1月22日 スリッパの有難味を この歳になって知りました

私は数年前まで 真冬でも素足でサンダル履きで 外出できるぐらいに 寒さに強かったのです。太っているので 分厚い脂肪が 寒さを寄せ付けなかっただけの事かもしれませんけれども。流石に還暦を通り越してだいぶ経ちますので 足先が 冬には寒くて指が痺れるような感覚に襲われるようになってきました。糖尿病が引き起こす 末梢血管の循環不足からくるものかと 不安にもなりますが ここ二三年は寒くなると 靴下を それもブ厚めの靴下を好んで履くようになってまいりました。
真冬でも素足で生活していたころは 一冬に一度か二度 風邪をひいたときだけは 流石に寒気が強いので 仕方なしに靴下を履いたりしましたが 薄手の簡単に履けて脱ぐのも簡単な靴下ばかりを履いておりましたが足が冬の寒さに屈してからは 分厚くて暖かい靴下をチョイスするようになってしまいました。仕事を終えて 二階の生活空間に移動した時 1人暮らしですから 当然暖房などついておりませんので 部屋全体が冷え切っております。二階に上がったら まずは炬燵のスイッチを入れて炬燵を温めます。
夏にこのブログで書きましたが エアコンが調子悪くて あんまり頑張ってもらえません。夏の暑さは 何とか扇風機と忍耐力で乗り切りましたが まさかまた冬までこの病院の二階で過ごす羽目になるとは思っておりませんでしたので 何とか炬燵と電気毛布 そしてまたまた忍耐力で乗り切らざるを得ないように思っております。幸いなことに 人生のパートナー探しは 最高のお相手に巡り合えて 何とか順調に交際しておりますから 暖かくなるころには はっきりした結論が得られそうなので 心の仲は 結構ポカポカしております故に 頑張れば 冬の辛い寒さも何とか乗り切れるだろうと思っております。
とはいえ仕事を終えて 二階に上がった時の 寒さは厳しく感じます。室内の空気は勿論ですが 床も冷え切っております。例え靴下を履いておりましても 足の裏が冷たくなってしまい かなり辛い思いをしておりました。そんな辛い日々を過ごしておりますうちに そういえば普通の方々は よく室内でスリッパをはいて生活されていることを思い出しました。私はこの歳になるまで 殆ど室内でも 面倒なのでスリッパなんか履かずに生きて参りました。でも 冷え切った床の上を 例えぶ厚い靴下を履いていたとしても そこそこの時間歩き回ると 足の裏が冷たさに悲鳴を上げている現状を考慮すると スリッパを履いて 生活するのはどうなんだろうかと 思い近所のスーパーで ほんの数百円で 安物のデザインも陳腐なスリッパを購入してきました。本日初めて そのスリッパを履いてみました。
基本的に 二階にいるときの殆どは 炬燵に足を突っ込んでいるか ベッドに潜り込んで暖かく過ごしておりますが 料理を作るときなどに 台所でウロウロしているときに 足が冷え切って ジンジンして参ります。所がスリッパを履いていると 料理をするそんなに長い時間ではありませんが 床の上に一応キッチンマットは敷いてありますが 立ちっぱなしの状態でも 全然足が冷たくなりませんでした。この歳になって ようやく普通の方々が めんどくさそうなスリッパを履いて過ごしておられる利便性に気づきました。
本当に安物の 可愛らしくも美しくもございませんが そのスリッパは しっかりと役目を果たしてくれているのです。恥ずかしながら 65歳になって初めて スリッパの有益性に気付く事が出来て 良かったと思いますし スリッパの有難味に 今後大いに感謝することになると思います。寒さに極端に強かった私が 人並みに寒さが辛く感じるようになってきたのも 老化現象の表れだとは思いますが これまで気づけなかったことに 気が付けたことは 悪くはないのかもしれないと秘かに思っております。

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