6月4日 老後の生活に2000万円が必要と言う報告書が問題視されているみたいです

そもそも私個人としては 年金の受取額が ほんのお小遣い程度であることは 開業した時から分っておりました。ですから 仕事を辞めたら 直ぐに蓄えを切り崩しながらの生活が始まることは 覚悟しております。ですから 「日本の年金制度が 百年安心」等と言う アベチャンの戯言には 笑いが止まりませんでした。そもそもアベノミクスの夢物語では 最期には国民の収入が 増えてみんな幸せになれる と言う大ウソがさすがにばれてしまいましたが 自民党に代わる信頼できそうな野党が 残念ながら存在しないので 自民党の天下が続いているだけの事だと思います。

麻生さんは 総理大臣を務めていた時から 無責任極まりない発言を繰り返す 輩であることは 間違いないと確信しておりますが アベチャンの一番の子分に成り下がって 副総理のポストをもらってから アベチャンへの忖度しまくりの発言 行動 には呆れ返るしかございません。森友学園 加計学園問題でも ひたすらアベチャンを擁護する発言を繰り返していましたが 今回の金融庁の諮問グループからの 自分たちにとって 非常に都合が悪い報告書を 受け取らないのだそうです。

その報告書の 内容については 麻生さんが 自分たちのこれまでの主張と 食い違いが大きいので 気にくわないので 受け取らないと発言しています。普通に考えたら 少なくとも麻生さんは この報告書を熟読して 慎重に吟味したうえで 受け取らないと判断したかのように思われます。所が 麻生さんはこの報告書の冒頭の部分を少しだけ読んで 受け取らないと判断したのだそうです。その報告書がどれだけ膨大な量なのかと思っておりましたが 何と一読するのに五分位しかかからないのだそうです。

そもそもこの報告書は 麻生さんが 諮問グループに依頼して その方面のお偉いさんを かなりの数集めて 何度も何度も長時間の会議を重ねて 作り上げた報告書なのです。この報告書を作成するために 一体いくらぐらいの税金がつぎ込まれたのか 一体どれくらいのお偉いさんに御苦労をおかけしたのか見当もつきませんが 集められたお偉いさんたちは その道のエキスパートと言われる方々が知恵を絞った結果を 自分たちに不都合だから 受け取らない 等と子供みたいな反応を 記者会見で答える麻生さんには 再び呆れ返ってしまいます。

受け取らなければ 報告書をなかったことにできるとでも 考えているのでしょうか。この問題が こんなに大騒ぎになったのは 大臣の一存で受け取らない だからそんな報告書は存在しなかったのだ 等と無茶苦茶な理論で対応したからかもしれません。アベチャンを忖度しまくる方針を 見事に貫いている姿勢は ある意味立派なのかもしれませんが なんでこんな輩が 国会議員を長年続けていられるのか 本当に不思議です。次の参議院選挙が迫ってきていますから 当然野党としては 格好の攻撃材料として 大いに張り切るのでしょうが アベチャンは 相も変らぬのらりくらり戦法で 一生懸命喋っているように見えるけれども 結局は誤魔化してばかりで 核心をついた発言を一切していない と言ういつものパターンで乗り切っていくのだと思います。

人生百年 と言われ出したのは 何もつい最近の話ではありませんし 公的な年金だけでは お年寄り夫婦が 将来的に不安になっている事も 今始まったわけではありません。この報告書があろうとなかろうと 国民が抱えている老後の不安と 正面から取り組む姿勢がない安倍政権が 一日も早く消滅することを心から祈るばかりですが 次の参院選挙で ひょっとしてこの報告書についての議論から 野党が大躍進してくれたとしても 肝腎の衆議院が圧倒的に自民党の巣窟となっていますから 安倍政権の安泰は間違いなさそうです。でもアベチャンの悔しい顔を見たいので 野党には上手く結束して 選挙戦を頑張ってほしいものです。

