9月11日 ひじきの煮物にはまって 毎日食べています

私は先日受けた血液検査で 鉄分が不足している 貧血だと診断されてしまいました。私は太っていることもあって 普段から高血圧気味です。血圧が高いと言う事は 血液が多すぎると言う事だと短絡的に考えていました。所がそんなに簡単な話ではない様です。私は献血が趣味みたいな人間です。但し一回献血すると ある期間を過ぎないと次の献血が出来ない決まりがあります。私の場合何時も全血を400ml抜いてもらうのですが そうすると三か月はインターバルを置かないと 献血できません。
献血することは 勿論他人のお役にたつことですから 善い行いだとは思いますが 私の様ないやしい人間がそんなに人のお役にたつことばかり考えて行動しているわけではありません。血圧が高めの人間ですから 血を抜いてもらえば その分多少なりとも血圧が下がってくれることを期待しての行動でした。所が 今回初めて鉄分の値が正常値を下回っているので貧血だと診断されてしまったのです。
そこで慌てて 食品から鉄分を補おうと考えて 鉄分の多い食材を探しました。動物性のものでは 私の苦手なレバーやいりこが 鉄分の多い食品としてあげられていました。私は世の中でレバーが一番嫌いな食材なので 取り敢えずいりこを買ってきて食べようとしましたが 普通はいりこは 出汁を取ったら捨ててしまう食材のはずです。出汁をしっかりと取れば ある程度鉄分は抜け落ちるのかもしれませんが やはり炒り子本体を食べた方がより鉄分を摂取できそうなので 美味しくないけれども 我慢して少しでもおいしく食べられる調理法を探しました。
最初は味噌汁の具材として 食べやすくするために他に野菜やキノコも入れてみましたが やはり生臭くて 食感も悪いので かなり食べづらかったです。少量の水で炊いて火を通してから 醤油と味醂で味付けして 卵とじにしてみました。味噌汁に比べれば ずいぶん食べやすくはなりましたが やはり美味しく頂けると言う事はありませんでした。フライパンでカリカリになるまでこんがりと焼いてから 醤油とゴマをたっぷりとかけて食べてみました。醤油とゴマの香ばしさで結構美味しく頂けました。
次に植物性の食材で鉄分の多いものは 青のりやひじきが紹介されていました。青のりは 焼きそばなどに多少かけるとおいしくなりますが どちらにしても大量に食せる食材ではありませんのであきらめました。ひじきの煮物は 子供の頃に母親が作ってくれて食べていました。色が黒いし食感もあまり好ましくなかったので 子供の頃はあまり好きな料理ではありませんでした。しかし大人になってからは 凄く美味しく感じるようになり どちらかというと好物の部類に入る料理かもしれません。
私は料理は趣味といえるのかもしれません。男性の中では かなりレパートリーも広いし それなりに拘りがあるので そこそこ美味しい料理を作れる自信がありますが ひじきの煮物は作ったことがありませんでした。そこで奥様に作り方を教えてもらいました。私は煮物と言うから お鍋でお出汁でグツグツ煮る料理だと思っていましたが 奥様に教わった調理法は若干私の想像とは違っていました。
先ずは中華鍋で ごま油を加熱してから ひじきを投入して 割としっかりと炒めます。そこに付け合せの人参や油揚げの千切りを加えて更に火が通るまで炒めます。ある程度しっかりと炒めたら 出汁しょうゆと味醂を加えて 味付けをします。ある程度調味料が具材にしっかりからんだら 出来上がりです。ひじきの袋には お出汁を入れてグツグツ煮てくださいと書いてありましたが
奥様の全く煮ないで炒めただけのひじきですが 出来上がった食感も味も 私が子供の頃に食べたひじきの煮物とそっくりで 凄く短時間で簡単に そしてとても美味しく上手に出来上がりました。仕上げにいりごまをたっぷりと加えましたので 凄く美味しいひじき料理が出来上がりました。
ひじきは 鉄分の含有量が凄く多いのですが ネットで仕入れた情報によると 鉄分は動物性のものよりも植物性のものの方が 吸収率が凄く悪いのだそうです。但し美味しくないいりこ料理はあまりたくさん食べられそうにありませんが とっても美味しいひじき料理はかなり大量に食べられそうなので 鉄分補給にはもってこいかも知れません。それに海藻ですから 髪の毛にもいい効果があるのかもしれませんし カロリーが低いので血糖値もあまりあげないでしょうから ひじき料理は現在の私にとって救世主となってくれるのかもしれません。
それ以来 私はひじきの煮物を主食にして生活しています。結構安上がりだし そこそこの鉄分補給と 血糖値のコントロールも期待できるし その上とても美味しいので 本当に有難いひじき料理に感謝する今日この頃です。

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