3月18日 私は 静岡県が嫌いです

このブログでは何度も何度も書いておりますが もうあと数年で仕事を引退して どこかのんびりできる田舎に移住して 優雅で楽しい老後を過ごしたいと計画しております。数年前までは 旅行で訪れた石垣島が非常に気に入りましたので 暖かな南の島へ移住するつもりでおりました。ただ私は ひたすらのんびりするのではなくて ちょっと豪華なキャンピングカーでも購入して 日本の隅々までせっせと観て回りたいう夢がありましたので 南の島へ移住してしまうと そちらの夢の生涯になることに気づきました。そこで移住先を 本州の中心に位置する長野県か静岡県辺りに絞って考え直しました。
長野県も静岡県も 狭い大阪と違って凄く広大ですから 両県でも一体どのあたりが私にとって好都合な移住先なのか見当もつきませんでした。そこでネットで移住を考えるサイトを調べてみると 両県とも大阪梅田に 移住相談に乗ってくれる出張所みたいなものがありました。休診日の水曜日に 朝から出かけて 殆ど予備知識のない段階であることから 正直に話して相談にのってもらいました。長野県と言えば 高原で夏は涼しくて過ごしやすいイメージがあります。当然冬は 寒くて雪に埋もれて暮らすことが想像されます。私の短いサラリーマン時代に 石川 富山と言う北陸で過ごしましたので 雪に埋もれる生活の大変さを味わいましたから なるべく雪の少ない地域はないかと探してみました。
すると南アルプスと中央アルプスに挟まれた地域を伊那谷と言うのですが ここ等辺りだと 夏はクーラーが無くても過ごせるぐらいに涼しいけれども 冬も雪が積もるのはほんの二三回 それも十センチ前後だけなのだそうです。ただ朝方には マイナス十度になるのが当たり前だそうですから 寒さの桁が大阪とは違うのが少々不安ですが 雪さえ積もっていなければ それ程日常生活では不便さを感じなくて済みそうです。田舎に住みたい希望はありますが 何しろ私は 心臓病と糖尿病と言う厄介な病気もちの身ですから そこそこしっかりとした病院が近所にあることは 最低条件になります。
程よい規模の田舎町を幾つか調べて そこの役場の移住担当者に 数年後にそちらへの移住を検討しているので 相談に乗ってほしいとメールを送りました。伊那谷の辰野町と箕輪町から直ぐに 歓迎する旨のお返事を頂きましたので 丁度旅行する時期でしたから 昨年の秋に様子見がてら訪れてみました。移住の受け入れに積極的な自治体は 移住を検討するために その地を訪れる者の為に 無料の体験宿泊所を用意してくれています。勿論自炊することが前提ですが 調理器具や食器は一通りそろっていますから 近所のスーパーで食材を購入して持ち込めば 凄く安上がりで 食事と宿泊が出来てしまいますので有難いです。二つの町を駆け足で見学しましたが アクシデントが発生してしまい急遽途中で帰宅することになりましたけれども それなりに有意義な旅でした。
静岡県は 気候も人柄も暖かくていかにものんびりできそうな土地柄だと思っていました。私は富士山が大好きなので 出来たら毎日富士山を見上げて暮らしたい と言う希望もありましたから 尚更静岡県には憧れがありました。富士山と言えば 山梨県も考えられますが 山梨県は 私のイメージで言うと関東地方に含まれているように感じてしまい 何となく関西人としては 敬遠する気持ちがあります。私は現役の学生の時に数ある国立二期校から 静岡大学工学部を受験しましたが その頃から何となく静岡県に好意を持っていたからだと思います。
そこで富士山と言えばすぐ麓の富士市と富士宮市に 同様の移住希望の問い合わせメールを送りました。所が両市からの返事は凄く遅かったし 文面からも移住を歓迎する気持ちがあまり伝わってきませんでした。調べてみると 両市とも宿泊体験所などの施設も所有していないみたいで 訪れても自分でホテルを予約しなければならず 料金の補助なども全然ないみたいでした。両市とも人口が十万人前後ありますから 恐らく移住してくる人たちを歓迎する気持ちが薄いのかもしれません。たまたまメールを送った幾つかの自治体の対応で 両県に対する評価を下していいものかどうかは分りませんが やはり歓迎の意を表してくれた町に気持ちが傾くのは 致し方のない事のように思い ほぼ移住先を 伊那谷地方に絞って検討するようになりました。
