11月16日 大阪と東京の不思議な違い

大阪は 関西の中でも特異な文化があるのかもしれません。私は大阪人ですから お好み焼きをおかずに普通にご飯が食べられますが 京都や神戸の人たちには お好み焼き定食も 焼きそば定食もあり得ないのだそうです。炭水化物である お好み焼きや焼きそばをおかずに これまた炭水化物の代表である白ご飯をたべるなど 考えられないと仰るのです。これが距離も離れていて 色んな文化が明らかに異なる東京の人に言われるのならまだ そういう事もあるでしょう と受け止められなくもありませんが 大阪のすぐ両隣の京都や神戸の人にまで 大阪独特の食習慣を 全否定されてしまうと 自信が無くなってきてしまいます。まあお好み焼き定食や焼きそば定食を受け入れてもらえないのは 日本全国で見ても そうらしいので 大阪だけが変わっていることを認めざるを得ないのかもしれません。
先日見たテレビの番組で スコップとシャベルの意味合いが 大阪と東京では真逆になっている という情報が流されていました。このことは割と知られている話みたいで 私も知っていましたが 改めて二つの道具の名称が逆に入れ替わっているというのは とても不思議に思えます。お分かりだと思いますが 関西では大きなものをシャベル 小さなものをスコップと言いますが 関東では逆の表現が使われています。JIS規格による定義だと 上部が平らなものをスコップ 丸いものをシャベルと言うのだそうなので だとしたら 東京の呼び方の方が正しいと言えるのかもしれませんが 大阪人に今更 JIS規格の定義を説明したとしても 到底受け入れられることはないでしょう。まあそんなことはどっちでもいいようにも思いますけれど。
その番組で大阪と東京の違いとして カレーに入れる肉についての話がありました。東京 と言うよりも関東ではカレーには一般的に豚肉を使うのだそうです。大阪人 と言うよりもこれは関西一円だと思いますが カレーには よほど予算が少ない場合を除いては 牛肉を入れるはずです。基本的に関西で肉と言えば 牛肉を指しますし 豚肉が使われていれば 例えば肉まんとは呼ばず豚まんと呼ぶのが常識です。従って 肉じゃがと言う料理にも 間違いなく関西では牛肉が使われるように思います。
本日 どうしてこのお題を選んだかと言うと 全国紙の記事で 美味しい肉じゃがの作り方のレシピが掲載されていましたが その材料の所に 牛肉ではなくて豚肉と記されていましたから なんでやねんと思ったからなのです。まあ全国紙の記事に 当たり前の陽に肉じゃがの食材として 豚肉が紹介されているのですから 全国的にみて肉じゃがと言う料理には 豚肉が使われるのかもしれません。関西人 特に大阪人が 他府県の方々とは異なる独特の文化や習慣を持っているのだと 認めざるを得ないのかもしれません。でも大阪人は 自分たちの文化や習慣 そして大阪弁をこよなく愛しておりますので これらを今後も大切に守っていくのだと思います。変わっている とか 信じられない等という言葉を浴び続けても その習慣を改める事はあり得ないと思います。大阪万歳。

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