8月9日 20年前に細川内閣が発足しました

 「今日は何の日カレンダー」を見るとちょうど20年前の今日 日本新党の細川護煕さんによる内閣が発足しました。それまで自民党の内閣しか知らなかった私にはとても新鮮で大きな期待を持って成り行きを見守りました。長年の自民党一党支配の汚れや歪みをすべて取り除いてくれるのではないかと 国民の支持率も70%を超えていたと思います。当初はいろんな方面の改革に積極的に取り組もうとしていたようですが 実際にハンドルを握ってみるとなかなか思う方向に進めなくて 悩んでもがき苦しんでのた打ち回った結果として 選挙や政治資金についてのいくつかの法律が成立したけれど 国民の大きな期待に応えたとは言い難い印象でした。結局はそれまでの野党の寄せ集め内閣で内部から崩壊したような形で一年ももたずに 首相としての責任を放棄するような形で コソコソと逃げるように退陣した印象でした。
 短命内閣がコソコソ逃げ出すように政権を放棄して 新しい首相が誕生する風潮の先駆けだったと言えるのかもしれません。その後新進党等という寄せ集めの党が出来たりしましたが 当たり前でしょうが長続きするはずもなくていつの間にか再び 自民党に政権が戻ってしまって ダラダラ政権交代を繰り返しているうちに 国民が嫌気がさして 脱自民党の受け皿として民主党が躍進しました。その民主党が案の定国民の期待に応えられずに再び自民党の政権に逆戻りしたのが現在です。
 よく歴史は繰り返す、と言いますが女性のファッションでも10年、20年周期でスカートが長くなったり、短くなったりを繰り返していますし、自家用車のスタイルもやたらと角ばったかと思うと しばらくしたらどの車もまん丸くなったりして周期的に人気のあるスタイルを繰り返しているようです。
 女性のファッションや車のスタイルはどうなろうと構いませんが、国民の生活に大きな影響力を持つ政権は 自分たちの利権を重視する人たちではなくて 国民の幸せを優先して考える人たちに担ってもらいたいです。

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