今年の二月にも 一番寒い時期を狙って 訪れてみました。あえて一番厳しいであろう時期のその地方の生活を見てみたかったからです。今年は数十年に一度の厳しい寒さに見舞われた年だったみたいで デカk瑠数日前までは 高速道路にもいろんな規制がかかっていて 走行中にチェーンを装着することも覚悟していましたが 日ごろの行いが良いせいか 丁度旅行中は天候に恵まれて 何とかノーマルタイヤで無事に走行できました。初めての町は それなりの違和感がありましたが やはり二回目ともなると 愛着がわいてくるような気がしておりました。食材を買い出しに行く店も 二回目でしたから 何となく買って知った瑠お店のような気がして 親しみを感じているような気がしました。
このブログにも書きましたが 先日一つ目の大学時代のサークルの同窓会に参加しましたけれど その時に 静岡市出身の先輩とお話をしました。移住先として 静岡県か 長野県かで迷っていましたが 静岡県の自治体の方が歓迎してくれる気持ちが感じられなかったので 長野県に気持ちが傾いております と申し上げますと 富士市や富士宮市の事は知らないけれども 静岡市は人口が五十万人以上だけれども ここの所減少傾向にあるので 移住してくる人を歓迎すると思うので 一度静岡市にもアプローチしてみることを勧められました。
私は正直な気持ち 最初南の島への移住を夢見ていたように 暖かい所へのあこがれが根強くありますし 先輩からのおすすめもありましたので こちらの事情や気持ちをメールにして静岡市の移住担当者に送ってみました。所が一週間を過ぎても 丸っきり反応がありません。完全に無視されてしまったようです。こちらとしては 静岡市を移住先として考えている気持を 一生懸命に訴えましたが 黙殺されてしまう と言う非常に残念な結果となりました。まあこれだけはっきりと拒絶された以上は 静岡県に対する未練の気持ちは 完全に消失しました。可愛さ余って憎さ百倍 と言う言葉がありますが 静岡県に対して思い入れが深かっただけに その冷たい対応への腹立たしさは 凄く強く感じてしまいます。はっきり申し上げますが 私は 移住者に対して冷たい対応をする 静岡県が嫌いです。
辰野町と箕輪町の移住担当の方とは 二度お目にかかり 既に仲良くなっていますし 町の雰囲気もそれ相応に気に入っています。勿論いずれはどちらか一つを選ばねばなりませんが もう他の移住先を探す可能性は 凄く低いと思います。いずれにしても 今度建てる家は 終の棲家にするつもりですから くれぐれも慎重に 納得のいくところまで十分に調査して 決定しようと思います。正直な気持ち 現在の所 この二つの町は ほぼ五分五分で決めかねています。
今後具体的に物件を探す活動に入ってくると思いますが 物件探しは結婚相手探しと同様に 御縁があれば掘り出し物がすぐに見つかるのかもしれませんし 運が悪いと凄く時間がかかるのかもしれません。まだ現実に移住するまでの 時間的な余裕はありますから 焦らずにじっくりと腰を据えて 捜してみようと思っております。友人は 担当者が歓迎してくれることを基準にして 移住先を考えていくことは如何なものかと言う意見を述べていました。でも 全く縁もゆかりも無い土地への移住ですから 移住を担当して直接面倒を見たくださる方に熱意を感じられなければ その街に対する愛着や信頼 と言う気持ちが湧いてきません。
次に伊那谷を訪問するのは 夏の熱い時期に 本当にクーラーなしでも快適に過ごせるのかどうかを確認しに行こうと思っております。今後も移住先探しを頑張りますし その経過は逐一このブログで報告してまいりますので ご期待ください。

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