだ続きそうなので 恐らく明日もまた靴下を履いてしまうと思います。普通の感覚の方には 理解してもらえないと思いますが 私にとっては屈辱的な日々が続きそうで 不安です。寂しいけれど仕方がないのだと 何とか自分を納得させようと頑張ってみます。こんなブログを読んでくださる優しい気持ちのみなさん、惨めな私を慰めてやってください。

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