8月4日 「踊るさんま御殿」で 年の差によるギャップがテーマでしたが 笑えませんでした

世代間ギャップなんていうのはいつの世にも確実に存在している 見方によっては当然すぎる事実だと思います。昨日の放送には 年長者代表として ベテラン女優の三田佳子さんが出演していました。三田さんは幾つになられたのか さすがにさんまもその質問は差し控えたようですが 私よりはずっとお年寄りのはずです。もちろん現役の女優さんですから その美しさは健在でしたし、世代間のギャップに対して 凄く肯定的な発言が多かったように思いますから 若い世代の出演者から好意的に対応されたのかもしれません。

三田さんのそのような姿勢のおかげかもしれませんが 若者を代表する出演者も 昨夜の場合は 礼儀と節度をわきまえて 言葉遣い的にもそれほど不愉快な思いをせずに済みました。やはり上の世代の出演者が あまりに若い世代を否定的に扱って断絶感を表面化してしまうと 若い世代の発言も 反発する気持ちから攻撃的なってしまうのかもしれません。年上の世代は 当然自分たちも若い世代だった時の事を覚えているはずですから 今どきの若い世代の行動や発言に ある程度は理解しようとする姿勢が必要なのかもしれません。

勿論若い世代に 年配の世代の気持ちを理解してもらう事を期待するのは 自分たちだってその世代の時には更に上の世代の人の気持ちを想像すら出来なかったはずですから その辺の事を分かったうえで 発言する必要があるのかもしれません。次々に登場する 今どきの若い人たちだけが使っている独特の表現には 呆れ返るしかありませんが 自分たちだって若い頃に 年上の人間には理解されない表現を使うときに 一種の快感を味わっていましたから 致し方の無い事でしょう。

日本語の表現だって 時代が進むとともに確実に変化してきていますし 時代背景や世の中の実情に即して新しい表現が生まれてくるのは必然的な事かもしれません。ただ私は塾の講師として 国語を専門に教えていましたから多少拘りが強いのかもしれませんが 基本的な文法や言葉が出来た時の本来の意味合いから考えると 明らかに間違った使い方が定着して その表現が当たり前のように日本語が変遷してしまう事は 非常に不愉快に感じます。変化していくのは仕方がないと分っているつもりですが 超えてはならない一線が 日本語表現にはあるように思いますが こんなことを考えてしまう事自体が すでに時代遅れの現象なのかもしれません。

いつも楽しんでみているこの番組ですが 若い世代の発言に 非常に不愉快になってしまう事もしばしばあります。若いのだから 知識も経験も乏しくて 不条理な発言をしていることを自覚しろとは言いませんが せめて自分の立ち位置や番組として期待されているポジションであり発言内容を理解しようと努力する姿勢を持つことは 幾らぐらいギャラをもらっているのか さっぱり見当もつきませんが 出演者としての最低限度の義務ではないか 等と言う考え自体が古いのでしょうかねえ。

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