1月12日 トランプさんの評判が凄く悪いのが不思議に思えます

私は 東京都知事にだれがなろうと 現実的には殆ど自分に関与しませんから 全く興味がありませんでした。ましてや アメリカの大統領にだれがなろうと 私の人生とどれだけの関わり合いがあるのか 見当もつきませんから 皆目知りません。結果的に共和党のトランプさんが当選されたのだそうですが 下馬評では ヒラリーさんがかなり優勢であったのだそうです。私にはアメリカの大統領の選挙制度である その州の規模によって決まる選挙人を一票でも多く投票された候補者が総取りするという 一風変わった選挙制度が 本当に民意を反映する選挙制度なのかどうか 分りません。只 この選挙制度の為に 得票数だけ比較するとヒラリーさんの方が上回っていたのに トランプさんが当選してしまったのだそうです。
下馬評では ヒラリーさんがかなり有利だと言われていたのだそうで トランプさんの当選が確定した時には アメリカ国内はもとより 日本にもかなりの衝撃が走ったそうです。私がほんのちょっとだけトランプさんについて知っているのは 根本的にアメリカ人が得をする政策を積極的に打ち出していこうとしているらしいということです。アメリカ合衆国は 非常に歴史の浅い国ではありますが ここ数十年 経済的に見ても 軍事力から見ても 世界の最強国であることは間違いの無い事だと思います。ですから 世界の国々の諸々の思惑 経済的に大きな利益を上げたいだとか 領土を少しでも拡張したい等の 私利私欲的な要求も アメリカを中心としたバランスの中で 辛うじて拮抗を保っているのだと思います。
アメリカは 望むと望まないに関わらず 世界の国々のリーダーとしての責任をしょわされているのは間違いのない事実だと思います。そんな立場であるはずのアメリカのトップに 自国民の利益を最優先すると言い放つ人物がなってしまいましたから 世界が大騒ぎをするのも無理のない話であるのかもしれません。よほどの大きな間違いをしでかさない限りは これから四年間はトランプさんがアメリカのトップである大統領の椅子に座り続けるのです。
私は アメリカ以外の国の人たちが どうしてそんなとんでもない主張をするような人物を大統領に選んでしまったのかと 非難するのは分らないでもありません。例えばトランプさんの主張によると TPPの問題は 自国の利益のために 完全にご破算になるのだそうです。これまでにかなりの長い年月と 多くの国々の人たちが手間暇をかけて 話し合い煮詰めてきた制度が アメリカの大統領が交代することによって 完全に水泡に帰すのです。
勿論TPP と言う制度が その国にとってメリットがあるのか デメリットがあるのか 日本にとっては果たして如何なものなのか 自分にあんまり縁がなさそうなので 真剣に考えてみたこともありません。日本にとってもそれなりのメリットはありそうな制度でしたが 相当に深刻なデメリットを懸念する人たちが少なからずおられたのも事実ですから TPP問題が立ち消えてしまったことは 喜ぶべきことなのか 腹立たしく感じるべきことなのか 見当もつきません。しかし日本国内でも かなりの時間をかけて 沢山の人たちが懸命に考えて話し合ってきたことが トランプさんによって 一瞬で無になってしまうのは やはり残念な事の様には思います。そのようにアメリカのスタンスによって 他の国々にも少なからず影響が大きいわけですから 直接的に利害関係のある方々にとっては トランプさんが大統領になってしまったことに対する不満や不安があるのは当然だと思います。
しかるに アメリカの国民自体が トランプさんの当選が確定した直後から 反対運動やデモが行っていることには 正直納得がいかないし 凄く不思議に思います。トランプさんは ここ数十年にわたって アメリカ大統領を選んできた選挙制度にのっとって 当選したのです。その選挙の投票をしたのは アメリカ国民なのです。きちんとした選挙制度で不正など入り込むすきのないやり方で選ばれた代表を 支持するのは 投票に参加したアメリカ国民の義務だと思います。
多数決をしたのですから 勿論ヒラリーさんに投票した人が少なからずいたのは間違いの無い事ですが トランプさんに決まってしまった以上は 自国の代表として積極的に支持は出来ないのかもしれませんが 大統領として認めざるを得ないのではないでしょうか。国民のかなりの比率の人たちが納得のいかない選挙結果が出たのであるのなら トランプさんを批判するのではなくて 民意が正確に反映されていないかもしれない 大統領の選挙制度を非難するべきだし その制度の改正に向って行動するのなら 分らないでもありませんが トランプさん個人が 確かに多くの人の反感を買いそうな言動が非常に目にはつきますが 個人的にトランプさんを非難するのは 絶対におかしいと思います。
それにヨーロッパなどの元首にしても かなり右に偏った 即ち自国の利益を優先することを公約にかがげた政治家が当選している傾向にあります。国を代表する政治家として 自国民の利益を最優先に考える人たちが選ばれているのは アメリカに限ったことではありません。私はトランプさんの話し方や 服装のセンス 長すぎるネクタイの結び方など 大嫌いな部分が少なからずある政治家の一人ではありますが 取り敢えずは決まってしまったものに 反対デモをいくら頑張ったところで 何のへのツッパリにもならないのですから 先ずはその政治手腕のお手並みを拝見してから 政治家として不適切な存在であることが 明らかに証明されたのなら 批判して アメリカの大統領を更迭する方法にどのようなものがあるのかも全然知りませんが 強硬な方向にも動けばいいのではないかと思います。
そもそも 日本人がトランプさんと言う正式の手順を踏んで選ばれた アメリカの代表者を無責任な立場から批判するのは 全く筋違いだと思います。私にしたら 無能の極みのアベチャンがのうのうと日本の首相を続けていることの方が よっぽど不愉快に思います。但し残念ながら アベチャンでなければ 誰がいいのかさっぱり見当がついていませんが。無能で無責任な首相が居座り続けている日本の現状を放置しておきながら 対岸の火事であるアメリカ大統領の批判をするのは 日本の大切な領土を中国や韓国に散々現在進行形で踏みにじられているのに 領土問題は存在しない 等と臭いものにふたをして 見ないふりをしている いかにも腰抜けな国家である日本のやりそうな行動だと私には思えてしまいます。

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