私には この報告書に書いてあることが 全て事実だとは思えません。老後夫婦二人で暮らしていくのに 月に26万円もかかる と言うこと自体が信じられません。夫婦二人が慎ましく暮らすのに どうしてそんな大金が必要だと算出されるのでしょうか。生きていくうえで必要な項目としては 食費と水道光熱費は必須の出費ですが 私は太陽光パネルを設置した家を建てるつもりですし 基本的にオール電化に対応した家にするつもりです、ですから家を建てるのに余分な費用はかかりますが 水道光熱費は微々たるものに抑えられるだろうと計算しています。自分の家ですから 勿論家賃はありませんし その他に保険料だの通信費だの交際費など諸々を加算するとかなりの金額が 想定されているみたいですが 引退してしまった夫婦が 御近所さんとのお付き合いを大切にはしていくつもりですが どうしてそんなに交際費を想定しなければならないのでしょうか。そんなに普通の生活をしていくうえで お金がかかるのかどうか疑問です。現在私たち夫婦の生活費として計上している金額は 月に十万円+αしかありません。老後も似たり寄ったりの金額で生活できると 想定しています。

私はお酒は一切飲みませんし 煙草などのお金のかかる嗜好品は ありません。ギャンブルも一切興味がありませんので その方面の出費の心配もありません。現在考えている趣味としては カラオケと俳句です。家を建てるときにカラオケルームを作ろうと考えておりますが やはり初期費用は幾らかかかるでしょうが ランニングコストは多分微々たるものだと想定しております。俳句なんて 実際に始めたわけではありませんので 予期せぬ出費があるのかもしれませんが まあ大したことはないでしょう。キャンピングカーで旅行する事が 唯一金のかかる趣味かもしれませんが 勿論義務ではありませんから 経済的に許される範囲で 出かけるのでしょうし 経済的に苦しくなれば 大人しく家でじっとしていればいい事だと考えております。

勿論借金も一切ありませんので 夫婦二人で 慎ましく暮らしていくのには 月々食費と諸経費で 十万円+α位しかかからないように予測しておりますが 見込みが甘いのでしょうか。私は心臓病と糖尿病を患っておりますので 正直80歳まで生きれたら 有難いのですが 難しいでしょう。70歳から80歳まで月に数十万円お金が戻ってくる 農協の商品にお金を預けてあります。奥様も 70歳から85歳まで やはり月に数十万円戻ってくるように手配してありますので その年齢に達すれば 生活費と言うおカネの面では 一切困らないように準備してありますので 私の見込みが少々甘くても 現在の手持ちの金額と考え合わせると それ程金銭的にピンチになることは考えにくいです。

大体 老後の資金として2000万円位の蓄えが必要だという報告がされようとされまいと それ位の蓄えは 夫婦二人で 真っ当に働いて 先を見越して蓄えていれば それ位の金額は蓄えられていて当たり前のように思います。平均寿命が少しずつ延びていくことなんか 分り切っていたことだし 年金制度の仕組みを考えたら 受け取る人がどんどん増えていき それを支える人がそれ以上にどんどん減少しているのですから このシステムを破綻させないためには 一人あたりの支給額を減らすしかない事も 当たり前すぎる事だと思います。

ですから この諮問グループの報告が提出されたから初めて 老後の心配が始まったわけではありません。ただその心配ごとに 全く気付いていなかった迂闊な人たち そしてある程度の蓄えが出来ていなかったのんびり過ぎる人たちに 少なくとも心の準備だけでもさせてくれただけでも この報告書には 存在意義があったように思います。そして報告書を受け取らない なんて愚挙に出てくれたおかげで大いにこの報告書が注目されたわけですから そういう意味では麻生さんのおかげもあるのかもしれません。

ただ私個人の感想としては 繰り返しになりますが 私にとって支給される年金は ほんのお小遣いであって はなから生活費とは考えていなかったし その分十分に蓄えているつもりですので もしたった2000万円の蓄えさえできていなくて 文句を言っているお年寄りは 先の見通せないキリギリスだったという事だと思います。私は そんなに惨めな暮らしをしてきたつもりはありませんが せっせと小銭を蓄えてきたアリだったのかなと思います。

 

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