10月18日 毎月18日は頭髪の日なのだそうです

私は今年57歳になりました。自分でもいろんな意味合いでジジイになってきていることを認めざるを得ないようにも思います。奥様にいつも言われるのが 「以前はもっと髪の毛のボリュームがあったのに」とか「頭の輪郭がかなり透けて見えるよ」といった恐ろしい内容です。私は今更この歳になって 禿げるのが嫌だとはいいません。どうせ禿げるのなら正々堂々と正面から つまり額が拡大していく形で 禿げたいと思っています。そのほうが自分がどれだけ禿げているのか 正確に把握できるし 覚悟も決まって むしろ安心できるからです。

私が絶対になりたくないのが頭頂部分 即ちつむじの辺りから薄くなっていく いわゆるテッペン禿げだけは断固拒否したいです。その部分は自分では確認しづらくて 鏡を二枚合わせなければ見えません。奥様が自分の目でどれだけ薄くなっているのか確認しなさいと二枚の鏡を手渡してきますが 私は恐ろしくてとても確認できません。

手で触ってみても それなりに髪の毛の出触りがあるので 大丈夫だと信じ込もうとしていますが「大丈夫よ、例え禿げ散らかしても それを理由に離婚はしないから」なんて奥様に度々言われると 時々ごっそりと抜け落ちてしまう恐ろしい夢をみるようになってしまいました。私は高校生の頃から白髪がチラホラ存在していましたが 「将来は真っ白になるかもしれないけれど その分禿げないから安心だよ」と言ってくれた友人の言葉を心の支えに 毎日一生懸命生きています。

高校生の頃には 友人が整髪料などに凝りだしました。私は当時も洒落っ気が全然なくて 自分で整髪料を買うのはお金がもったいないので 父親の整髪料を借りて使っていました。サラリーマン時代は一応毎日スーツを着ていましたし 身だしなみの為に必要に応じて購入して使っていました。病院を開業してからも 加齢臭が匂わないようにと思って お気に入りの柑橘系のさっぱりした香りのものを選んで使っていました。所がバイトに来ていた女子高生に「いかにもオジサンの香りですね」と言われてから ショックを受けて整髪料は使わなくなってしまいました。

頭皮と毛髪の為には 育毛効果のある整髪料を使うべきなのかもしれませんが もし本当に育毛効果のある整髪料が開発されたらノーベル賞ものだと聞いたことがあるので あまりその効果は期待できないと思いますし 結構値段も高いので 結局最近は全然使っていません。まあ禿げるなら禿げても仕方がない事だし これまでも人生思い通りになった事なんて数えるほどしかなくて 殆どが自分の思い通りにはなっていません。禿げるのが運命なら 受け止めようと覚悟しました。でも指を指して笑うような非人道的な対応だけはしないでください。

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