9月27日 楽天が優勝してしまいました

 二日続けてプロ野球ネタでいきます。私はドラゴンズ一筋に応援していますから 勿論巨人は大嫌いです。別に親会社同士が新聞社で商売敵だから嫌いなのではなくて 巨人と言うチームの体質やチームカラー、選手の集め方、試合の戦い方、プロ野球機構における立場など全てが大嫌いです。
 だから、子供の頃から野球関係者で一番嫌いなのは長嶋でした。大体 ながしまと入力して変換すると最初に長嶋が出てくることからして 非常に不愉快な位大嫌いでした。三振した後のしぐさや内野ゴロをさばいた後の手の動き、意味不明な喋る内容、話し方も声も全てが大嫌いでした。
 その長嶋よりももっと嫌いな野球人が出来ました。星野仙一です。ドラゴンズの監督を解任された扱いが気に食わなかったのか、それ以来ドラゴンズ憎しの気持ちが 凄く強くなったみたいです。自分ほどドラゴンズに貢献した人物を解任するとはどういう事か、と言うのがドラゴンズ嫌いになった理由のようです。
 星野の行動で呆れたことのひとつ目が シーズンオフに行われた北京オリンピックの予選の時です。西武の和田が出身地である岐阜に近いドラゴンズへのフリーエージェントでの移籍が噂されていました。星野はメンバーとして招集しておいて 実戦では代打ですら一度も使いませんでした。一度も試合に出さないのなら 招集されなければ有意義な練習ができたのに ドラゴンズに入る選手への嫌がらせとしか思えません。そして、阪神への移籍が噂されていた新井に はくを付ける為か四番で使い続けました。新井と和田ではそれまでの実績も予選時の状態でも和田の方が上回っていたのではないかと私は当時感じていました。
 更に、唖然としたドラゴンズへの嫌がらせは オリンピック本番です。ペナントレースの真っ最中に選手を招集するのだから 各チームの成績や状況そして各選手の状態を鑑みて 慎重に選考すべきなのに そのシーズン前半のセリーグをぶっちぎって快走していた阪神から二人しか選出しないで その年落合監督としては最悪のシーズンで五割をキープして三位を確保するのにアップアップしているドラゴンズから先発の柱川上 守護神岩瀬 攻守の要荒木 バッテリー以外何処でも守れる森野 の四人も選出しました。首位を快走するチームであり ましてや身内の阪神からなんで二人しか選出されないのに 五割をキープするのに必死なチームから 四人も、それも抜けられると確実に戦力がダウンすることが明白な選手ばかりを選出されなければならないのか。ドラゴンズへの嫌がらせ あてこすりであることは明白でしょう。ちなみに他チームを見ると西武から三人、ほかのチームは一人から二人が選出されていました。
 オリンピック本番での選手の起用方法もドラゴンズへの嫌がらせに満ちていました。先発の川上には中継ぎの役割が任されました。先発ピッチャーは週に一度長いイニングを投げるように調整してきたのに 毎日数イニングを投げさせられました。マラソン選手を3000メートルの競技を走らせるようなものです。中継ぎのピッチャーが必要なら普段から中継ぎ専門で活躍している投手を選べばいいのに 敢えて川上をつぶすために中継ぎを任せたのです。川上にしたら大学の大先輩でもある星野に命じられれば絶対服従しかないでしょう。川上がいかにぶっ壊されたかは そのシーズンあと数イニングを無難に投げれば防御率一位のタイトルを獲得できたました。なのに 川上が公式戦に登板できたのは殆ど最終戦で 結局イニング数が足りずタイトルを獲得できませんでした。オリンピックの試合が八月二十三日に終わりましたから他の選手は九月の頭から復帰していたのに 無理やり中継ぎを任されて コンディションを極端に崩された川上は十月になるまで登板できなかったのです。川上がタイトルを逃したのを見て 星野がほくそ笑んだかどうかは知りません。
 星野にぶっ壊されたのは岩瀬も同様でした。岩瀬は調整が上手くいかず むろんこの調整ミスは本人の責任だと思いますが 予選の早い段階で打ち込まれてしまいました。日の丸を背負っての試合 それも終盤の重要な場面での 登板失敗は精神的なダメージが大きくて なかなかたちなおれるものではありません。普通は短期決戦で 肉体的にも精神的にも落ち込んだ選手は使わないのが 常識なのに星野はプレッシャーのかかる場面で岩瀬を使い続けて 調子が悪いためにことごとく打たれてしまいました。打たれたのは調子が悪いのに使い続けた星野に責任があるのに打たれ続けた岩瀬が不成績の根源みたいにさらし者にされたのです。
 五輪から復帰した岩瀬が甲子園で登板した時に 調子が普通の岩瀬のスライダーに阪神打線はかすりもしないのに オリンピックで撃たれ続けたイメージがあるからか 拍手が起こりました。この拍手を見て星野がにっこり笑ったかどうかは知りません。尚そのシーズンは罰が当たったのか巨人に劇的な逆転優勝をさらわれたのが せめてもの救いでした。長い人生で巨人の優勝を喜んだのはこの時が最初で最後です。
 余談ですが 翌年のWBCにドラゴンズの若手投手にもお呼びがかかりましたが チームの大ベテランがボロボロにされたのをまじかに見ていたので 恐れをなして辞退しました。所が 落合監督が上手に弁明しなかったために 全日本チームに非協力だという事で 非国民のような扱いをされたことは悲劇としか言いようがないと思います。尚このWBCの監督としても星野の名前が上がりかけましたが さすがに流れた時には 日本の為にホッとしました。
 そんな、こんなでドラゴンズファンの私は星野仙一と言う男が 心の底から大嫌いです。大きな震災に見舞われた東北にとっては 雰囲気を明るくするためにも楽天の優勝は凄くお目出度いニュースだと思い 拍手を惜しみたくありませんが また星野が偉そうに喜んでいるのかと思うと 非常に不愉快です。

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