8月3日 本日は語呂合わせで 「はちみつの日」なのだそうです

奥様がはちみつ好きなので 以前ははちみつ専門店で時々買い物をしたりしていました。専門店には 採取した花の種類によって かなりたくさんの種類が販売されていました。試食させてもらうと 確かに色や香り そして味にも微妙に違いがあります。さくらの花の蜜は ほのかに桜の香りがしますし、ミカンの蜜も同様です。一番ポピュラーなのがアカシヤの花の蜜なのだそうです。一番癖がなくて 食べやすいのだそうですが 試食してみたら納得しました。

私は子供の頃から昆虫が大好きでしたから 養蜂家に憧れた時期がありました。ミツバチはスズメバチなどの凶暴な蜂に比べたら 小さくてとても可愛く思えます。勿論針を持っていますから 扱いに失敗すると刺されますが 優しく丁寧に面倒をみてやる分には 殆ど攻撃を受けることはないのだそうです。但し 自然が相手の仕事ですから 台風などの自然災害や スズメバチの襲来、巣箱を被害が出ないように どうしても人気のないところに放置しますから 巣箱ごと盗難にあうことも珍しくないのだそうです。

まあどんな仕事にも リスクはつきものですが 自然を相手にしていますから のんびりと穏やかに生活できそうです。一年中花の咲いている地域を移動したりするそうなので 気候の良い地域へ旅行できるようで 凄く楽しい仕事だと思っていました。しかし そんなに気楽な仕事はやっぱりないのが現実の様です。蜂は女王蜂を頂点として 一つの群れ と言うか集団が構成されています。但し一つの集団が集めてくれるはちみつから得られる利益は一年間に一万円+αなのだそうです。生計をたてようとしたらそんな集団を少なくとも300以上は抱えていないと無理なのだそうです。

それだけの沢山のみつばちの面倒をみるためには 相当に広いスペースが必要ですし 移動する場合には 輸送手段と経費もそれなりにかかります。餌の少ない季節には 逆にハチに餌を与えなければならないのだそうです。当然糞をしますから その後始末や寿命が着て死んだハチの死骸の処理も結構大変なのだそうです。花を咲く地域へ移動した先で 巣箱を置かせてもらう土地の所有者と 上手に交渉しなければなりませんし 近所の住民たちとの円滑なコミュニケーションが重要になってくるらしいのです。私は元来人間嫌いなので なるべく人と接触しないで済む仕事にあこがれて 養蜂家にも興味を持ちましたが、狭い日本では やっぱりいろんな人たちと上手に関わっていかなければ生きていけそうもありません。

もうすぐ現在の仕事をリタイヤするつもりですから 老後は人づきあいで苦労したくはありませんが 南の島へ移住したら 当然田舎ですから猶更ご近所づきあいはには 細心の注意が必要なのかもしれません。よっぽど広い土地を入手して その中で自給自足の生活が出来たら 一切他人との関わりのない気楽な生活ができるのかもしれませんが そんな生活は刺激がなくて きっと寂しくて 人に会いたくてしょうがない生活になってしまうのかもしれません。人間が生きていく と言うのはなかなか難しい事なのかもしれませんね。

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