5月4日 子供(十五歳以下)の人数も 総人口に対する割合もずっと減少が続いているのだそうです

少子高齢化社会が 問題視されてから もう久しいように思います。この問題は 凄く色んな方面に関わっているみたいなので なかなか効果的な解決法が 現実にあるのかどうだか見当もつきません。ただ日本と言う国は 出来たらこれからもずっとずっと栄えていってほしいので この問題について少しだけ考えてみようと思います。実は 私も自分の子供がおりませんので 少子化の責任の一端を担っているわけです。私の場合 人生に大きなつまづきがあったのが その原因かもしれません。
つまづきとは 具体的には 一度大学を卒業して そこそこ立派な会社に就職したにもかかわらず その仕事を一生続けていく自信が持てなくて 退職してしまいました。そこから受験勉強をやり直して 十代の頃夢に見ていた獣医師への道を目指しました。その為 普通は結婚を真剣に考える三十歳前後を 大学生として過ごしました。卒業してから 開業するための修業時代を経て 何とか病院の開業にこぎつけました。そのタイミングで 慌てて相手を探して取り敢えずは結婚しました。
所が 当然かもしれませんが 仕事を自分で始めたばかりで 余裕はないし そこそこ順調なスタートが切れたのかもしれませんが 自分としては満足できなくて 焦りに焦っていました。生まれて初めて 開業の為に かなり大きな借金を抱えましたから その返済が滞りなく出来るのか さっぱり見当がつかなくて がむしゃらに頑張りましたが 空回りすることも多くて 余計に焦り 苛ついた毎日でした。私が器の大きな人間であれば 仕事の不安や不満を 自分の中で燃焼して 処理できたのかもしれませんが 何しろ私は本当にけつの穴の小さな 姑息極まりない人間でしたから 堪った不安や不満を 奥さんにぶつけてしまいました。
そんな生活が長続きするはずもなくて あっさりと離婚してしまいました。私が本当に最低の人間であるのは その時奥さんのお腹には 私の赤ちゃんがいたのです。出来ちゃった結婚というのは とても恥ずかしい話ですが 男として責任をとる一般的な形としては よくあるパターンかもしれません。所が 私はできちゃっているのに離婚 と言う男として無責任の最上級な行動をとってしまったのです。子供は残念ながら 中絶して頂きましたけれど この時に 私の様な最低の人間の子孫を この世の中に残してはいけないのだと 覚悟を決めました。
離婚してどれくらいたってからか やはり一人では寂しいので 人生のパートナーを求めていて 現在の奥様と巡り合いました。奥様は このブログで何時も書いていますが 本当に頭の回転は速いし 記憶力も抜群だし 手先もものすごく器用なのです。男としては 恥ずかしい事なのかもしれませんが 現在私の生活は 奥様におんぶに抱っこ状態です。仕事の面でも 私生活の面でも 完全に奥様に頼り切って生きております。奥様がいなければ 仕事をする気にもならなければ 生きていく元気も湧いてこないだろうと思います。
奥様には 男の子の連れ子がいます。その事がまたまた私の器の小ささの為に 普通に一緒に暮らすことを難しくしてしまいました。普通なら そこで男女の関係を解消して 別々の人生を歩き始めるのかもしれませんが 私はどうしても奥様を失う事が出来なかったために 近所で別居しながら ともに歩んでいく と言う変則的な形での 奥様とのお付き合いが始まり もうかなりの年月が経ちます。仕事を辞めてからは どこかに移住して一緒に暮らそうと考えていますから その為に私は 早く仕事を辞めたがっているのかもしれません。
そんな訳で 私には子供がいませんので 少子化問題について 偉そうな発言は出来そうにありません。高齢化は 日本と言う国が 保険制度が充実しているし 病院などの医療施設も充実していますから 平均寿命が 世界で殆ど一番高い事は 誇りに思っていいと思います。私も六十歳をもうすぐ突破してしまいますから 健康には気を付けて 少しでも元気な状態で 長生きしたいと 考えております。
現在日本では 結婚をしないで 適齢期を過ぎてしまっている人の数が どんどん増えているみたいです。長い人生 たった一人で生きていくのが 寂しくはないのかと不思議に思います。正直私は 奥様がいなければ 働く意欲も無くしてしまうでしょうし 人生の楽しみが全く見いだせなくなってしまうでしょう。もし本当に奥様を失ってしまったら 直ぐに仕事を辞めてしまいます。贅沢をしなければ 死ぬまで生活費には困らない位の蓄えはあります。楽しい事等全く思いつきませんから ひょっとしたら 寺に籠って修行を積む道を選択するかもしれません。
私は それほど大切に思える 人生のパートナーに巡り合え他のですから ひょっとしたら結構幸せ者なのかもしれません。結婚という選択肢をチョイスしなかった人たちは そんなパートナーと巡り合えなかったのかもしれませんから やはり幸せな人生とは言えないのかもしれません。そんな方が増えたことが少子化の原因の一つかもしれません。私の様に 女性に全くモテない人間でも パートナーを探すアンテナを張っていれば 運よく奥様と巡り合えましたから 適齢期と言われる年齢を過ぎても 諦めないでパートナー探しを続けられることを応援したいです。
私には 実感がないのですが 保育所などの子供を預かってくれる施設が充実していないために 働きながらの子育てが難しい事も 若い夫婦が子供を持てない原因なのだそうです。私の母親は 専業主婦でしたから もう一つ その辺りがピンときません。結局は アベノミクスによって庶民の給料が 充実するはずだったのに 全くその効果が表れていないから 若い夫婦は 共稼ぎをせざるを得ないのだと思います。男なら誰だって 自分の甲斐性で 家族を養いたいのが本音だと思いますが 現実には 生活費が不足してしまうために奥さんも働きに出ざるを得ないのだと思います。
なのにアベチャンは 国民みんなが働け 年をとって 定年を迎えても更に働け 等と言うから 少子化が余計に進んでしまうのだと思います。まあ私も五十を過ぎた奥様に しっかりと病院のお手伝いをお願いしておりますので 偉そうなことを申し上げるつもりもございません。
正直な所 私の人生は 長持ちしてもあと二十年ですから 日本の国が それほどひどい状態にならないうちに死ねそうですが 現在お若い方たちが 高齢になったころには 日本は一体どのようになってしまっているのか と思うとため息しか出ません。大好きなナーちゃんがおばあちゃんになってしまった時 笑顔で老後を過ごしていってほしいと願いますから 何とかこの凄く難しい問題を解決する方向に日本を導いてくれる有能な政治家が現れることを 期待したいと思います。自分の友達に便宜を図り その誤魔化しに躍起になっているような 現在の首相では 全く無理な事なので 一日も早い政権交代を望みます。

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