10月18日 十一月の旅行の日程がほぼ決まりました

今年の秋の旅行は 移住先候補地への下見を兼ねて 長野県や静岡県を訪れてみようと考えて検討を始めました。当初は温暖で富士山がよく見える 静岡の富士宮市や富士市にアプローチしてみました。両市の市役所の移住担当にメールを送り 十一月ごろ旅行で訪れてみたいので 対応してほしいとお願いしてみました。移住受け入れに熱心な自治体の場合 体験宿泊施設を所有していますが 残念ながら両市ともにそのような施設はないと言う事でした。せめて役所が指定した旅館やホテルに 移住の下調べが目的で宿泊する場合 半額ほど補助を出してくれる制度を設けている自治体もありますが 両市にはそのような制度もありませんでした。この時点で 少なくとも移住の受け入れにあまり前向きの姿勢が無い事に気づけばよかったのかもしれませんが 気付けませんでした。
安くて宿泊できるホテルを自分で探して 自分で予約しなければなりません。それでも富士山の近所にある土地というのは 私には大きな魅力でした。自分の移住に対する希望や 下見に出かけた時にやってみたい事等伝えてみましたが いずれの市も 通り一遍の返答しか返ってきませんでした。こちらの要望に合いそうな地域を具体的に教えて欲しいとか 移住の先輩から直接話を聞きたいので紹介してほしいとお願いしてみましたが なかなか話が先に進みません。
ここまで来るとさすがに 富士宮市 富士市の移住担当の どうしても移住してきたいのなら拒否はしませんよ という姿勢が理解できてきました。まあどちらの市も人口十万以上を抱えていて 別に過疎の問題とかとは無縁の地域だから致し方がないのかもしれませんが あまりにそっけない態度に腹が立ちましたので こちらから縁切りメールを送って 移住の候補地から外しました。静岡は温暖な気候なので その地域の住民も暖かく迎え入れてくれるのかと期待していましたが どうやらとんだ勘違いだったのかもしれません。
静岡県には 両市以外にも候補地が幾つか上がっていましたが 取り敢えずは移住先の候補地を長野県に絞って考えてみることにしました。まだ三年以上先の話ですから 結局は静岡へ移住することになるのかもしれませんが 私の気持ちが長野県に傾いたのは間違いありません。長野県も静岡と同様に凄く広い県です。大きく四つか五つの地域に分けて表現されているみたいですが 地域によって寒さや降雪量も異なるみたいです。私は塩野義に勤めていたころに 金澤と富山で一年ずつ暮して 雪に埋もれた冬を一寸だけ経験しました。
勿論 サラリーマン時代は それこそ雪が降ろうとやりが降ろうと毎日決まった時間に というよりも雪が積もっていると車を動かすのにも手間暇と時間がかかりますから 何時もの時間よりもずっと早い時間から動き出さねばなりません。慣れない雪道で 車が動けなくなったり スーツが泥まみれになる事なんてしょっちゅうでした。二度と雪に埋もれる生活はしたくないと 思っていたから 老後は南の島への移住を最初は夢見ておりました。所がキャンピングカーで日本各地を旅してまわりたいという夢もありましたので 日本の中心に位置する長野若しくは静岡への移住に方向変換したのです。
富士山が大好きなうえに 静岡と言えば温暖なイメージがありましたので 取り敢えずは静岡が第一候補 長野が第二候補のように考えておりましたので 先ずは静岡から打診してみたのですが どうも結果は芳しくありませんでした。私の長野県の思い出と言えば 立命館時代の合唱団の夏合宿が 涼しい信州の確か栂池で毎年行われていました。蒸し暑い関西から出かけるとそれこそ天国の様に涼しくて爽やかでした。それから冬になるとスキーに出かけました。これも合唱団の連中と出かけましたが 朝から暗くなるまで滑って 夜はアフタースキーを存分に楽しみましたので 長野県にはいいイメージしかありません。
ただ雪が積もる場所での生活には 嫌な思い出が付きまといます。でも長野県と言っても かなり雪に埋もれる地域もあれば 寒さ的には そこそこの高さにありますから勿論関西よりはずっと厳しいのでしょうが 雪に埋もれる地域ばかりではないのだそうです。長野県の南の部分 通称南信というのだそうですが そこの伊那谷という地域は 中央自動車道という高速道路が縦貫していますので 名古屋方面 関東方面 そして日本海側へ向かうのに便利な所だと分ってきました。勿論冬場は雪が積もることはありますが 春まで融けないような根雪になることはなくて 十センチ前後が数回積もる位なのだそうです。
別に仕事をしているわけではないのですから 雪が積もれば家の中でのんびりとぬくぬくと過ごせばいいだけの事です。寒さに耐えきれないと感じれば 真冬の間だけそれこそ南の島へ一時的に脱出することを考えていいのかもしれません。そのように柔軟に考えると 長野県の冬の寒さと雪が それほど脅威とは考えないでいいような気がしてきております。伊那谷のいくつかの自治体へ移住の希望がある事と 十一月に下見に出かけたい事を伝えるメールを送りました。
すると 箕輪町と辰野町から 直ぐに返事が届きました。どちらの町も移住を歓迎してくださる暖かい気持ちが伝わってきましたので すごく嬉しく感じました。旅行の日程としてはいつものように月曜日から金曜日まで病院をお休みしての四泊五日を予定しています。夜中のうちに出発して 辰野町の町役場に朝九時に到着するように出かけます。ルート検索してみると 大体四時間前後で辰野町役場まで到着するそうなので 余裕をもって早朝四時ごろにスタートするつもりです。
町役場についてから取り敢えずは担当者の方とお話をして 先ずは町内の生活するうえで重要なスポット 買い物をする商業施設や 病院などを案内してもらいます。続いて移住の先輩方から直接話を聞かせてもらうために 面談の段取りまでつけてもらっています。それから宿泊体験をする施設に案内してもらって 商業施設を案内された時に食材を購入しておきますので 当地の特産品を使った料理を自炊するつもりです。翌日はお昼まで 辰野町の観光スポットを見てから お昼過ぎに 隣町の箕輪町の役場を訪ねて 同様の日程を翌日まで過ごします。
木曜日の朝に箕輪町を出発して ナガシマスパーランドに向います。約二時間半の移動時間を予定していますから 午前中から長島スパーランドで思いっきり楽しみます。最終日お昼ごろまで長島リゾートを堪能してから 帰途につく予定です。例によって 欲張りな私のたてるスケジュールは 一杯いっぱいなので 恐らく最終日には クタクタに疲れ果ててしまって 帰りの車の運転は奥様にお任せしてしまうかもしれません。うちの奥様は 何をやらせてもそつなくこなされますが 運転もお上手なので 安心してお任せできます。いつも旅行に出かけると 行くときは私が張り切って 八割がた運転しますが 帰りは大抵八割がた 奥様が運転しますので 何時も帰り着いたときには避難の声が絶えません。今回の旅行も恐らくいつもと似たような展開になると思いますが 精一杯楽しんできたいと思っております。 

ブログ一覧