9月2日 1952年の本日 漫画家のいしいひさいちさんが誕生しました

今のお若い方には 全然馴染のない漫画家さんかもしれませんが 私が一つ目の大学に通っていたころ アルバイト先を探すのに便利な日刊アルバイトニュースと言うのが 売られていてその情報誌に四コマ漫画「バイトくん」と言うのが連載されていて 凄く面白かったので 強く印象に残っています。アルバイトニュースを入手する学生なんて 貧乏学生が殆どだったはずですが 登場人物たちが 凄く個性的であり かつとても楽しい貧乏生活を送っていたので この情報誌を手に入れると 最初にその四コマ漫画を読んでいたように思います。「バイトくん」は貧乏学生の下宿生活を描いていましたが 一般庶民の家庭での生活を舞台にした「おじゃまんが山田くん」もやはり 凄く親しみが持てたし 実感できるエピソードばかりでしたので 大好きでした。おじゃまんがは確か日曜日のゴールデンタイムに アニメ化されてテレビ放送していましたから 共感できる人が沢山いたのだと思います。
いしいさんの一番のヒット作品は 後に映画化までされた「がんばれ タブチくん」だと思います。アニメのキャラクターとして フューチャーされるのは ある意味知名度があり そこそこ人気があるからだと思いますが タブチくんほどに 個性が強調されて表現されてしまうと はっきり言って迷惑この上なかったように思いますが ご本人は一体どのようなお気持ちだったのでしょうか。この漫画には 実在のプロ野球選手が そのままの実名で 顔もそこそこ似せて表現されていました。かなりの人数の選手が登場していましたが 私の一番のお気に入りは ヤクルトの安田投手でした。安田投手は サウスポーの変則的な投げ方でしたが 左バッターは打ちにくかったみたいで 相当に貴重な戦力として活躍していましたが この漫画に登場してからは テレビでご本人が登板しているのを見ても 思わずにやにやしながら眺めていました。
四コマ仕立ての ギャグ漫画が 映画化されて そこそこヒットするなんて後にも先にも「がんばれ タブチくん」だけだと思いますから 貴重な作品であり いしいさんも偉大な漫画家の一人として捉えた方がいいのかもしれません。まあ「さざえさん」なんかも四コマ漫画ですから 親戚筋にあたるのかもしれませんが この作品は 私が子供の頃から未だにテレビ放送が続いているのですから 化け物のような漫画と言えるのかもしれません。
現在はネットが発達していますから 小説などは上手に探せば 簡単に読むことが出来ますが いしいさんの漫画も探せば何処かで読めるのでしょうか。四コマ漫画ばかりを集めたコミック本なんて いしいさんの作品しか読んだことがありませんが もし読めるのなら 読み直して当時の事を振り返ってみたい気分になりましたので 本日は私のブログとしては短めですが この辺りで終了いたします。

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