1月21日 猫風邪のワクチン接種を心掛けて頂きたいです

今年は 例年以上に自分が寒さを自覚していますから 特にそう感じるのかもしれませんが 猫風邪の患者さんがよく来院されているように思います。人間もそうですが やはり寒さと風邪の関連性は 低くはないのだろうと思います。風邪と言うのは 私も毎冬少なくとも一度はかかってしまいます。幸いなことに インフルエンザほどに強い症状は経験したことがありませんが ある程度発熱して その為に当然かもしれませんが 寒気を強く感じます。奥様に言わせると普段からなのだそうですが 頭がボーっとしてしまいます。のどの炎症により咳が止まらなくて 凄く息苦しい事も珍しくありません。
そんな状態の時にも 病院を閉めてしまう事はしたくないので 二階を暖かくしておいて 炬燵に入って待機しています。
患者さんが来られたら すぐに下に降りて 何とかその患者さんの治療を頑張ります。取り敢えずは治療だけして 投薬する薬の準備やお会計は奥様にお任せして すぐに私は暖かい二階へ上がり 体を休めます。勿論状態が悪い時には手術は予定を入れませんが どうしても風邪を一旦ひいてしまうと 治るのに数日はかかりますから それなりに仕事に悪影響が避けられませんので なるべく風邪をひかないように心掛けているつもりなのです。けれどもどうしたって一シーズンに一度ぐらいはかかってしまいます。まあ人間の場合は 風邪で命に関わるのはよほどのお年寄りが風邪をこじらせて肺炎にでもなった場合でしょうが 猫の場合はたかが風邪で命を落としてしまうケースがちょくちょくあります。
ですから注射一本で済んでしまう風邪予防を是非心掛けて頂きたいのです。猫にとっては皮下注射の一本ぐらい 殆ど感じない位の苦痛しかありません。特にうちの場合ワクチン料金が非常に安く設定してありますので 是非接種してあげて頂きたいです。普通の病院の半分ぐらいの金額ですから 正直申し上げて利益なんて殆どありません。それに金額の問題なんて些細な事かもしれません。命には関わらなくて済むのかもしれませんが 猫が一旦風邪をひいてしまうと 鼻が利かなくなる場合が多いので 食欲が激減してしまい 体力が落ちてしまって かなり辛い思いをするはずです。
勿論ワクチンを接種しなくても 風邪にはかからずに済む可能性もある程度はありますが もしもかかってしまって治療をする場合 その費用はワクチン接種の十倍は覚悟されておいた方がいいのかもしれません。繰り返しますが お金の問題は重要ではないのかもしれませんが 猫本人がする辛い思いと飼い主さんが味わう心配は 決して小さいものではないはずです。多当飼いされていれば 普段からフードやトイレにかかる費用だけでもバカにならないので どうしてもワクチン接種を省略されてしまうケースが少なくないみたいですが 多頭飼いしていればこそ風邪は伝染病ですから 次々に感染が広まって 大変な事態になってしまう可能性が高いのです。当院では団体割引 三匹以上同時に接種すれば 只でさえ安価な料金がさらに三割引きにさせて頂いております。
何度もしつこく申し上げてしまいますが 勿論それなりに料金はかかってしまいますけれども 是非予防注射で風邪を未然に防ぐことを考えてあげて頂きたいです。

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