10月17日 1952年の本日 もたいまさこさんが誕生しました

もたいさんは 女優さんではありますし それなりにチャーミングな女性だとは思いますが 決して美人とは言えないと思います。最近はあまりテレビではお見かけしませんが もともと舞台女優さんですから そちらの方面で活躍されているのかもしれません。ウィキペディアによるとNHKから各民放までまんべんなくドラマからバラエティまで幅広く活躍されていたみたいです。

私もいろんな番組に出演されていたのは覚えていますが 一番印象に残っているのは 「やっぱり猫が好き」と言う画期的なドラマでした。三谷幸喜さんが脚本と書いているシチュエイションドラマでした。とあるマンションの一室に舞台を固定して 登場人物はもたいさん、室井滋さん、小林 聡美さん の演じる恩田三姉妹だけに限定する という初めてみるような特殊な状況で描かれているドラマでした。

三谷さんの非常に個性的な脚本に芸達者な三人がアドリプのオンパレードみたいな感じで演じていて 非常に面白くて印象的なドラマでした。後にも先にもこのようなタイプのドラマは見たことがありません。軽いタイプのコメディードラマで 別に感動するようなストーリーではありませんが それなりにほのぼのとした三姉妹の仲の良さが伝わってくる 心の温まる番組でした。もたいさんは長女のかやのさんを演じていましたが個性的で優しさが滲み出ている演技は 素晴らしかったように思っていました。

最初の頃は深夜枠に放送されていましたが 視聴率が高くて 予想以上に人気が出たので ゴールデンの時間帯に放送されるようになりました。結局は数年にわたってレギュラー放送されていました。その後はスペシャルが何度も放送されていましたが その度に楽しみに見ていました。レギュラー放送が終わってから 数年おきにスペシャルが放送されたドラマとしては 「北の国から」や「白線流し」などがありました。私はこの二つのドラマも個人的に大好きな作品でしたが 「やっぱり猫が好き」も同じくらい楽しみにしていたドラマでした。

脚本を担当していた三谷さんは 三女のきみえを演じていた小林さんと結婚した位ですから この作品には相当に力を入れて書いていたに違いないと思います。だから面白くて当然なのかもしれません。その後残念ながら離婚されましたから 今後この作品が復活する可能性は ないのかもしれませんが 仕事として割り切って出来ましたら 恩田三姉妹のその後のその後 みたいなシチュエイションでのドラマが出来れば楽しみです。

以前にレンタルショップを訪れた時に たまたま中古ビデオとして 「やっぱり猫が好き」が十数本もまとめて売りに出されていました。確か一巻が400円ぐらいだったと思いますが 売られているだけ全部買ってしまいました。お正月などのひまなときにまとめて鑑賞して楽しんでいましたが 現在はビデオデッキが使えない状態なので みることができません。まあインターネットの発達した時代ですから パソコンさえあればいつでも無料でみられますから それで辛抱することにしましょう。

もたいさんの事を私はかなりのおばさんだと思っていましたが 私よりも五歳だけの年上でした。凄く魅力的な女優さんですから 年を重ねて演技力にはさらに磨きがかかっていることでしょうし 今後の活躍を楽しみにしています。

 

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