8月12日 本日は吉岡秀隆さんの46歳のお誕生日です

吉岡君のイメージと言えば 私にはどうしても「北の国から」の黒板純君が あまりにも強烈です。同時進行で寅さんの映画にも諏訪満男役で出演していましたが 個人的には何となく違和感がありました。どちらの作品でも ほんの小さな子供の頃から 一人前に成長した男性の役まで演じ続けていましたから 彼の大人になっていく姿をリアルタイムで見てきましたので 余計に身近に感じられる役者さんかもしれません。

若い人にしたら 放送された期間は短かったけれども「Drコトー診療所」や「三丁目の夕日」での作家さんあたりののイメージが強いのかもしれません。ウィキペディアで出演作の一覧をみると かなり有名な作品にもたくさん出演しておられます。まあ仕事が忙しすぎて せっかく結婚した内田有紀ちゃんと 分れてしまったみたいですから 他人事ながら勿体無いことをしているように思います。

「北の国から」は 北海道に強いあこがれを持っていた時期に放送されたドラマでしたから 連続ドラマの頃から 毎週欠かさずにみていました。但し北海道ですから当たり前なのかもしれませんが 冬は雪にうずもれてしまいそうな生活に 恐れをなしてしまって 現在は暖かい南の島での老後を夢見るようになりました。

純君の初恋の相手を演じた 横山めぐみさんは 現在のナーチャンと同じくらいに評価が高くて 一時期は凄く憧れました。その後かなりポッチャリとされた時期があったみたいで 熱が覚めましたが蛍ちゃん役の中嶋朋子さんと同じくらいに注目していました。「北の国から」は 老後の生活がテーマになっていると聞いていましたので 主役の田中邦衛さんが 亡くなるまでシリーズは続くと期待していましたが 番組を長年支えてきたスタッフが 次々に定年退職していってしまったので 2002年の「遺言」が最後の作品になってしまったのだそうです。

このドラマの主人公の候補としては 高倉健さん、菅原分太さん、緒方拳さん、北島三郎さん、仲代達矢さんなどそうそうたる人たちが上がっていたのだそうですが 情けない表情の似合う役者さんとして田中さんが選ばれたのだそうです。もし健さんが主役を務めていたら カッコ良すぎて 全く雰囲気の違うドラマになっていたことでしょう。恐らく二十年以上も続くシリーズにはなっていなかったように思います。

とにかくこのドラマを通じて二十年以上にもわたって 吉岡君の成長をみんなで見守っていたようなものですから 吉岡君はそれほど男前ではないけれども 皆が応援してしまう存在だと思います。特定の役柄のイメージが固定化されてしまうと それ以外の役を演じることが難しくなりそうですが 吉岡君はある意味 純君と満男をほぼ同時進行で演じていたために イメージが分散していたので スムーズにいろんな役を演じられたのかもしれませんから 私には若干の違和感がありましたが ご本人にとってはラッキーな事だったのかもしれません。

現在も四十代の男性としては 何となく頼りがいのなさそうなイメージですが 色んな役柄を上手に演じ分けておられるようなので 今後のさらなる活躍をお祈りいたします。

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