スーパーで美味しそうなイチジクを見つけて三つで300円、結構な値段がするなあとちょっと悩みましたが　凄くみずみずしくて美味しそうだったので　買ってしまいました。この日記でも何度か書きましたが　私は本当に貧乏性で　けちん坊なのだとまた自覚しました。ただし貧乏性なのは自分のものを買う時に限ります。奥様と買い物に行って　例えば洋服でも靴でも奥様のものを買う時には　好きなものを好きなだけ　お財布にあるお金が足りる分だけ　存分に買い物をしてほしいです。
　大体　イチジクなんて昔団地に住んでいたころは　公園にイチジクの木があって　早い者勝ちの取り放題でした。程よく実ったイチジクに目をつけていても　のんびりしていれば他人に横取りされてしまいますから　ある程度大きくなった段階で見切りをつけて収穫するほうが得策であることを学習しました。夏休みなどば帰省するとあちゃんのところにも大きなイチジクの木があって　沢山実をつけてそれこそ食べ放題でした。子供の頃の経験で　イチジクの実なんて只で手に入った記憶があるので　お金を払って購入するのに若干抵抗があるのかもしれません。
　所でイチジクの食べ方なんですが　うちでは両親が　イチジクの実を真っ二つに割って　中身に吸いつくように食べていましたから　当然その子である私も同様の食べ方をしていました。所が一つ目の大学に通っていたころ　たまたま友人の家でイチジクを御馳走になった時に　友人がイチジクの実のとがった方を上に持ち　軸をポキッと折ってバナナの皮のように皮をむき始めました。そして器用に全体の皮をむいてから　パクッと食べ始めました。
　私の食べ方は　イチジクをむさぼるように食べるわけだし　その残骸も美しいとは言い難いものです。その場では、友人の食べ方を真似してなんとか食べ終わりましたが、その後気になってほかの友人たちにイチジクの食べ方をさりげなくきいて回りました。その結果殆どの友人が上手に皮をむいて食べていました。別に私の食べ方が他人からそれほど非難されることはないのかもしれませんが　自分の家だけの習慣ってやっぱりあるものなのだと知りました。
　「これって私だけ」という習慣が実はもう一つ見つかりました。お風呂に入った時に毎回ではありませんが　結構頻繁におしっこがしたくなります。そのようなときに私は躊躇なくおしっこをしてお湯で洗い流していました。入浴して体が温まると　尿意を催すのは　人間としては正常な反応だそうです。ただ、お風呂で平気で排尿するのは結構少数派であることをテレビを見ていて知りました。勿論排尿するのは自分の家のお風呂に限ったことで　銭湯等の公衆浴場や　他人の家の風呂では遠慮して　辛抱します。でも入浴している時はリラックスしてのんびり寛ぎたいですから　予めトイレで用を済ませてから入浴するように気をつけています。
　何気ない生活習慣が　他人とかけ離れていたりすることは　誰でもたまにはあることかもしれませんが　この歳になって新たに驚けるのは　変化が無くて退屈な毎日にとっては　ピリッとしたスパイスみたいなもので悪くないのかもしれませんが　あまり歓迎したくもありません。