1月13日 ガースーは自分に逆らった人間に情け容赦がないので 本当に恐ろしいです

ガースーが総理に就任したばかりのころの発言で 自分の提案に対して反対意見を持つ役人は その担当から外れてもらう と言う恐ろしい地獄のような人事を行う事を宣言していました。こんな思い上がった独善的な人間にまともに首相が務まるはずがないと思っていたら 早速例の学術会議のメンバーの選出で 本来なら推薦された人物をそのまま 選出するのが慣例になってはずなのに 自分に与えられた権限を振るってみたかったからだけなら まだ罪は軽いのかもしれませんが 以前政府のやり方に批判的な意見を発した学者を選出しなかったのは 政府に対して反抗的な態度の人間は絶対に許さない という姿勢の誇示のためだったとしたら 相当に罪深い行動だと私は思います。
昔 宇野宗助と言う首相が つまらない女性問題で あっという間に総理の椅子から追われてしまいましたが この学術会議の学者さんの選出問題に個人的な感情を持ち込むことの方が よほど政治家の資質としては 大問題だと思いますが 衆議院議員の大部分が自民党に所属する現時点では 誰も問題視できないでしょう。ウッカリ 問題視するような発言でもしたら それこそひどい目にあわされるのは 間違いありません。首相が一国会議員を奴隷のように支配するのは 非常に簡単なことです。反抗的な言動があれば 次の選挙の時に 党の公認を貰えないばかりが その選挙区に強力な対抗馬の候補を送り込んで 絶対に当選できないようにすることは 首相の権力をもってすれば ごく簡単な事です。
従来 閣僚たちが苦労していたのは 官僚に言うことを利かせる事でしたが 自民党の一党独裁が進行している現在の日本は 中国が共産党の一党独裁であるのと何ら違いがない位の状況になっているので 首相の意向で官僚の人事まで思いのままになってしまっているので アベチャンにしろガースーにしろ やりたい放題の政治が出来てしまっているのだと思います。アベチャンの時代 アベチャンの立場にキチンと忖度して アベチャンの都合の良い発言をした官僚は とんとん拍子に出世して 逆にアベチャンに不利な発言をしてしまったお役人さんは あっという間に島流しの憂き目にあってしまっていました。
ガースーが国土交通省の人事において ガースーに不利な発言をした官僚が 明らかに出世レースから外れる降格人事をされてしまったことが 新聞に載っていました。異常に大きな権力を有する自分に対して 勇気をもって 反対意見を述べてくれる人物を 政治家としては むしろ大事にすべきだと思いますが アベチャンにしろガースーにしろ 世の中はすべてが自分の思い通りになるとでも勘違いしているからだと思いますが 気に食わない言動を一切許しては置けないのだと思います。
結局は 自民党が衆議院議員の圧倒的多数を獲得しているからだと思いますが これは何度も申し上げているように選挙制度の改悪によって必然的に起こってしまいました。以前の中選挙区制度に戻せば もう少し健全な政党勢力の配置が戻ってくると思いますが 自分たちに不利になることが確実な選挙制度の変更を自民党の議員たちが行うはずはあり得ないので この状況は変化するはずがないと思います。私の人生も既に晩年に差し掛かっておりますから 日本がこんな腐った国になってしまっても 大して影響はないように思いますが お若い方々 まだまだ今後長く人生が残っておられる人々にとっては 大問題かもしれません。一日でも早く 真っ当な政治家が現れて 日本と言う国を健全な国 安心して暮らせる国に導いていってくれることを 心から祈ります。南無阿弥陀仏かな、アーメンかな。

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