11月14日 父親が 入院してしまいました

私の父親は88歳です。若い頃から心臓を患っていましたし 直ぐにかっとなる短気な性格ですから 正直な所 こんなに長生きしてくれるとは思っていませんでした。とは言っても一日でも長く生きてもらいたいのが 家族としての本音です。最近は慢性の心不全で治療中でしたが 風邪をこじらしたのか 肺炎まで併発していたようで かなり危険な状態の様でした。

取り敢えずは 近所の交野病院に入院しました。しかしこの病院は 最近新しく出来たので見た目は立派になりましたが 医者の質が悪すぎます。特に循環器内科はひどくて 専門に循環器を診れる医者がいないようなのです。実は私も心臓を患っていますので 枚方公済病院にここ数年お世話になっています。こちらの循環器内科は非常に優秀な先生が揃っておられますし 二十四時間手術のできる体制まで整っていますから 常に万全な状態で安心なので その日のうちに枚方公済病院に転院させました。

私が交野病院の先生を信頼できないのは 患者の病状をきちんとわかるように説明してくれないからです。例えば心臓の状態を説明するのに 心電図を使って説明した時も 非常に雑な説明しかしませんでした。私は獣医師ですから 勿論動物の心電図は取りますし その見方も一応は理解できているつもりです。その私がほとんど理解のできないような説明ですから 初めて心電図を見るような方なら 猶更全く理解できないはずの説明でした。私が心電図の見方からもう少し理解できるように説明を求めたら 舌打ちをされてしまいました。その医者がつぶやいた言葉は 「なんで心電図のイロハから説明しなければならないのや」でした。

私は父親の病状を真剣に心配しています。心配しているからこそ その病状をできるだけ正確に理解したくて説明を聞こうとしているのです。その医者はこれまで何年にもわたって 患者の家族に病状説明をしていたのでしょうが その家族の方々がどれだけその患者の病状についてそんな手抜きの説明で理解できていたのか凄く疑問に思えます。

日本人は必要以上に医者の権威に怯えすぎているように思います。私はほんの数年ではありますが 塩野義製薬と言う薬屋さんでサラリーマンをしていましたから 医者と言う職業の人間が どれだけ薬屋に対して傲慢な態度を取るのかとか 金や女に対して 意地汚いのかよく知っているつもりです。勿論医者の中には 真摯に医学と向き合い 治療に懸命に取り組んでおられる 立派な尊敬すべき先生方が少なからずいらっしゃることは事実ですが それ以外の傲慢で金と女に貪欲なだけの輩が山ほどいるのも間違いありません。

患者は医者に病気やケガを直してもらう立場ではありますが 個人として向き合うときには対等の立場にあると思います。直してもらったことに対しては 勿論感謝の気持ちを持つのは自然な事かもしれませんが 医者は病気やケガを直すのが仕事ですから ある意味当然のことをしただけの事で 患者が必要以上にへりくだるのは間違っていると 私は思います。

医者が患者の病状について 説明して 勿論聞く側が分ろうと頑張っていて 理解できないのであれば わかるような説明を求めるのは当然の事なのです。分らない等と言って 医者の機嫌を損ねたら きちんと治療してくれないのではないか 等と遠慮して全くわからない説明を受けたのに わかったような顔をする人が多すぎるから 心電図を使って説明するのに 心電図のイロハの説明さえするのをめんどくさがる医者が大きな顔をしてのさばっているのです。

そんなことがありましたから私は交野病院の先生が全く信頼できないので 枚方公済病院に転院させたのでした。父ももう88歳ですから 何時命に関わることがあっても不思議ではない年齢です。ひょっとしたらこのまま自宅に退院できないままに一生を終えるのかもしれません。ですから 猶更信頼できる先生の治療が受けさせたかったのです。これから先 あまり多くの事を望むつもりはありませんが 出来たら年内のうちに退院できて 自宅で正月を迎えることが出来ればと願っております。

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