8月10日 お盆休みで道路が混みこみ

 今朝、とある用事で6時過ぎに車を運転しましたが 何時もなら8時を過ぎると混みこみになる道路がすでに渋滞していました。帰ってテレビを見ると 帰省ラッシュとかで高速道路が延々と渋滞のニュースを放送していました。お盆や年末年始、ゴールデンウィーク等すんごく渋滞することが分かっていながらその時間帯に高速道路へ向かう方の気持ちが私には理解しがたいです。何故強引にでも休みを取ってその時間帯を避けるとか 他の交通手段を選択しないのか不思議です。ひょっとしたら そのような渋滞に巻き込まれて苦労することも 帰省の欠くべからざる一つの要素になってしまっているのかもしれません。私は一生そんな解りきった渋滞に巻き込まれることのない人生を送りたいです。
 子供の頃 お盆休みと言っても うちのお墓は両親が福岡県出身なので 当然お墓は九州にあり たまたま帰省していた時しかお墓参りとかもしなかったので いわゆるご先祖様がお越しになってお帰りになる、という行事とはほとんど無縁のお盆休みでした。子供にすれば夏休みの一部分にすぎないし サラリーマンの父親が休日で家にいるのが非日常なくらいでした。お盆休みはどこに行っても込み合うし、宿泊しても料金は高いしサービスは悪いので 殆ど出かけた記憶がありません。
 数年前に母親が他界して 近所にお墓が出来たので ここ数年はお墓参りの真似事をしていますが 病院がある意味稼ぎ時なので 相当に忙しくて 正直な所あまり実感を伴いません。病院は有難いことにペットホテルで犬猫があふれていますので 勿論その世話は結構大変ですが 病院としては不労所得のようなものがたっぷり入り助かります。お盆休みを取られる病院も多いのでその分患者さんも増えて 夏の臨時ボーナスがもらえるようで 暑い最中ですが 元気いっぱい働きます。
 自分ではお盆が近づいた実感はありませんが スーパーに行けばお盆向けのお供え品などがズラッと並んでいます。きれいな落雁を見て 子供の頃の懐かしい思い出が蘇えりました。母親の実家が大きな菓子屋で店の裏の工場で 落雁づくりを見学させてもらい ほんの少しだけれど 手伝わせてもらったことです。木製の鯛や果物の形にくりぬかれた枠にまず緑やピンクの色のついた粉をさっと一振りします。次に白い粉を枠いっぱいに詰め込みます。へらで余分な粉を落として 枠をひっくり返してそのふちをコンコンとたたくと色鮮やかなきれいな形の落雁がまるで魔法のように出来上がります。見ていると子供の私にもできそうなくらい簡単そうだったので ためしに手伝わせてもらいました。 当たり前なのでしょうが プロの職人さんだから 難なく出来上がっているわけで 子供の私が見よう見まねでやっても 上手く出来るわけがありません。最後の木枠をコンコン叩いて中身を抜く作業だけ 手伝わせてもらいました。ちなみに、落雁は粉砂糖を固めたものですから 齧ってもただ甘いだけで 子供の頃から美味しいと感じたことがありませんでした。甘いものが貴重だった時代なら 喜んで食べる人もいたかもしれませんが 甘いモノがあふれている現在 落雁を食べる人がいらっしゃるのか少し疑問です。殆ど食べずに捨てられるのだとしたら もったいない話だと思います。
 また今年もお盆が何となく過ぎてしまいますが いわゆる年中行事をきちんと経験しないのも 一年が過ぎるのを早く感じる原因かもしれません。五月の誕生日も奥様からプレゼントをもらって思い出すぐらいだし、クリスマスも奥様へのプレゼントとケーキの準備を忘れるとえらいことになるので その二点だけ気を付けるぐらいです。せめて月に一回ぐらいはその時期、季節を感じる行事を 例えばお花見とかお月見とか紅葉狩りとか餅つきとかを企画して 大いに楽しむことによって 何となく過ぎてしまう年月からの脱却を図りたいと思います。
 

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