1月3日 高野豆腐の煮物を作りました

私は 元々豆腐が好きなので 夏場は冷奴を毎日のように食べています。豆腐料理の代表的なものに 湯豆腐と言うものがありますが 私はあまり湯豆腐が好きではありません。何故かしら暖かい豆腐に違和感を感じるのです。子供の頃に 父が湯豆腐が好物なので 冬場の日曜日にはしょっちゅう湯豆腐が晩御飯でした。でも私は 生のままの冷たい豆腐に醤油をかけて食べる冷奴の方が美味しく感じたので 自分だけ冷たい豆腐を食べていました。勿論父親には冷たい視線で 嫌味を言われましたが 美味しいと思う食べ方で頂く方が正しいと考えていました。
子供の頃から 辛いものは好きだったので 麻婆豆腐は 熱々だけれども大好物でした。今なら 麻婆豆腐用の合わせ調味料が 何種類も市販されていますが 私が子供の頃には そのような物が無かったのかもしれませんので 母が味噌 勿論豆板醤なんて洒落た味噌ではなくて 普通のお味噌に中華味の出汁の素 ラー油や一味唐辛子、山椒などを加えて味付けをしていたのだと思います。それこそ母のさじ加減で辛さや風味が変化します。母としては同じ味付けをしているつもりなのでしょうが この麻婆豆腐だけは作ってくれるたびに 趣の異なる味付けになってしまっているのが不思議でしたし 変化があるのでそれなりに私は楽しみにしていました。
子供の頃から 高野豆腐の煮物も大好きでした。普通の豆腐とは似ても似つかない食感の食べ物でしたが 噛んだ時にお出汁がしみだしてくる食べ物は基本的に好きでした。ですからガンモドキなども子供にしたら 珍しかったのかもしれませんでしたが 好物でした。母は付け合せに 人参や椎茸、蒟蒻、竹輪などを炊き合わせていましたが 私は高野豆腐が大好きでしたので他のつけ合わせは何故いつも同じ皿に盛られるのか 納得がいっていませんでした。
本日は おせち料理に飽きてきたのかもしれませんし 高野豆腐の煮物は 煮物の割には短時間で出来上がりますから 作ってみました。子供の頃から 私はどちらかと言うと肉 特に塊肉がにがてでした。逆に野菜 私が子供の頃の嫌われる野菜と言えば 人参が代表格でしたが 人参は全然苦手ではありませんでした。勿論苦手な野菜はありました。カリフラワーのもそもそとした食感が大嫌いでしたし、缶詰の白いアスパラガスはその匂いだけで吐きそうになりました。大人になってからは セロリとニラなどの臭いが個性的な野菜は食べられませんでした。
肉が好きではない分 野菜や豆腐などの煮物が好物 と言う子供の嗜好としてはかなり変わっていたのかもしれません。二十代になると塊肉が食べられるようになりましたので 焼肉やステーキなども私の好物に加わりましたが 相変わらず煮物は好きでした。人間も中年以降になってくると 肉などの油濃いものよりも 和食系の煮物 高野豆腐やひじき、切り干し大根等の煮物 おからの炊いたものなど あっさりとしたものが好きになってくるのだそうですが 私はその類の食べ物が子供の頃から好きでしたから 特に好みに変化は感じていません。焼肉などは今年還暦を迎えますが 時々凄く食べたくなってしまいます。
そんなわけで 子供の頃からの好物であり 簡単に出来る高野豆腐の煮物を作って食べました。一応大人なので 付け合せに有り合せの人参と竹輪を加えて煮込みました。簡単で短時間にできた割には 美味しかったです。高野豆腐の煮物などが スーパーで販売されていて それを購入する人を見かけますが こんなに簡単に作れるものなのに なんで自分で作らないのか不思議に思います。自分でたっぷりと作った方が 断然安上がりだし 味付けも自分好みにできるし お腹一杯に食べられます。
お腹一杯に食べることは これだけ太っている私ですから 改めていかなければならないことだとは思いますが 料理を作ること自体が好きなので これからも自分でできる料理は作っていこうと思います。でも元気で長生きしたいので 食べる量は いい加減セーブできるぐらいの大人になることが 今年の最大の目標になるのかもしれません。

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