11月10日 賞味期限について思う事

「賞味期限」(しょうみきげん)とは、食品の味が劣化せずに「おいしく食べることができる期限」の事なのだそうです。よく勘違いされているのが 賞味期限を過ぎているから この食品はもう食べられない、食べたらお腹を壊して下痢をするなどと言われがちですが その定義からすると 美味しく食べられなくても食べるという行為自体は可能であるのかもしれない という事だと思います。そもそも美味しく食べられるなんて 人の主観によるものですから そんなものを勝手にいついつまでと 期限を切ることに意味があるのかと思ってしまいます。
賞味期限に比べて かなり耳新しい言葉ですが 「消費期限」と言うのがありますが その食品の品質が劣化しないと保証された期限のことなのだそうです。腐敗などにより食品として劣化してしまって、衛生上の心配なく食べることができる期限として定義されています。どちらかと言うと こちらの方が 実質的に自分に関わってくる可能性が強いように思いますけれど 近頃ちょくちょく耳にしますが スーパーで購入するような商品にもこちらを表示されているのでしょうか。一応食品を購入するときには 日付を確認しますが それが賞味期限を記されているのか 消費期限を表示されているのか そこまで確認していませんので 今どきどちらの機嫌を表示するのが一般的なのかさえ よくわかりません。
賞味期限を表示するか 消費期限を表示するかは その食品の劣化のしやすさと関連しているのだそうです。例えば 牛乳の場合 高温殺菌してあれば 最近が存在しないと認識されるので 賞味期限が表示されるのだそうです。それに対して低温殺菌が行われた牛乳の場合は 最近が存在していると認識されるのだそうで 消費期限の表示が義務付けられているみたいです。同じ牛乳でもその製造過程によって表示される期限が異なるのですから なかなか一般的なしょうひんでは どちらが表示されているのかは 商品自体を確認しなければわからないようです。
結局のところ 二つの表示の違いがあまりピンと来ておりませんが 賞味期限が切れたとしても 美味しく食べられないかもしれないわけで 自己責任で食べても構わないようです。なぜこんなことを考えたかと申しますと 父がこの春に家の中で転んで起き上がれないまま長時間経過してしまうという 事故にあいましたので そのまま入院先の病院から 老人向けの施設に直行してもらいました。その後実家に用事があるたびに何度も戻っておりましたが 父がいろいろと買い溜めをした食品や飲み物を そのたびごとに少しずつ持ち帰っておりましたが 実家が空き家になって 半年以上が経過しましたので 持ち出す食品や飲み物が 賞味期限切れになっているケースがよくあるのです。
別にそんな高価な食べ物 飲み物ではないので そのまま捨ててしまってもいいのかもしれませんが 食品ロスの問題が度々話題になる現在ですから 期限が切れていても 開封して 自分の嗅覚と味覚で試してみて 大丈夫と判断出来たら 頂いております。現在 野菜ジュースの紙パックのものが 賞味期限を着れて四か月ほど経過しているものを 毎朝頂いておりますが 味も臭いも普通だと思って飲んでおりますし 弁が緩くなったりもしておりませんので 全く問題なく そして美味しく頂戴しております。神経質な方は 賞味期限なり消費期限なりの 期限が近くなった商品でさえ 捨てておられるような話を耳にしますが 捨てる前に 自分の花と舌で異常があるのかないのか 判断して なるべく食品のロスを少なくする努力をすべきではないかと 私は思います。

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