10月16日 首相の学術会議のメンバーに推薦された六人を外した理由についての言い訳に一貫性がありません

少し前に新聞では 首相の側近の言い分として 学術会議から推薦された105人のうち 以前に政府のやり方にいちゃもんをつけた学者六人を 側近が忖度して外していたので 首相は99人の推薦された学者先生の存在しか知らなかったので 首相はその99人をそのまま推薦したのであって 六人が外されたことは 首相のあずかり知らない所であるから 首相には何の責任もない と主張していました。所が本日の首相の言い分だと 学術会議のメンバーは会議側から提出されたメンバーをそっくりそのまま首相が認めるのがこれまでの慣例になっているが メンバー構成を見ると 明らかに意図的な偏りがあるから 首相の意志で六人のメンバーを推薦から外した と主張しています。
まずは 明らかに数日前に発表された見解とは 根本的に異なる事実がありますから 首相はまずこの見解の違いについてから きちんと説明する必要があるのではないでしょうか。一度は知らなかったからしょうがない と突っぱねようとしたけれども 所詮そんな無理が通るはずがないことが分かったので 理由があって外した と主張を変更したのでしょうが だとしたら学術会議のメンバーとして推薦された他の99人についてはいったいどのような理由で適当と判断して そのまま推薦されたのに 外された六人が一体何故 どのような理由で外されたのか明確に説明すべきでしょう。
我々一般人には 学術会議のメンバーになれようとなれなかろうと どうでもいいことのようにも思えますが 学者先生の社会では 天と地ぐらいに大きな立場の違いがあるのかもしれません。だとしたら 外された先生方お一人お一人について メンバーに偏りがあるようだから外した などと曖昧な一般論で片付けようとしないで 明確にこの先生のこれまでの業績が 学術会議のメンバーとしていかに相応しくないから 推薦できない という理由を明確に説明する責任があるのは 間違いないように思います。
単にこの先生方が 政府のやり方にいちゃもんをつけたから外した というのが本当の理由なら 正直にその真相を明らかにすべきだと思います。そもそもアベチャンの時代に アベチャンに有利になるような忖度を働かせた役人が 異例の出世をしたのに対して 少しでも異を唱えた役人が 左遷された事実は 明白なのですから このジッチャンはそんな悪い習慣まで 引き継ごうとしているのだとしたら 凄く困ったものです。大たいこのジッチャンは 政府が決めた政策に異を唱える役人は 切り捨てると 堂々と発言するぐらいの ヒットラーにも負けないぐらいの独裁者ぶりを最初から発揮しているのですから 自分に直接影響が殆どない学者先生にまで 楯突くものは切る という姿勢を貫こうとしているのは ある意味あっぱれと言えるのかもしれません。
このジッチャンは 自分が野党議員だった時に出版した本が また出版された時に 自分が野党議員で 与党の弱点を突こうとしていた時代には 役人の仕事はきちんとデータ化して 細大漏らさず記録し 一字一句まで残しておくべきだと 主張していたのに 自分が首相になってから発売される本では その部分を割愛しているのです。アベチャンの時代に アベチャンに不都合のある内容の記録は どんどん改ざんするは 紛失して見つからないことにするは やりたい放題でしたが 今後自分が首相になってからも やりたい放題 記録の改ざん 紛失何でもありのやり方を踏襲するつもりだから そんな自分にとって不都合な記述を消してなくすぐらいなら そんな本をあらたに販売すべきではないと どうして考えないのでしょうか。ちなみに アベチャンに都合の悪い記録を改ざんしたり 消失させた担当の役人は 異例の出世を遂げているのだそうです。アベチャンに忖度できた大きなご褒美でしょう。
絶対多数の議員数を基盤として やりたい放題だったアベチャンの政権がやっと終わってくれたと思ったとたんに もっと質の悪いジッチャンの政権が出来上がってしまい 自民党議員の殆どが勝ち馬に乗るために味方に付いてしまいましたから 当分はこの政権も安泰でしょう。日本の闇は 例えコロナ禍が上手く収束したとしても ずっと続くのだと思うと 泣きたくなります。

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