6月10日  頭髪について思うこと

私は今年の誕生日を迎えたので56歳になりました。四捨五入すれば、60歳でほんとうの爺の仲間入りした気分です。頭髪の変化も年齢とともに着実に進行して、若いころはボリュームがありすぎて鬱陶しい位あったのが、年々ボリュームダウンしてしまい、現在ではかろうじて地肌が見えにくいくらいだと思います。白髪の割合も驚くほど増えて、今では白髪のほうが黒髪より多そうです。

私の父親は現在86歳ですが お袋さんに先立たれてからも元気に一人で暮らしています。勿論殆どが白髪であり、頭皮もよく見えています。私が子供のころからオールバックで額がM字型でしたから、結構若いころから額の後退がすすみ、波平さんのようになるだろうと予想していました。ところが、意外にも頑張って踏み止まっていて 年齢の割には立派に髪が残っているほうだと思います。

実は私も 頭髪の減少に対する恐怖心は少なからずあるようで、時々朝起きるとズル剥けになっている場面を 何度も夢でみて冷や汗をかきました。ある程度の年齢になると 男性共通の心配ごとなのかもしれませんが、私はどうせ禿げるなら額が後退して徐々に禿げが進行するのを確認できる禿げ方を望みます。そのほうが禿げることに覚悟が少しずつできると思うのです。私の最も望まない禿げ方は、つむじのほうからひそかに進行するてっぺん禿げです。時々嫁さんから つむじが大きく成長していることを指摘されて ドッキリします。だから合わせ鏡で頭頂部の毛髪の薄くなり具合を確認すべきだとは思うのですが、なかなか恐ろしくて実行できません。他人が知っていることを自分だけが知らずにいる
ような滑稽な生き方はしたくありませんけれど。

体毛もだいぶ薄くなってきました。若い頃にはふくらはぎから太ももにかけて黒いタイツを履いているぐらいに毛深くて恥ずかしかったのですが、現在ではすねからふくらはぎにかけては脱毛したようにツルツルです。腕に生えている毛のボリュームもなくなり白髪がほんの少しですが混じっています。
人間年をとればとるほど時の過ぎるのが早く感じますが40歳を過ぎてからの10数年は本当に一瞬で過ぎ去ったように感じます。そして、肉体的な衰えの進行にも驚ろくばかりです。もう私の人生のカウントダウンもかなり進んでいるようなので、死を迎えるときに なるべく残っている悔いの数が少なくなりますように、一生懸命に生きていこうと思います。

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